この記事は前回の続きです
バラデロ空港から高速道路を移動中。現在地は、ハバナとMatanzas州の境に位置する全長8kmのユムリ渓谷。
バスの外は、高さ112mの橋の上。キューバで一番高い場所にかかる全長313mの橋・バクナヤグア橋。
ちなみに同じ島国で山間の深い日本で一番高い橋は、高さ約200mの新旅足橋(岐阜県加茂郡)です。
眼下には、帝王ヤシが林立するユムリ渓谷。この地に住んでいたコアリナというお姫様が、ネレイという王子と恋に落ち、それを知った姫の嫉妬深い父が二人の仲を裂こうとした瞬間に大地が二つに裂け、水が噴出し、二人を幸福な場所に運んだという伝説があります。ちなみにその水が、渓谷を築いたユムリ川。
橋を渡ると、三人仲良く馬車に揺られて移動中。
路肩では、馬が道草を食べている。これが本当の「道草を喰う」。
そして人もいる。肩まで持ち上げているのは、自家製チーズ。両手で持っているのはバナナ。通行車に売り込み中。ちなみにチーズは、キューバではかなりの貴重品。ガイドさんの説明によれば基本的にチーズは、学校と病院のみに支給される食品で庶民的な食料ではない。しかしながら観光客用のホテルやレストランでは食べられます。またサンドイッチにもチーズが入っている場合が多い。キューバ政府の管理以外のいろいろな調達ルートがあるのが現実・・・。
一方、こちらは乗馬中。キューバの郊外では、いまだに馬が重要な交通手段として重用されている。ちなみにこの道路の制限時速は時速100キロ。
そんな高速道路の路肩では、道草を喰う牛もいる。
道路に飛び出してきたら、間違いなく牛は即死。車の損傷もかなり激しいのは必至。でもよく見ると、道路に出ないように首に縄がかけられている。おそらくこの牛や馬は、路肩の草を取り除くために活用されているのだろう。非常にエコな除草方法だ。
そんなカナダ・日本感覚でシュールなドライブを楽しみながら、途中のホテルSuperClubs Breezes Jibacoaに到着。かなりリゾートの雰囲気のあるホテルだ。
キューバのホテルで気をつけたいのは、資本主義国のようなサービスと施設を期待できないと言うこと。そのため快適な滞在を望むなら、最低でも4ツ星以上のホテルを取ることをおススメします。またキューバではインターネットが普及していないため、ウェブサイトがないホテルも多い。そのため現地の情報源も乏しい。
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ホテルの予約とキューバの観光情報
今回、私が参考にして、実際に予約したのはTripcentral.caというWEBサイト。このサイトではCubaだけでなく、ヨーロッパやカリブ地域などの予約情報が掲載されている。値段は毎日のように変わるので、頻繁にチェックすることを忘れずに・・・。
私は、このサイトで予約してバラデロ空港に到着。パッケージプランなので、どのプランにも空港からホテルまでの無料送迎バスがある(と思う・・・)。非常に便利でした。
Tripcentral.cawww.tripcentral.ca/ - このページを訳す共有Compare vacation packages, cheap flights, cruises in seconds. Our agents have been there. All inclusive vacations, last minute vacations to Mexico, Cuba, Jamaica and Caribbean from Toronto and across Canada.
さらに旅行ガイドブックは必須!
地図はどうするのか?
キューバではネット回線が遅いため、Google Mapsを開くのは大変。さらに現地では地図の入手も困難。また車のGPSナビなんてものは、ありません・・・・。
そこで事前にスマートフォンやタブレットにGoogle Mapsを保存しておくことを進めます。詳細な地図はもちろん、現在地も表示してくれるので、非常に重宝しました。
詳しくは、以下のブログで紹介されています。
便利すぎ!Googleマップのオフライン機能をハワイで試してきた ...andronavi.com › 特集 › Howto・Tips共有2012/09/07 – 先日、Googleマップがオフライン対応したという発表がありましたが、日本が非対応とのことでその魅力的な機能を試せずにおりました。海外で、通信ができない状況で、果たして本当にGoogleマップが動作するのか、ハワイに行って試してき ...13/04/07 にこのページにアクセスしました。
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このリゾートホテルの先には、ロッジがたくさんある。これは現地キューバ人のための施設。
外国人観光客との差は歴然だ。それでも日本の小さなロッジよりも断然大きいのだが・・・・。
また馬車に遭遇。
また馬に跨る男性。この光景が何度も続く。
現地の民家。何だか日本の家を思い出す作り。しかしながら日本よりも大きい・・・・。
綺麗に整備された高速道路へ
そんな高速道路でも、路肩には自転車が通行中。
そして牛も・・・。制限速度は時速100kmなのに・・・。
空港から2時間弱の場所で、トイレ休憩。
立ち寄った場所には、他にも数台のバスが停車中。
ちょっとしたお土産コーナーと
キューバ国内でも有名なバーがある。
外国人観光客の注文を手際よくさばく女性スタッフ。
カウンターの前には、新鮮なパイナップルが並ぶ。
男性はココナッツをミキサーにかけて、容器に注ぐ。
できたのは、新鮮なココナッツとパイナップルでできたピニャコラーダ。現地特産のホワイトラムHavana Clubは入れ放題。お酒が嫌いな私は、ラムをちょっと入れて試飲・・・・!!!、味が濃厚でめちゃめちゃ美味しい!!これで値段が2.5CUC(約250円くらい)だ。
肝心のトイレは、この奥にある。ただしトイレはどこも有料。キューバでは、トイレの前におばさんもしくはおじさんが座っていて小銭を入れるカゴガ置いてある。庭には、ターキーが散歩中。
木陰では、ヤギが休憩中。
バーの前に、青い公衆電話があった。
日本では、めっきり見なくなったが、キューバでは欠かせない通信手段だ。
電話機は非常にシンプルな作り。でもこれくらいシンプルなほうが、使いやすい。
ちなみにキューバでは、携帯電話を一人一台持てるが、通信料金が高いので庶民には普及していない。
携帯電話も普及していない庶民が乗る車は、マニア垂涎のアメリカンビンテージカー。この国は、本当にユニークだ。
廃屋だと思ったら、現役の住居。
バスの右手に大きな工場が見えてきた。ガイドによれば、Havana Clubの工場とのこと。
ハバナクラブは世界的に有名なラム酒ブランド。サトウキビを蒸留したラム酒は、18世紀にイギリス海軍の支給品となる。1742年、イギリス海軍のバーノン提督はラムは強いお酒のため、ラムを水で割って支給することを決め、兵士達から不評をかう。ちなみにこのバーノン提督のあだ名は「グロッグ」。グノグラムという生地でできたコートを愛用していたからだ。そして兵士達は、いつしかこの薄い水割りラムを”グロッグ”と呼ぶようになる。日本でよく使われる”立つこともできないほどフラフラになる状態”をグロッキーと言うが、この言葉の語源がこのグロッグであることはあまり知られていない。
右に海岸が見えてきた。
そしてアルバータ州でよく見たオイルポンプが見える。
近くには、石油精製所らしい工場がある。
そして巨大なタンクが数個。
そのタンクのそばには、漁民の村がある。
キューバの南側沿岸は、オイルが取れるエリア。しかも試算では、その埋蔵量は世界20位に入るほどの規模。2008年からキューバは石油輸出国になっている。
工場の入口には、カナダ国旗が見えた。中国だけでなく、カナダも開発支援をしているのがわかる。
原っぱの向こうの煙突から余分なガスを燃やす炎がでていた。
石油産出国でありながら、道端では牛が道草を喰う。本当にユニークな国だ。
次のホテル Hotel Tropicoco に到着。
こんどはまるで地方の工場のような風貌。とてもホテルとは思えない建物。ここで2組の老夫婦が下車。先ほどのリゾートホテルを見てしまっているので、顔が少し曇っている。
このホテルのそばには、現地の人たちも利用するビーチがある、、、が、ビーチリゾートではない。キューバは、ホテルの選択を間違えると大変な国のようだ。
バスが再び出発。しばらく走ると右手に大きな学校が見えてきた。ガイドによると、この学校に通っているのはすべて中国人の学生とのこと。恐るべし中国。キューバでも人の多さが際立っている。路肩に道路建設用重機が置いてあった。これはWirtgenのアスファルトの表面を取り除く重機。先進国では当たり前のこんな重機もキューバにはある。ただし「メンテナンスに難あり」という感じだ。以前、道路重機会社に携わったことがあるので、道路と建設機械にはいつも注目してしまう。
州境などには検問所がある。
そんなのお構いなしの車もたくさん走っているのだが・・・・。
黒い排気ガスを噴出しまくっているビンテージカーも東京なら絶対にNox規制で通行禁止だ。
車道には、我が物顔で隊列を組んで走るサイクリングチームがいた。とても高価そうな自転車だ。
おなじみのスクールバスも走行中。
もちろん日本車も走っている。
さらに道が良くなってきた。そして立派な街灯も現れてくると、
料金所のようなゲートが登場。数年前までここで料金を徴収していたが、現在は無料。
ビンテージカーも非常に多いが、こんなサイドカーもよく見かける。
今回初めてのトンネル。しかも海底トンネルとのこと。
トンネルを抜けると、巨大な町が現れる。
広い歩道の先にあるのは、昔の大統領官邸、現在では博物館になっている建物。空港から2時間ちょっとでキューバの首都ハバナに到着。
元大統領官邸そばの一等地に立つのは、スペイン大使館。さすがにキューバを植民地にしていた国だ。
右手に大西洋を眺めながら、海岸沿いをドライブ。
左の大きなビルは、キューバで一番大きい病院。
鮮やかなエメラルドグリーンに塗られたビル
アメリカンマフィアに立てられたとガイドが説明した高級ホテル。
高層ビルもあちこちに立っている。
街中では、警察官の白バイならぬ“黒バイ”が交通取締役中。
映画館の横を通り過ぎ、
バスケットボールを楽しむ公園を眺めながら、さらに進む。
立派な建物もあるが、ほとんどが廃墟のような建物。
私が滞在するホテルのことが気になりつつ、滞在するホテルに到着。さっそくロビーへ。・・・よかった。運に恵まれた。
キューバではインタネットが普及していないので、情報が乏しく、ホテルの詳しい情報もあまりない。4ツ星でもかなり厳しいホテルがあると聞いていたが、運に恵まれたようである。
あとは部屋だとおもいつつ・・・恐る恐るドアを開けると・・・・これまたラッキー。
先進諸国のホテルと比較にはならないが、非常に恵まれた宿泊環境だ。
部屋からの眺め。ビーチは近くにないが、小さなプールがある。
あとは水まわり・・・・これも幸運に恵まれた。ちゃんとお湯が出た・・・。当たり前のようなことが、キューバではラッキーなのである。
ホテルでは、すでに友人が迎えに来てくれていた。友人S氏の家族とともに再びドライブ。
目の前になんと日産キャラバンが走っていた。キューバでは、かなりの高級車だ。
右手にスポーツ施設がある。その右にある小さく大きくもない古いビルが・・・・・キューバの外務省!?
そこから数十分のところにあるのは、アメリカ合衆国政府のビル。ちなみにアメリカとは国交断絶のため、大使館はない。
ハバナ市内には、信号機がたくさんある。これもキューバでは、非常に珍しい光景。中国の援助で備えられたとのこと。
友人に連れられて、ちょっと朽ち果てたアパートメントビルに到着。夕食のはずが、このビルに・・・??
入口は普通のアパートメント。今にも壊れそうなエレベータに乗り5Fへ。ちなみにキューバでは、日本の2Fが1Fになるので、5Fに行くということは、日本では6Fにあたる。エレベータを降りて、驚いた。ドアの向こうに立派なレストランがある!!??
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Cafe Laurent, Havana - Restaurant Reviews - TripAdvisorwww.tripadvisor.com/Restaurant_Review-g1... - このページを訳す共有 評価: 4.5 - レビュー 148 件
Cafe Laurent, Havana: See 148 unbiased reviews of Cafe Laurent, rated 4.5 of 5 on TripAdvisor and ranked #11 of 219 restaurants in Havana.
テーブルからは、ハバナの町並みが見える。
まずはマンゴジュース。一口飲んで・・・・めちゃめちゃ美味しい
次に出てきたのは、冷静スープ・トマトベースのガスパッチョだ。
さらにたこ焼きサイズのコロッケ。ホクホクのポテトとチーズでサクサクのコロモとの相性は抜群。
スモークサーモンの料理。これも味が濃厚で、非常に美味しい。
ボリュームのある魚フライ。これらを皆でシェアして食べる。
そして大きな海老とロブスターの入ったシーフードリゾット。これもボリュームがあるが、あまりにも美味しいので完食。
キューバでの初めての食事で、非常に美味しい料理を頂いた。しかも料理はすべてカナダの1/3-1/5くらいのお値段。それにしてもこのレストランの入口は、下の写真を見てのとおり古びた雑居ビル。
キューバ在住の友人がいなければ、まず見逃してしまうレストラン。ビルを見上げると先ほどのレストランが明るく輝いていた。こんなところに絶品のレストランがあるのか・・・・。これからのキューバ滞在が楽しみだ。
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