2014年、あけましておめでとうございます。 新しい年明けの日に相応しいかどうかは疑問だが、新年の出発の日に人類の出発を見に行く・・・Nabal Me'arot/最近、イスラエルワイナリー訪問にハマっている。今日訪れたのはAMPHORAE/イスラエルの国立公園と自然公園に行くなら年間パスがオススメです - Today→Tomorrow

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1/01/2014

2014年、あけましておめでとうございます。 新しい年明けの日に相応しいかどうかは疑問だが、新年の出発の日に人類の出発を見に行く・・・Nabal Me'arot/最近、イスラエルワイナリー訪問にハマっている。今日訪れたのはAMPHORAE/イスラエルの国立公園と自然公園に行くなら年間パスがオススメです

イスラエルに住み始めて早くも半年。4000年の歴史を持つJaffaなど、いつの間にか数千年の歴史を身近に感じるようになったが、今日はもっと古い・・・・何しろ15万年以上も前の遺跡だから。

人類の住居はこんな感じで始まったのか!!何だかとってもワイルドだ・・・

2012年はオタワで新年を迎えるものの、あまりにもシャビーなHappy New Yearイベントで退屈する。
2013年は前年の反省を踏まえ「やはりお正月は日本だ」と思い帰国。東京・浜町のホテルから初日の出を眺めた。
そして2014年は・・・・一年前には想像もしていなかった中東、、しかもイスラエルで新年を迎える。

イスラエルの自宅は地中海(西側)に向いているため、残念ながら朝日を見ることができない。
 テル・アビブの日の出は6:30すぎ、CNNではニューヨーク・タイムズスクエアの新年カウントダウンを報じている。なんだかとっても楽しそうだが・・・一方、イスラエルでは、、、
 今日1月1日は新年の始まりではないため、なんと平日。New Yearムードは微塵もない。ちなみにイスラエルの新年は9月または10月に迎える。しかも太陰暦のため、毎年新年の日が変わる。日本もガラパゴスと言われるが、この国は更にその上をいくと思う。
 せっかくのお正月なので、オニギリでも作って砂漠(イスラエル南部)にでも行こうかと思ったが、何となく北へ向かう。
車は2号線をHaifa方面へ移動。
 1月1日なのにトラックなど商業車がバンバン走っている。いつもの平日と変わらない路上。
ネタニアの町を通過する。
 2号線から70号線、そして4号線へ。アラブ人地区も今日は平日扱いのようだ。
 どんどん北へ。
 可愛いバス停前を通過。
テル・アビブから車で一時間弱。脇道に入ると前方には、カラメル山の古い地形が見えてきた。
 この辺りはバナナ農園が多い。バナナは青い袋の中で大切に育てられている。
 そして目的地に到着。
  1. Nahal Me'arot Nature Reserve - Prehistoric Humans Site -רשות הטבע ...old.parks.org.il/.../data_card.php?Cat...ru...このページを訳す2013/08/18 - On the southern bank of Me'arot Stream, on the western slopes of Mount Carmel, caves where discovered containing evidence of over one million years of human activity--a rare phenomenon anywhere in the world.

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駐車場に車を停め、さっそく受付へ。
入り口は閉まっていたが、ドア横の呼び出しベルを押すとスタッフが登場。1月1日でも普段通り営業している。
受付では簡単なグッズも販売中。
入場料金は21シュケル(約600円)だが僕は年間パスポートを持っているので無料。

イスラエルに住んでいる人にオススメなのが、イスラエル国立公園と自然保護区に自由に出入りできる年間パスポート。
 http://shop.parks.org.il/
イスラエル国内に住んでいる人を対象としているのでヘブライ語だが、公園受付で買えば英語で説明をしてくれる。イスラエルに住んでいない人にはお得なチケットもある。

入り口で園内の地図をもらい、さっそく園内へ。目の前に切り立った崖が広がる。
入り口ドアの赤いボタンを押して、解錠。
見ただけで古い地層であることが分かる岩肌。
100万年前に海中だった場所が隆起してできた地形らしい。
細い道を進む。
岩の間に小さな花を発見。
近くに寄ると、何だか見たような花を咲かせていた。葉っぱを見ると、これがシクラメンの原種であることがわかる。日本でも冬に人気の花鉢であるシクラメンは、これを品種改良してできたもの。地中海沿岸が原産であることは知っていたが、思わぬ出会いが嬉しかった。
崖を登る。
階段を上ると大きな洞穴が見える。
この洞窟はTabun Cave。

縦に25mの地層が見える。
地層にはアルファベットで年代をわかりやすく説明。Gより下の部分は100万年前にできた地層。
Cの部分は15-25万年前の地層で、この部分からネアンダルタール人(女性)の骨が発見された。
40-50万年前に形成された地層Eの部分ではネアンダルタール人より更に古い類人猿の化石も発掘。
この洞窟から他の洞窟へ移動。
眼下に大きなサボテンが
実を付けていた。食用可能でスーパーでは結構な値段で売られている。
こんな道を移動する。
この公園には全部で3つの洞窟があり、これは2番目の洞窟。
この洞窟には・・・
ネアンダルタール人の当時の生活を再現した人形と
食べ物の模型そして実際の石器が展示されている。


薄く鋭利な石製ナイフ。
左側には、
男性の人形と
捕らえられた動物の死骸(模型)
動物の皮が干してある。
この洞窟があるカラメル山にはこの他にも石器時代に居住していたネアンダルタール人の洞窟遺跡が多数発見されている。
この周辺は、現在の人間(ホモ・サピエンス)がアフリカから初めて到達した場所とする説もあり、発掘調査が盛んに行われている。

この洞窟前に転がっていた石。
良く見るとあちこちに化石があった。

旧人ネアンダルタール人は約20万年前に出現し、約2万年に絶滅。今日、2014年の新しい年の始まりの日に、ホモ・サピエンスの始まり(祖先?)とも言われるネアンダルタール人の居住跡を見に来た。
ここにいると日本の縄文人(1万6500年前)が現代人にすら感じる。

洞窟の上には
美しい水仙が可憐に咲いていた。15万年前にもこんな花がたくさん咲いていたのだろうか・・・
坂を下って、次の洞窟へ。
これが3番目の洞窟。
今度は奥行きがありそうだ。
洞窟の入口では、子供のネアンダルタール人が歓迎してくれる。
かなり深い洞窟だ。
だがライトアップされていてとても美しい。
奥には座席があり、そこで動画が上映されていた。



少ない見学客だが、この洞窟を見るだけでもここに来る価値があると思う。
洞窟の入口前にもちょっとした遺跡がある。
洞窟前に作られた壁の遺跡。
埋葬された遺骨(複製)
そしてどのように使われていたのか未だ解明されていないすり鉢状の石床。
ネアンダルタール人は火を使い、道具を作って狩猟生活を営むなど知能もかなり発達した人類だったようだ。

3つの洞窟遺跡を見た後、出口へ。出口にUNESCOのバナーが飾られていた。
この公園はネアンダルタール人の遺跡として2012年にユネスコの文化遺産に登録されている。
国立公園を見た後は、近くにあるワイナリーへ移動。
先日、雨の日にも訪れたので、今回で二回目。ただし今回も営業をしていない様子。

今回はさらに奥へ。美しい庭園が続く石畳を歩く。
ラベンダーの香りがいい。
ブドウ畑もある。
人気のないので、さらに奥へ移動。
そして大きくて立派な建物が出現。ここがワイナリーAMPHORAE。
Amphorae Winery - amphoraewines.com:www.amphoraewines.com/english/home/このページを訳すBuilding on the ancient Mediterranean viticulture legacy, Amphorae uses selected grapes hand-harvested from high altitude, cool temperatures vineyards to create uniquewines, enriched by its winemakers' personal touch, inspiration and ...
建物の中から人の話し声が聞こえてきたので、入り口当りをウロチョロしているとスタッフが出てきた。
感じの良い素敵な女性スタッフが流暢な英語で「ごめんなさい、いま改装中なの」。
話を聞くと、改装工事はいつ終わるか不明らしい・・・いかにもイスラエルだ。
イスラエルのワイナリーは、予約をしてから訪問したほうが良さそうだ。

カナダのナイヤガラ周辺にあるワイナリーのような感覚で訪問することはできないようだ。

帰路で見かけた、カフェの看板。
看板に従って進むと、施設に到着。入り口の守衛によるとこの施設は子どもと老人のための施設らしい。
そしてこのカフェも今日は閉店。

カナダやアメリカ、中南米とヨーロッパもそうだったが、ここイスラエルもビジネスはかなり緩い。
かなりきっちりしてビジネスをしているのは、世界中ではやはり日本だけなのだろうか・・・

今日から新年になり、ブログを再開。
去年末に訪れた死海やイエスが十字架を背負って歩いた道なども投稿したいと思うが・・・・ちゃんと継続できるかは不明。

だんだん”きっちり”した日本人気質が失われてきた感じがする・・・





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