僕が知っている中でトップクラスの可愛い教会がイスラエルにある・・・。
この記事は2014年1月11日の内容です。
想像以上のイスラエルの大自然を楽しんだ後、お腹が空いたのでイスラエル北東部最大の都市ティベリアへ。この坂を下るとガリラヤ湖があるのが、目の前の丘の上に教会が立っているのが見える。
イエスの思想と教義の最も重要な部分がまとめられた山上の垂訓の8つの句は、まさにあの丘の上でされたと言われる。現在は、その場所に山上の垂訓教会が立っている。坂道を下るとガリラヤ湖。湖沿いを右回りに進むと10分ちょっとでティベリアに到着。
何となく日本の地方都市のような雰囲気。僕は小田原駅周辺を思い浮かべた。
マラソン大会のゲートが設置されていた。ここでもマラソン大会が開かれるようだ。機会があれば、ぜひ参加したい。
人気のレストランは残念ながら本日はお休みだった。そこため隣のお店でランチをとる。
Little Tiberias, Tiberias - Restaurant Reviews - TripAdvisorwww.tripadvisor.com › ... › Tiberias Restaurantsこのページを訳す 評価: 4.5 - 73 件のレビュー
As befits a beautifully designed, romantic restaurant in a tourist destination, the clientele of Little Tiberias is very varied - guests are of all ages, foreign and Israelitourists, couples, and regular clients from the city and the surrounding region ...
女性店員さんが、僕らが日本人だとわかると「ポケモン」や「ドラゴンボール」について聞いてきた。彼女はまだ18歳で日本のアニメが好きらしい。会話の中で面白かったのが、「もしもし・・・て本当に言うの?」という質問。どうやって”もしもし”を使うのか教えてあげた。
しばらくするとサラダが到着。
そしてこの辺りの食事といえば定番のセントピーターズフィッシュ。大きな淡水魚をそのまま素揚げしたシンプルな料理。レモン汁をかけて食べる。
これは別の魚料理。このお店の料理もとても美味しかった。
このレストランの前にはキティーちゃんの専門店がある。
イスラエルでもキティーちゃんは大人気だ。それにしても、決意みなぎる瞳が素敵だ!
ランチの後、この街に来た湖畔の道を引き返す。
そして着いたのは、
「慰めの村」という意味をもつカペナウム。
入り口に入ると左側に石柱が転がっている。入り口で入場料3シュケル(約90円)を払う。
大きな広場の向こうに円盤型の建物。
そしてペテロの銅像。
花壇には見慣れた植物が育っていた。
クリスマスの定番・ポインセチアだ。
広場の周りにずらっと並んだ石柱の一部。
どれもクオリティーが高いが、
これが一番クオリティーが高いと思う。電気もない時代にこんな手の込んだ彫刻ができるとは、当時の石工の技術の高さを感じさせる。
これはシナゴーグの遺跡。カペナウムはエルサレム、アッコー、ダマスコ(ダマスカス)を経てバビロンに通じる道の中継地として繁栄。
6世紀の大地震でいったん街は崩壊するが、その後、10世紀頃まで栄えていた記録がある。
これが当時のシナゴーグの姿。ガリラヤ地方最大のシナゴーグと言われるだけあって、かなり大きな建物だ。イエスは洗礼者ヨハネが捕えられるとナザレを去り、このカペナウムに住み始めた。イエスが説教をしたシナゴーグは、この遺跡の土台になっているらしい。
そして現在残るシナゴーグ。
門をくぐり、敷地内へ。
当時の雰囲気のまま残っている。見事な石柱
文字もハッキリ見える。
裏口のような小さな出入口の向こうには、
住居の遺跡が続く。
続いて円盤状の教会「ペテロの家教会」へ
周りの柱に支えられて、中央部分には柱が一本もない。教会の中央部分には円形の部屋が見える。
これがカペナウムの当時の全景。
モザイクタイルの床が残っていた。
ミサが終わり、教会内部へ。
円形ホールのような作りの礼拝堂。
中央の床はガラス張りになっていて、先ほどの丸い部屋の遺跡が上から一望できる。この丸い部屋はイエスの一番弟子でのちに初代ローマ教皇になるペテロの家と言われている。
教会からガリラヤ湖畔へ移動。
教会のすぐ横にあるのが巨大なガリラヤ湖。
透き通る湖水。微かに鳥の鳴き声が聞こえたので、じっと当りを見渡すと・・・・湖の中から湖面に出ている植物に注目。
カワセミだろうか?チョコボールだろうか?
どちらにせよ、真っ青な背中が美しい。
湖畔のキリスト教の祭壇。結婚式にはピッタリのロケーションだ。
この建物は関係者以外立ち入り禁止。
教会入口を出てすぐそばにあるお店が何だか騒がしい。中国人ツアー客がザクロジュースを値切っていた。駐車場には観光バスが数台駐車中。
ハングル語や中国語の文字が見えた。日本人も数名。
カペナウムを出発して数分で「ペテロ首位権の教会」に到着。
教会に通じる道の右側に
今は枯れてしまった泉の跡がある。
教会はすぐそこ。
右の柵にたくさんの人の顔が見える。
一番最初はペテロから始まり、
歴代のローマ教皇の顔が書かれている。最後はもちろん現在のローマ教皇だ。
教会の入り口。
静寂に包まれた礼拝堂。祭壇の前にあるのが、
「メンザ・クリスティ : キリストの食卓」だ。復活したイエスが弟子たちに食事を与えた場所として語り継がれている大きな石。
みな石に触れて祈りを捧げていた。
中には石の砂を持って帰ろうとする人も・・・・。祭壇上にある小さな円形のステンドグラスは、
可愛いサカナ模様。
教会の扉には聖書に書かれる奇跡と歴史を表している。
サカナといえば、ネコ。この教会の周りにもネコが数匹住み着いているようだ。
教会からガリラヤ湖の砂浜に降りる階段も、
サカナ模様。
ハートの形をした踏み石。こんな形をしたキャットフードを見た気がする。
ガリラヤ湖とペテロ首位権の教会。湖畔を歩いていたイエスがこの場所で初めて漁師ペテロとアンデレ兄弟に出会った場所だ。辺りは静寂に包まれ、荘厳にすら感じる雰囲気だ。
教会の前にはイエスがペテロに宣教を託している銅像がある。ペテロは、のちにヤッフォから世界へ宣教に旅立つ。そして彼は初代ローマ教皇としてキリスト教世界布教に尽力していく。まさにこの銅像がローマカトリック教会がキリスト教最大教団である所以だ。
銅像の前の円形ステージ。
そして屋外祭壇。こんな場所でウェディングを・・・・ブライダル事業に関わる僕はどうしてもビジネスを連想してしまう。
ガリラヤ湖には他にもイエスに縁がある教会がある。それはサカナとパンのモザイクで有名なパンの奇跡教会。土曜日は昼過ぎでクローズになるため訪問できなかったが、もう一つ面白い教会がある。それがこの教会。
湖畔で一番可愛い教会だろう・・・・ギリシア正教会だ。
場所はここ。
通路を歩くと、
教会事務所がある。
その右には、立派な木!!とにかく立派な木がある。
その奥はガリラヤ湖に通じる通路。
そして突き当りがガリラヤ湖。長椅子があり・・・・こんな場所でブライダルを・・・・・とまた連想。
いろいろとビジネスに思いを巡らしながら、流れるように茂っている植物を見る。
僕は花屋でもあるので、この植物がかなり気になる。それにても大きな花のつぼみだ。大人のコブシ大くらいの大きさだ。
そして花・・・・・これはビジネスにならない。
湖畔に通じる通路の脇道を少し進むと
美しいピンクのバラが咲いていた。これを見たときは商売ではなく、純粋に美しいと思った。
そしてバラのそばにあるのが、とっても可愛い教会だ。
小さな入口から中へ。
たくさんの人がいる。
そしてこれが礼拝堂。
先ほどのローマカトリック教会とはだいぶ違う。とても賑やかな教会だ。
礼拝堂の天井には天使がいっぱい。
壁にはイエスの数々の奇跡と歴史が鮮やかに描かれている。
礼拝堂の出入口の壁にもびっしり絵が書かれている。
良く見ると非常に興味深い絵だ。
天秤にかけられ、左に行くとやさしい天使。右に行くと・・・
地の底・・・・
そこがどこかは一目瞭然だ。
この可愛い教会もガリラヤ湖の湖畔に位置する。ただしここも、先ほどとは雰囲気がまるで違う・・・
辺り一面、食欲をそそる美味しそうな匂いが充満。
教会の敷地内でBBQ??
ガリラヤ湖の湖畔では・・・・
魚釣り?
実に庶民的で可愛い教会だ!
帰り道に見つけたのは、
孔雀?
とても人に慣れた孔雀が数羽。
とにかくこの教会は、派手派手だ。
いるのは孔雀だけでない、大きなニワトリと
ターキー。極めて庶民的な教会でもある。
楽しい教会を見た後は、ガリラヤ湖を一周。この景色を見て、ハワイ島一周ドライブを思い出した。
2011年の11月にハワイ島とオアフ島へ。この内容をブログに書かなかったことを少し後悔する。
ガリラヤ湖を一周して最南端にあるのが、この辺り。一度見てみたかったのが、ここだ。
車道の下は小さな川。川の上には大きな設備がある。
この川が始まるガリラヤ湖側(上流側)の景色▼。川には作業ボートが浮かび、辺り一面ゴミだらけ・・・・。
道を挟んで反対側(下流側)を見てみると・・・・・??? まるでカナダのムスコカ地方にある運河のような美しさ。この道路の横にある巨大設備は高性能の浄水装置なのだろうか??それにしてもなぜ、こんなに綺麗にする必要があるのか?・・・・という疑問は、すぐに解ける・・・・・。
それが向こうに見える施設だ。
夕暮れで辺りは暗くなり始めている。
ここが先ほど見た綺麗な川になった先の施設の入り口。
施設に入ると左に大きなギフトショップ。そこには、白い簡素な服を着て川に入水する人々。なぜか皆、歓喜にあふれた表情だ。
川に入水するために階段がたくさんある。
すでに営業は終了間近のため、川に入る人はいない。
着替え場所も完備したこの施設の名前はヤルデニット。
川を見ながら祈りを捧げる人たち。もうお分かりだと思うが、この川があのヨルダン川だ。
イエスが洗礼した場所はここからはるか南のエリコ付近にあるが、イエスと同じ水で洗礼を受けようと世界各地からキリスト教信者が集まってここで洗礼を受ける。
川の水質は、、、、まぁまぁ・・・。わずか200mくらい先の上流を見ているので何ともいえないが、この水が汚れないように自然環境を保全してもらいたいと思う。
洗礼ポイントの壁には、世界各国の言葉で聖書が表示されている。
キリスト教徒が多い韓国のハングルはもちろんだが、中国語もあった。
日本語があるのかと探していたら、
こんなものを見つけた。この標語の前にあるのが日本語の文字。
洗礼した後は、定番のギフトショップ。一番大きなお店は、やはりイスラエルの死海コスメで一躍有名なAHAVAショップ。これで心だけでなく、体もスベスベになるだろう。
出入口に大きく掲げてある洗礼のパネル。女性の歓喜無量の表情が印象的だった。
ガリラヤ湖から車で2時間ほどでテル・アビブに到着。
このアズエリセンタービル(通称、○△□ビル)を見るとテル・アビブに戻ってきたと感じる。オタワではパーラメントヒルのピースタワーだった。そして東京では、やはり東京タワーだ。
今日の夕食は中華料理 Hayam Hasini。初めて来た高級そうな中華レストランだが時間が遅いのか、お客があまりいない。
春巻きを注文して、一緒に出てきたソースを見てちょっと驚く。蛍光塗料かと思った。
激辛のナス料理
そして麻婆豆腐。
そして酢豚。
味は言うまでもない・・・・サラッと流す・・・・・。
イスラエル国内で美味しい中華料理レストランと韓国料理レストランを探すのは困難だ。