銀貨の山・・・カリブ海にはいまも財宝が眠っているかも
ランチでずっと眺めていたカテドラル広場を散歩。
とりあえずブーゲンビリアを見てみようと近づいたら、もっと気になる銅像があった。
誰??
壁には、こんなものもある。
現在の建物は1704年に建立。右の塔には重さ7トンの鐘が釣り下がる。
正面にある巨大な入口から中へ。
ハバナに首都が写されたときから最大の信仰を集めるだけあって、キューバで見た教会では群を抜いた豪華さ。
美しい調度品を見ると、ここがキューバであることを忘れる。
言葉は適切ではないが、豪華なバービー人形のよう・・・・
十字架にはり付けられたキリストも、しっかりとメンテナンスされている。
これが祭壇。
祭壇から入口を見る。
聖母子像も立派だ。
カテドラルから、オビスポ通り方面に移動。
巨大な壁画がある。素敵な老夫婦が向こうから歩いてきた。このカップルは、ハバナに特に似合う。
10数分歩いた後、柔らかなピンク色のビルが見えてきた。
この建物が、Hotel Ambos Mundosだ。
ロビーにいる大勢の人たち。
そのロビーの奥にたくさんの写真が飾られている。これらすべて、
ヘミングウェーの写真だ。
古いエレベーターに並ぶ人たち。皆、上の階へ移動中。私は横にある階段で上に。
階段を上った1F(日本では2F)には落ち着いた雰囲気の空間。
客室の廊下も明るく、太陽の柔らかい日差しが心地よい。
このホテルの5Fにある511号室が、
この部屋。この部屋は一般に開放されていて、一人2CUCで室内に入ることができる。
これが室内。ヘミングウェーが常宿にしていたホテルの一室は、ヘミングウェーゆかりの品を展示している小さな博物館になっている。
これがベット。ただしヘミングウェーはこの511号室だけに滞在していたわけではないとのこと。
このころの人生は楽しかったのだろうか?晩年に自殺するとは到底思えない笑顔だ。
愛用のタイプライターとメガネ
この窓の隙間から、
ハバナの町並みが見える。
入口正面にある小さなクローゼット。
中にはジャケットがある。
カーキ色のジャケットは、
アバクロンビー&フィッチ。日本でアバクロと呼ばれるこのブランドは、ヘミングウェーのお気に入りだった。
靴と愛用していたルイ・ヴィトンの旅行カバンもある。
ホテルの前で警備中の警官。ハバナ市内では、警察官の姿をよく見る。
ホテルからオビスポ通りを港方面に移動。今日も古本市が開催中。
私立博物館の前では、
ゆったりとした踊りと
美しい歌声。
動画でも撮影した。
アルマス広場を通り抜けて、
石畳が広がる前には、フエルサ要塞がある。1555年には建築が始まっていたと言われるハバナで一番古い要塞。
建造当初は木造だったが、フランスの海賊に襲撃され焼失。ここが入口。
この要塞は、周囲を水堀りに囲まれた珍しい造り。
なんだろう?とよく見ると、、、
亀の甲羅のレプリカが置いてあった。亀の甲羅は、べっ甲として貴重なものだが、まるで捨てられたかのように無造作においてある。なぜなのかは、不明。
ここで入場料金を払う。
キューバ特産のラム酒 ハバナ・クラブのラベルにもなっているラ・ヒラルディージャの像があった。この像のモデルは、フロリダ半島に不死の薬を見つける旅に出たまま帰らない提督を待ち続け、水平線を毎日眺めていたといわれる女性。この女性は、のちにキューバ初の女性提督になった人物だ。
頑丈な石壁に守られた展示室。
展示されているのは、望遠鏡や
天文観測器具。
羅針盤もある。
大きな木製の模型船もある。
周りを石に囲まれているので、室内はひんやりしていて気持ちがいい。
階級章のほか、
船の備品などが美しく展示されている。
キューバで訪れた博物館の中で、もっともキレイに整然と展示された博物館だ。
これはボウガン。
他の部屋より薄暗くなっている展示室には、
銀製のプレート。
そして箱に入った目もくらむような
銀貨の山。
この先は写真撮影禁止のため画像はないが、目がくらむような金がたくさん展示されていた。それもそのはず、このフエルサ要塞は最初の襲撃以降に要塞として機能することはなく、南米からの金や銀を貯蔵しておく金庫にだった。
フエルサ要塞の全体模型。
要塞の中央にある階段。
上に上ると、
強烈な日光に照らされる。
運河のむこうに、
キリストの像、
第一ゲバラ邸
そしてカバーニャ要塞が見える。
家のような建物があるので、室内へ移動。
ここも展示室だった。
展示されていたものは、陶器のかずかず。
以上でフエルサ要塞の展示は終了。
ここのスタッフの制服は、もちろんこの格好・・・こう見えてもキューバ公務員の制服だ。
フエルサ要塞の前には、たくさんのタクシーや三輪バイクが観光客を奪い合っている。
私は昨日も乗ったツアー巡回バスに乗る。
このバスはかなり気に入った。
バスから眺める、ゲバラ邸とキリスト像。
カバーニャ要塞も見える。
眼下には、ビンテージカー。
前を通過するボロボロの市民バス。
スペイン大使館前を左折して、
革命博物館を左手に見る。
その先にあるのは、グランマ号。
そして、グランマ号の裏には国立美術館の巨大な建物が見える。
前方に見えるドームは、旧国会議事堂だ。
右手にSloppy Joes Pubがある。フロリダ州キーウェストにあり、ヘミングウェーも通ったSloppy Joe'sは、このお店の名前が由来です。
高級ホテルParque Centralの前に並ぶ、ひときわ美しいビンテージカー。
反対側には、馬車と三輪自転車も待機中。
もう何度も見た、そして何度見ても美しい旧国会議事堂。
ガルシア・ロルカ劇場の前でバスは、しばらく停車。
その間、バスの2階席から走っている車などをひたすら撮っていた。
中国製以外の車で比較的新しいのは、KIAとプジョー。
ビンテージカーが途切れなく通過する。
オープンカーも通過。
バスが再び走り始め、Paceo de Marti沿いをドライブ。
オビスポ通りもいいけれど、このマルティー通りは、まちがいなくハバナのメイン通りと呼ぶに相応しい。
沿道の建物も比較的キレイにメンテナンスされているが、
中には、足場にツタが絡まるほど放置されたものもある。
プンタ要塞と奥に見えるモロ要塞。
右手にカリブ海。左手にハバナ市街。
一番立派なビルだと思う病院も良く見える。
アメリカのマフィアが作ったホテル Nacional de Cubaが見えてくる。
鉄製アーチの次に
おびただしい数の旗を掲げるポール。そして、
アメリカ政府のビル。
こんな不安定そうなビルもあった。
メリア・リブレと
メリア・コイバ。いずれもハバナの高級ホテル。
内陸地へ移動。
豪華な建物が町のあちこちに点在している。50-60年前は、この町はどれだけの反映を享受していたのだろうか。
3車線道路だが、交通量は少ない。
これもホテル。このホテルは名前は忘れたが、ネットで見たことがある。オタワからこのホテルに滞在すると1週間で650カナダドル(約6万円)くらいだと記憶している。もちろん食事は付いていないが、フライトチケット込みの料金だ。
ロータリーの中央にあるこれまた豪華な建物。
しっかりとメンテナンスをして、観光インフラを整えれば、カリブ海No,1の観光国になるのは間違いない。
地球に食らいつく怪物。落書きではないので、環境への何らかのメッセージ性があるのだろう。
こんなモダンなオブジェも見つけた。
そして5人衆の看板もある。この五人については、後述。
キューバの国立劇場が見えてきたら、すぐそこに
革命広場がある。
そこには、内務省のゲバラと
ホセ・マルティ記念博物館、
そしてカミーロの情報通信省がある。
革命広場を一周して、
左手にタワーを眺めながら、バスは走る。
大きな交差点に必ずある詰所。
この女性が一人で、この交差点をコントロールしていた。
ベンツのAクラスを発見。青ナンバーなので、政府所有の車だ。
反米の盟友ベネズエラのチャベス大統領を称える看板もあった。
この看板の向こうに広がるのは、広大なコロン墓地。
巨大な墓地のゲートが見えてきた。
1876年に作られた墓地で、探検家コロンブスの名前からコロン墓地と名づけられた。
バスはどんどん進む。
バス停に走りこむ
連結バス。このバスが、最新型に見えれば、キューバ慣れた証拠。
バス待ちの人々。この光景は、先進国と変わらない。
市民の台所、マーケット付近に到着。
そしてスーパー。
この女性が右手に持っているのは、大量のタマゴ。
バスは5番通りを横切る。
カメラを向けると、ポーズをとってくれた。
こちらは背の高い男性が警察に職質されている。
水族館が見えてくれば、そろそろ目的地に到着する。
右手に再びカリブ海が見える。ただしこのあたりにビーチはない。
バスの内部。中国製の近代的なバス。
バスを降りて、メリア・ハバナ前のビジネスビルの中で、お店を発見。
中に入ると、品揃えが豊富でビックリ。キューバ市民ではなく、外国人向けのコンビニだ。
キューバに来て、初めての買い物らしい買い物。水とジュースを購入。
ホテルに戻り、プールでパソコン作業中。僕はビーチやプールサイドでのんびりするのが、大嫌い。理由は、ボーとしているだけで、することがないからだ。