教会内に人骨!?スペインが苦い経験をもとに作った巨大な要塞内にそれはあります at カバーニャ要塞/ハバナを眺めるならここが一番!ハバナ港の玄関口にあるモロ要塞 - Today→Tomorrow

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4/11/2013

教会内に人骨!?スペインが苦い経験をもとに作った巨大な要塞内にそれはあります at カバーニャ要塞/ハバナを眺めるならここが一番!ハバナ港の玄関口にあるモロ要塞

モロ要塞から見るハバナ市街。ハバナを眺めるなら、ここが一番だと教えられた。


ヘミングウェイの家を後にして、15分くらいで次の目的地に到着。
道の途中で停車し、通行料金1CUCを支払う。
ハバナの至る場所で大砲を見かける。
これが次の目的地の
モロ要塞だ。


大きな地図で見る

要塞の入口には、観光客向けにギフトショップがオープン中。
品揃えがかなり充実している。日常生活に必要な生活用品を売るスーパーとは対照的だ。
ここから眺めるハバナ市街は絶景。観光客が、順番でハバナを背景に記念写真を撮っている。
入口手前に大砲の砲弾レプリカが置いある。持ち上げると、かなり重かった。
お堀も深い。この要塞の重要さが推測できる。
この小さな扉が入口。
小さな橋を渡る。
この橋からの眺めもいい。
花嫁の写真撮影が行われていた。
入口から要塞の中へ
狭い廊下が奥へと続く。
小窓からは、まばゆいばかりに日が差し込んでいる。
この通路で、親しく声をかけてきたキューバ人の男性がいた。向こうが「ニーハオ!」と言ってきたので、「Hallo!」と返答すると、「ハポン?」と一言。「そうだよ」と返すと、「チェ・ゲバラのコインを買わないか?」と言ってきた。もちろん「No, Thanks」。

そんなやりとりをしていたら、あっという間に通路の出口。
通路を出ると、まぶしい日光とともに海の向こうにハバナが見えた。
たくさんの大砲が海に向いている。この要塞は、1589年にイギリスが誇るかの有名な海賊そして海軍提督のフランシス・ドレークからの攻撃を防ぐ目的で建設された。ドレーク船長は、イギリス人で初めて世界一周とやり遂げた人物であり、スペインの無敵艦隊を撃破したイギリスの英雄。一方、スペインは彼の海賊行為に悩まされ続けた。
ここが要塞内部に入る出入り口。
左右にギフトショップが営業。
入場料金を支払い、要塞の内部へ。
動物の角でできたラッパとライフルが展示されている。
入口から内部にはいった正面には、鉄格子がはめられた窓がいくつもある。このモロ要塞は、要塞としての役割が終わった後に、牢獄として再利用されていた。
城壁が高く、かなり頑丈な要塞だ。

ひときわ大きな大砲があった。
中央にある建物の内部へ移動。
室内の天井は低く、防空壕のような作り。
この部屋は、奥に祭壇がある教会だ。
美しく細やかな装飾が施された立派な祭壇がある。
この祭壇の置くにも行ける。奥行きがかなりある部屋だ。
この建物でも、あちこちが工事中。
次の部屋は、ライトで明るくされている。
中に入ると、ひんやりした空気が気持ちがいい。
この部屋には、このモロ要塞の歴史を紹介した絵が飾られている。
1762年にイギリス軍がモロ要塞を襲撃。この要塞はイギリス軍に占領され、事実上、ハバナはイギリス領となった。
このモロ要塞の歴史的変化を模型で、わかり易く説明している。
古いボートも無造作に展示してあった。
この絵画パネルが展示されている部屋から隣の部屋に移動。
ここでは、当時の生活で使われていた食器類が展示されている。
ここは調理場。
歴史のある家具類も無造作に展示。
スタッフは観光客にお構いなしに、楽しくお話中。ここのスタッフも超ミニスカートをはいている。
身なりを整える美容品も展示。
十字架なども展示中。
いかにもキューバらしい、葉巻をカットするハサミもある。
こちらは武器の展示コーナー。
よく見ると、インドやインドネシアなど、大英帝国に占領された国々の武器がある。
展示コーナーは以上で終わり。再び外へ。
大きな灯台がある。牢屋としての役割を終えた後は、この要塞は灯台としての役割を果たしている。
ハバナ港に入る海運の要に位置するこのモロ要塞。対岸にはプンタ要塞がある。かつて、この二つの要塞の間には太い鎖が渡され、船の出入りを厳しく監視していた。
それにしても美しい景色だ。
青い空と白い雲に、キューバ国旗がよく映える。
5mくらい離れた場所にトカゲがいる。ジッとこちらを見ていた。
この狭い海路(運河)の向こうに、ハバナ港がある。
1955-1957年にかけて造られた長さ733mの海底トンネルが対岸を結んでいる。
モロ要塞内をあちこち見て回る。
小さな階段があったので、上る。
子供のころに夢見た秘密基地のような雰囲気で楽しい。
階段を上りきると、ふたたび大砲の列。この大砲の先にあるのは、
広い海。
ちょうど漁師のボートが戻ってきた。
要塞の城壁の上。かなり広々としている。
港に入る船を監視しているのだろう。まわりをうろちょろしていると、スタッフが中なら出てきて、「Come on !Come on!」。怒られるのかと思ったが、この守衛室?に案内され、「ここから見るのが一番きれいだろ」と一言。
確かに美しい。
奥にあるハバナ港まで見渡せる。
スタッフにお礼を言い、チップを渡そうとしたが、「そんなのいいよ」と一言。キューバ人は、ものすごく親切だ。ただヘミングウェイ博物館のおばさんたちに、散々チップをねだられたので、”チップ目当てなのか”もしくは”おせっかいすぎるほどの親切なのか”判断するのが難しい。日本のように全くチップ文化がない国ならともかく、原則的にチップ文化のないキューバだが実際にはチップ文化が少し存在する国なら特にだ。

細い路地があちこちにあり、
ところどころに樽がおいてある。ドラゴンクエストをふと思い出した。
観光客向けの設備?もあるが、まったく洗練されていないのがキューバらしい。
どこまで入っていいのかわからないほど、ややこしい。施設内を紹介するパンフレットがあればいいのだが・・・。
こちらはやっと見つけたトイレ。
ものすごくキレイなトイレだが、入口には必ず、
おばさんがいる。基本的にチップなので、払う義務があるということはないが、やはりお皿に小銭が置いてあるのを見ると、チップを払わなければならないと思ってしまう。
トイレの近くに何か見えたので、近づくと、、
水が出ている流しっぱなしの水道のようなものがある。
ただし使うには、ちょっと気持ちが悪い。どこかにボタンがあるのかと思い、まわりを探すがなし。水道の口からは、まるでヨダレのように水がジワッと流れている。
モロ要塞を出て、再びあの通路を通る。中では、チェ・ゲバラのコインを売ろうとしたあのキューバ人がまだいた。「もう帰るの?」と声をかけられ、「そうだよ」と返答。すると「チェ・ゲバラのコインはあげるよ」と言って、どこかに行ってしまった。なんだか悪いような気がして彼を探し出し、チェ・ゲバラのコインの代わりにエリザベス女王のコイン(カナダの25セント)を渡したら、「できればキューバのコインのほうがいい」と申し訳なさそうに話すので、結局1CUC(約100円)を渡した。


モロ要塞の次に、また要塞を見学。次の要塞は、車で2-3分の場所にある。
ここが入口。
入口を入ると、大きな要塞が広がる。さきほどのモロ要塞と比較にならないほど、大きな要塞だ。
先に進むと、馬車が待機中。
その先にあるこの建物が、料金を支払う場所。
中に入ると、カウンターが二つある。手前にあるのが観光客用(外国人用)。奥にあるのが、キューバ人用だ。
入場料金を示すパネル。外国人は大人6CUC(約600円)で、キューバ人は6MN(約25円)。
おなじ”6”でも価値がぜんぜん違う。これが、キューバの二重通貨政策だ。
入場料を払い、要塞内部へ。
1762年にイギリス軍の襲撃によりモロ要塞が占領された翌年の1763年、スペイン政府はフロリダと引換にモロ要塞を取り返した。イギリス軍に占領されたことを教訓にモロ要塞のすぐ近くにもっと強固な要塞を築き自衛力を高めた。そのときに作られた新しい要塞が、ここカバーニャ要塞である。

モロ要塞とは比較にならないくらい頑丈そうな門をくぐり中へ。
内部もご覧のとおり、かなり広い。
この広い空間にいくつもの軍事施設が整然と並んでいる。
要塞内の広場も広大だ。
要塞内には、レストランも営業中。
広場の真ん中にあるこの怪しげな
階段。一般には開放されていない。
ここにも運河に向かって大砲が
数多く並んでいる。
この狭い運河を守るには、十分な攻撃力だと思う。右に見えるのは、モロ要塞。左に見えるのがプンタ要塞。この二つの要塞の高低差により、上からも下からも挟み撃ちで攻撃ができ、敵船に大打撃を与えることができる。それにしてもこの要塞の間を太い鎖で結んでいたとは、なんとも発想が大胆だ。
このカバーニャ要塞から眺めるハバナも見事だ。
さすがにカリブ海で最も大きな都市だ。
このような大きな要塞は、ケベックシティーにあるシタデル以来だ。このカバーニャ要塞はアメリカ大陸で三番目に大きな要塞である。
この大きな要塞でも一般公開している場所は極わずか。その一つが、
この建物だ。チェ・ゲバラは、キューバ革命政権樹立後、国立銀行総裁と工業大臣を兼任。その執務室がこの建物内にある。ただなぜか私が訪れたときは、クローズされていた。
建物の前には、これまた無造作にボロボロのジープが置かれている。
チェ・ゲバラが乗っていたジープなのだろうか。
さらに要塞内を散策。この要塞に従事しているスタッフも、もちろん超ミニスカートを着用。
あちこちに砲弾が展示中。
建物の一角に教会があった。
中に入ると、まるでシェルターのような内部。
この教会の床にガラス張りの展示がされていたので、
よく見ると・・!!
!!!!説明パネルはすべてスペイン語、そしてスタッフもスペイン語しか話せないので詳細は不明。
教会は、このような場所にある。
カバーニャ要塞では、毎晩21時に大砲の儀式をやっている。しかも150年以上も前から・・・・。
近所のおばさん連中とおしゃべりを楽しむ要塞のスタッフ達。仕事そっちのけ・・・。それにしても制服が・・・・。日本で企業もしくは公官庁がこの制服を適用したら、大クレームが起こるのは間違いない。
この大きな要塞で見るところは、ほかに武器博物館があるだけ。これは時間の関係でパスした。
ほかにもギフトショップが営業中。
以上で、カバーニャ要塞は終了。
それにしても大きな要塞だった。

カバーニャ要塞のその他の写真>https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20130411cabana

車に乗り、移動中に路上で
戦闘機や機関銃が展示してあった。
この展示は帰りに見ることにする。
カバーニャ要塞から車で5分くらいの場所の高台に立つ巨大なキリストの彫刻。
そのすぐ前に、チェ・ゲバラの邸宅がある。

続く・・・・・



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