あのゲバラの写真「英雄的ゲリラ」は、このとき撮られた/ヘミングウェー行きつけのレストランFloriditaは、やはり良かった/キューバでも鉄道を見に行く!ハバナ市内を彷徨し、やっと見つけた鉄道博物館は休館、駅舎では豪雨/キューバの花束は、新宿歌舞伎町で売られているものと共通 - Today→Tomorrow

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4/10/2013

あのゲバラの写真「英雄的ゲリラ」は、このとき撮られた/ヘミングウェー行きつけのレストランFloriditaは、やはり良かった/キューバでも鉄道を見に行く!ハバナ市内を彷徨し、やっと見つけた鉄道博物館は休館、駅舎では豪雨/キューバの花束は、新宿歌舞伎町で売られているものと共通

キューバの鉄道は、南北アメリカで2番目に営業した鉄道で、世界でも7番目。スペインよりも鉄道の歴史が古いことはあまり知られていない。


食後、オールドハバナを散歩しながら移動。
 外国人観光客が来る人気エリアなので、町並みが驚くほどきれい。
 狭い路地で、あちこちで工事をしていた。
 こんなモダンなアートも広場にある。
 サン・フランシスコ・デ・アシス修道院も美しい。
ここからタクシーに乗り、鉄道博物館へ行こうと思ったのだが・・・・。

タクシーに英語で「Train Museum」 と伝えたのだが、なかなか伝わらず大苦戦。
いつもどおり乗る前にタクシー料金を聞くと5CUCとのこと、それを3CUCに値切って乗車。タクシードライバーは、笑顔で気のいいおじさん。十数分後、タクシーが停車し、料金を払うときに10CUCを渡すと、おじさんは困った顔。10CUC(日本円で約960円)は、キューバの平均月収の半分に相当するのでお釣りがないとのこと。おじさんが車の奥に隠してあった財布をチェックしていると、5CUCがあり、結局、10CUCを渡し、5CUCのお釣りをもらった。

タクシーを下りて、まわりを見ると確かに蒸気機関車が飾られていた。タクシーのおじさんが、なんとか行き先を理解してくれたのかと思ったが、実際は鉄道博物館ではなく、鉄道の駅で下ろされてしまった。

おじさんの人柄から察すると、英語が伝わらなかったのが原因だろう。やはり現地の言葉を少しくらい覚えて来るべきだったことを痛感した。
 ここから鉄道博物館まで2km、街中を眺めながら歩くにはちょうどいい距離だ。
花を売る露店が営業していたので、チェック。
 どれも色使いが派手で、いかにも南国らしい。スパイラルでまとめられていて、ラッピングもされている。
 原色使いでキラキラ光るリボンや素材が花の合間で光っていた。キューバで見ると、なかなかよいが・・・・。ふと新宿歌舞伎町の花屋さんを思い出した。
大手企業に勤める男性や企業経営者、そして公務員のお客様からの注文で、誕生日に贈る花束を良く届けたことを思い出す。ほとんどのお客様は、奥様やご家族を大事にされている方たちだが・・・中には、・・・・。
いろいろと思い悩んだあげく、歌舞伎町や六本木などの夜のお店への訳あり花束のお届けは、すべて断るようにした。私は、商売人には向かないとつくづく思う・・・。此の手の”みっともない行為”には花屋で当然の仕事といえども、私は加担できない。

どんどん歩く。
 観光客が多いエリアから遠ざかると、どんどん下の写真のような状態になる。
 そして突然、美しい通路が現れたと思った先には、
 旧国会議事堂がある。
 人通りの多い歩道を、どんどん歩く。
 ハバナ市民のショッピングを見ながら・・・。
 ゴミ箱をあさる年配女性。平等であるはずの社会主義国なのに・・・。この問題は、社会体制ではなく、個人の気質の問題も多いことがわかる。もちろん、この女性のバックグランドを知らないのでハッキリとは言えないが・・・
 建物はボロボロでも、趣がある町並み。
 先進国では注目を浴びるであろうマニア垂涎のビンテージカーも、
 ハバナでは、当たり前のようにたくさん走っている。
 女性用バックとアクセサリーショップ。
 交通量の多い自動車道路の真ん中をリアカーを押すおじさんが歩く。
 オタワのOCトランスポのような連結バスも運行中。
 その地で暮らす人々の生活を見ながら歩くのは、本当に楽しい。
 とにかくこのようなボロボロだが、立派でもある道路わきの建物が連なり、
 路地に入るとこのような風景が途切れない。
 30分くらい歩いた後、やっと目的地のキューバ鉄道博物館に着いた。
Museo del Ferrocarril de Cuba - EcuRedwww.ecured.cu/index.../Museo_del_Ferrocarril_de_Cu...このページを訳すMuseo del Ferrocarril de Cuba. Institución con sede en la Estación Cristina, en la Habana Vieja que recoge la historia del ferrocarril en Cuba. Se encuentra ubicada en la que fuera la estación principal de la Empresa Ferrocarril del Oeste, ...

しかし、残念ながら営業している感じがしない。覗いていると中から女性職員が出てきて、すでに閉鎖しているとのこと。非常に残念。奥に鉄道が少し見えた。
 仕方なくタクシーで下ろされた駅舎に向かう。今度は港沿いを歩く。
この公園は、ゴミが少し落ちているものの、芝生がきちんと管理されていた。
 公園の真ん中には、巨大なマングローブの木が育っている。
 港沿いを歩く。
 高架橋の上も鉄道、下も鉄道。そして、柵はない。
 観光客用の馬車も走っている。
 そしてビンテージトラックも。
 線路の上面が鉄色に輝いているので、かなり列車の通行量が多いのがわかる。
 しかしながら、ポイントの切り替えは手動だった。
 駅に到着。この駅の隣の敷地に、さらにもう一つ駅がある。
 駅舎では大勢の乗客が、列車を待っていた。
この駅を出て、再び歩く。駅舎の前には、巨大な船の舵がモニュメントとして置かれていた。
 車と比較してもかなり大きい。これは1960年3月4日にハバナに停泊していたフランス籍の貨物船「La Coubre」の舵。この船はベルギーからハバナに到着し、積荷は武器。停泊中に謎の爆発事故を起こし沈没。75人が死亡、200名以上の負傷者を出す大惨事となる。この惨事の首謀者は、アメリカのCIAと言われカストロは、この事件についての演説で「祖国か、死か」という言葉を国民に発した。
>>"自由"から"祖国"へ、ラ・クーブル号爆破事件から52年~¡Patria o Muerte! ~ 
>>ラ・クーブル号爆破事件

ちなみにカストロの追悼演説のときに撮影された写真がこれ▼
事件の翌日5日、コロン墓地で行われていた追悼集会でキューバ政府の閣僚の一人として壇上にいたチェ・ゲバラだ。キューバ人写真家アルベルト・コルダは、追悼集会に詰め掛けた民衆を見つめるゲバラを撮影。この写真は、後に「英雄的ゲリラ」として知られる。この写真は内務省の肖像画そしてTシャツなどに使われ、20世紀もっとも多く複製された写真と言われている。

さらに歩く。要塞らしい大きな壁が保存されていた。
 その壁の先に、今度は立派な駅舎Havana Central railway stationが見えた。
 駅舎内は、照明が少なく薄暗い。
 駅の一角にアーケードゲームがあった。子供達が遊んでいる。
 駅から離れ、
 タクシーに間違って下ろされた場所に再び行く。
 ここには蒸気機関車が展示されている。
 サトウキビなどを運んでいた可愛らしい蒸気機関車たち。このままディズニーランドで走っていても違和感がないだろう。
1837年に敷設。キューバの鉄道史は、長い。日本に初めて鉄道が営業(1872年10月14日)するよりも35年も前にすでにキューバでは鉄道が活躍。
 この機関車が、とくによかった。
 そしてこのバスも・・・。
 突然、雨が降り出し、駅舎に戻る。
 自転車タクシーも幌を下げて、お客さんを運んでいる。これから降りてきたお客を見ると、ズボンが濡れていた。
 駅舎内では、大規模の雨漏りが発生。
 この立派でボロイ駅舎の前に、ホセ・マルティの家があるのだが、結局、どれだかわからなかった。
 先ほど見ていた蒸気機関車たちもずぶ濡れ。友人から30分ほどで雨が止むと聞いていたので、しばらく駅舎で通行中の車を見ていた。
 雨漏りはしないのだろうか、考えてしまうような古い車たち。




 表情が豊かで楽しい。
 なんとトヨタのハイエースも走っていた。これは、この国ではかなり目立つ。青ナンバーなので、営業用の車だ。
アンティークトラックを見ているだけでも楽しい。
 新しい車では、韓国車KIAをよく見かけた。
 パトカーも古い。
 古いバス。
 そして新しい連結バスも走る。
 このバスも、よく見ると中国製だった。キューバの新しいバスは、ほぼYUTONGだ。
 走っている車を眺めているだけでも楽しい。


 30分待っても、一向に止まない雨。
 ホームに大きなディーゼル機関車が入ってきた。
 それにしても絵になる車だ。
 もともとはアメリカの資本家が所有していた車たち。キューバ革命で資産を捨てて退去したアメリカ人らは、どのような気持ちだろうか。






 これはインド製なのか、中国製なのか、先進国では見たこともない新車も走っている。


 雨が止まないので、タクシーでホテルに戻ることにした。ただこのタクシーに乗るにはちょっと勇気がいる。雨漏りはしないだろうか・・・・
タクシーを待っていると、それに気付いた回りのキューバ人たちが、「タクシーはあっちだよ」と教えてくれる。非常に親切だ。挙句の果てには、タクシーを呼んでくれた人もいる。そのタクシーにホテルまでの料金を聞いたら15CUCと言われたので断ると、タクシーを呼んでくれた人は、「あのタクシーぼったくりだよ」と一緒に怒っていた。キューバ人は本当に親切だ。
すかさず他の人がタクシーをまた呼んでくれたのはいいが、それはボロボロのタクシー。ちょっと戸惑いがあったが、乗車前の交渉で10CUCでOKだったので乗車。タクシーを捜してくれたおじさんたちに礼をいい、ホテルへ。
ホテルに戻ると、ベットがきれいにデコレートされていた。
 数時間後、雨があがり、夕食を食べに再び外出。ホテルからタクシーを利用すると、途中でタクシーは駐車する。そして運転手は、車外へ・・・・。
 マジ!? お客を乗せたまま、給油?? いかにもキューバらしい・・・。
 無事、給油が終わり、数分で目的のレストランに到着。
 お店の入口を探していると、入口はあっちだよとまた親切なキューバ人が教えてくれた。
そしておじさんたちは、「この店、高いよぉ、高いよぉ」と私にアドバイス。彼らは、チップ目当てでもなく、客引きでもない普通の道にたむろしているおじさんたち。なんとも言えないフレンドリーな人たちだ。

お店に入ると、外国人だけの空間。手前がバー、奥がレストランになっている。
 バーカウンターの隅には、おじさんがかっこよく立っていた。
 よく見ると・・・・銅像、しかもヘミングウェー。
このレストラン&バー Floridita は、キューバに滞在してたヘミングウェーの行きつけのお店。このカウンターでよく砂糖抜きのダイキリを飲んでいた。このダイキリは、現在このお店の看板メニューで「パパ・ヘミングウェー」6CUCとして提供中。
Floridita Restaurant Reviews, Havana, Cuba - TripAdvisorwww.tripadvisor.co.uk › ... › Havana › Havana Restaurantsこのページを訳す 評価: 4 - レビュー 559 件
FloriditaHavana: See 559 unbiased reviews of Floridita, rated 4.0 of 5 on TripAdvisor and ranked #44 of 220 restaurants in Havana.


お酒が嫌いな私は、迷わず奥のレストランテーブルへ。
 ちょっと固いスナックのようなパン
 そしてシーフード料理。さすがに美味しい。しかもすごいボリューム!
 デザートはあまり食べないのだが、試しに注文。これも甘すぎず、かなり美味しい。上に乗る砂糖シロップ漬けのチェリーが懐かしい味だった。
話には、聞いていたものの、やはり美味しいレストランで大満足な食事だった。

食後、ちょっと夜のオールドハバナを散歩。
 これが観光客に人気のオピスポ通り。夜なので、ひっそりとしている。
 夜のハバナは、まるで映画のような美しさ。
 美しい廊下の先には、
 ガルシア・ロルカ劇場がある。1838年に建てられたキューバ・クラシックバレエの本部だ。
この劇場に前にある公園の中央では、
 ホセ・マルティーがいつもハバナ市民を見つめている。

Other photos >> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20130410


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