キューバにもチャイナタウンがあるが・・・・・規模が小さく、雰囲気もちがう・・・
ランチ後、オールドハバナ内を歩く。
交差点の角にお店があったので、ちょっとのぞくと、
肉屋さんに肉がぶら下がっていた。よく見ると、、、、、
後悔した。尻尾が、、、、まるでネズミ・・・・。子豚の肉か?何の肉か?皆目検討もつかない。
ハバナ市街は、道が狭い。
建物から子供達の元気な声が聞こえた。窓柵越しに中を見ると、小学校だった。制服が可愛らしい。
とにかくハバナは面白い。あちこちに、今まで見たこともないものがある。例えば、コレ▼
見にくいのでアップで。
さらに歩く。
向こうから威勢のいい声が迫ってくる。
花屋さんだ。後ろのカゴには、ヒマワリとアスターギクのような白い花、白いダイヤモンドリリー。前のカゴには、白いアスターギク?と赤い花はよく見えない、そして鉄砲ユリ。
ビンテージカーマニア垂涎の車たち。まるで博物館のようだ。
クッキーのようなお菓子を引き売りしているおじさんもいる。
とにかくどこにでも人がいて、賑やかなのがキューバ。
狭い路地裏から大通りに出た。
なぜかAMERICAの看板が付いたままのビル。
どこもこんな感じの賑やかさ。
何かやっていたので、近づくと、
アルミ缶を的にした射的ゲームだった。
ハバナ市民のショッピングエリアに入る。このあたりは大きなお店が多い。
ただし品揃えは・・・・・。
まるで閉店売り切りセールのような雰囲気だ。
お店の前では、写真を見せて家具を売っている男性がいた。
資本主義経済の先進国での生活に慣れている我々には、驚きと戸惑いが多い町だ。
また大きなお店がある。
どこのお店も同じような商品、そして価格もほとんど変わらない。
当たり前だが、世界中の大きな町で必ず見かけると言っていいマクドナルドの看板は皆無。
この国のファストフードは、これらだ。高いものでも日本円で10円くらいで販売中。
表向きは立派でも、実際に使われているのは、
一階部分だけ。他のフロアーは崩壊している。
このお店のショーケースに、懐かしいものを発見。
いつの時代のものだろう。着物の女性がカメラのフィルムを持っている。
中国語のサインボードのある大きなチャイナレストランがある。
この辺りに目的地があるはずだが・・・・
向こうのほうに門が見えてきた。
あった!キューバにある唯一のチャイナタウンの入口がこれ▼
狭い路地に入ると、両側にチャイナレストランが並んでいる。
チャイナタウンはこんな様子。
バラや小物を売るおばさん
たくさんの種類の小鳥が鳥かごに入り、
子ウサギなど小動物も売っているペットショップだ。
でも、いわゆるチャイナタウンとはかなり違うのに気付いた。
お客の呼び込みをしているチャイナドレスを着た女性
レストランの入口で客引きをしている男性。
お店には、中国語が書いてあるのだが・・・・。
道端で修理もしくはアクセサリーの彫金をしている男性も皆さん、キューバ人。
中国人を見かけないチャイナタウンは、初めての経験だ。
これを見たときは、かなり驚いた。赤いナンバーなので、レンタカーだと思われるBMW。しかも最近のモデル。キューバで見た最も高級な車だろう。
この付近にある建物には、あちこちに中国語のサインがある。
まだチャイナタウンの一角なのだろう。
中国には一回しか訪れたことはないが、確かに中国はこんな雰囲気だった。
工事のやり方も、重機よりも人力。
道端で休んでいるのは、どれもやせっぽちな犬ばかり、
太った犬は、もしかして▼・・・・と思うような雰囲気だった。
さらに歩く。
この狭い路地名を示す看板は、「DROGONES」。
大きな広場に出た。
バス待ちの長い列に並ぶハバナ市民。
眼前には、美しい建物があるが、
頭上を見ると、
自然と小走りになる。
広場に通じる幅広の道路の向こうに見えるのは、
チャイナタウンの門。しかもかなり立派だ。肝心のチャイナタウンは、かなり小規模なのだが・・・。
中華門をくぐると、旧国会議事堂の裏あたり。
資材置き場かと思ったら、列車?
サビまくった蒸気機関車も見える。
蒸気機関車や貨物車、客車などが、こんな一等地に放置されていた。
はやくメンテナンスをしないと、いずれボロボロになるだろう。
旧国会議事堂のとなりは、きれいに整備された公園がある。
ビンテージタクシーが何台も停車中。
公園の真ん中には、
厳重なフェンスで囲まれた木があった。何の木なのかは不明。
背の高いやしの木が生えている。よく見ると、はるか頭上にヤシの実が付いていた。ヤシの実が人間に当たって死亡する事故は、サメによる死亡事故よりも多いことに納得できる光景だ。
このエリアは、ハバナ市街でもっとも広々として洗練された地域。
東京で言うと、日比谷公園周辺に値する。
その目立つ場所に位置するのが、東京なら帝国ホテル、ハバナならホテル サラトガだ。
強烈な日光の中を歩き続けたので、さすがに疲れた。ホテル内にあるカフェで休憩。
このホテルではWifiが使える。天井が高く、開放感のあるカフェバー。ゆっくりくつろいでいるのは、観光客のみ。帝国ホテルのロビーならコーヒー1杯1260円だが、このカフェでは2.5CUC(約250円)。よく仕事の打ち合わせで帝国ホテルのコーヒーを飲んだが、二杯目を注文するのに躊躇した思い出が多々ある。ここではそんな心配もすることはないが・・・・。ハバナ市民にとって2.5CUCのコーヒーは、5000円以上の相対価格となるのだろう。CNNで、先日キューバを訪問したビヨンセ夫妻が渡航禁止違反ではないかというニュースが流れていた。
カフェでくつろぐ数名が、じっとそのニュースを見ていた。おそらくカナダ経由でキューバに入国したアメリカ人だろう・・・・。
次へ続く・・・・