中東でも信じられないほど美しい庭園を見ることができます!!
朝8時。いつものホテル下にあるレストランの朝食は土曜日なので、朝9時スタート。日曜日はいつもどおりの朝8時から。金曜日と土曜日が休日、日曜日は平日といういままでにない生活環境にまだ戸惑っている。
ホテル近くのカフェで朝食を購入。
コーヒーが美味しかった。テイクアウトのサンドイッチを待っている間、、、
視線が気になる。
時間通り8:30に友人が迎えてきてくれた。今日は友人と計5名でドライブ。
テルアビブから北上していくバイパス道路の途中で、ガソリンスタンドに立ち寄る。
人生初のイスラエルのガソリンスタンドの利用。ガソリンスタンドの名前はヘブライ語なので、読めないが英語だとPaz Oil Company。イスラエルで最大のガソリンスタンドチェーンだ。
PAZ Homepagewww.paz.co.il/index.aspx?id=4424
このページを訳すRefining and Logistics. Paz Ashdod Oil Refinery is the Paz Group's Refining and Logistics Division, which manufactures petroleum products and electricity… More. Industries and Services overlay ...
スタッフが給油してくれるレーンとセルフ給油レーンがある
給油機はすべてヘブライ語。これはかなり苦戦しそうだ。
イスラエルのガソリン価格は、英国ロンドン以上の価格。日本では160円前後のガソリン価格らしいが、イスラエルでは200円/1リットルを超える値段。これは中東諸国からイスラエルが直接オイルを買えず、イギリス経由でオイルを購入しているためだ。ちなみにイスラエル以外の中東各国のガソリン価格は、一番高いイランで1リットルあたり50円前後、ドバイでは40円前後、サウジアラビアでは10円前後の値段だ。
テルアビブから車で30分以内で、ネタニアが見えてきた。都市と都市の間がものすごく近くと感じるのは、先月までカナダに住んでいたからか。オタワなら隣の都市モントリオールまで2時間(200km以上)はかかる。
道路沿いに見えたのは、なんとebay。テルアビブでマクドナルドを見た時と同じくらい嬉しい発見だ。ショッピングサイトは見つからなかったが、買えるかどうかイスラエル人の友人に聞いてみよう。
大きなサッカースタジアムもある。
ネタニアを通り過ぎ、海岸沿いに見えてきたのは大きな火力発電所。イスラエルの発電は主に火力発電と言われている・・・が、原子力発電所があるとも言われている。これは安全保障上で最も機密にされているので公表されていない。もし存在が明らかになれば間違いなくテロまたはミサイル攻撃の目標になるからだ。
テルアビブから車で1時間ほどで、また大都市が見えてきた。あれがハイファだ。
右手の丘の上には、住居がたくさん並んでいる。平地はすべて農地。農業生産効率を高めるために平野を農地化して、人は丘の上に住む。これが国内自給率90%を達成している理由なのか。
Googleのオフィスビルをはじめ、MicrosoftやCiccoなど米国の主要情報産業企業のビルが見えた。
ハイファの町は、テルアビブと違い整然としている雰囲気。目の前の丘に、
美しい庭園が見える。
駐車し、道の真中から撮影。こちらは内陸側。
そして海側。向こうにハイファ港が見える。かなりテンションが上がる。これはバハイ教の本部。
区域ごとに区切られた場所を無料で見学できる。
柵には見学の際の注意書きがある。ゲートには、警備員が荷物チェックとボディーチェック。チューインガムを含む飲食禁止と水に触れては行けないこと、そして大理石には座らないように注意をしている。
この施設を紹介する各国語で書かれたパンフレット。
日本語ももちろんある。無料でもらえます。
ゲートに入ると、その美しさに圧倒される。
紫色のペチュニアなど、花殻がきちんとつまれていて、管理の徹底さはロンドンの庭園を凌ぐほど。
圧巻なのは、この芝生。半年間雨が一滴も降らない過酷な環境にも関わらず、青々としている。
しかもきちんと芝刈りもされて・・・・。宗教心からのボランティア精神がこの全く手を抜かない仕事をさせるのだろうか。やはり仕事はモチベーションが大事だということだろう。
階段横の植裁のアレンジもお見事。
階段の中央を流れる噴水も水垢など全くない。
ゴミひとつ流れていない徹底さだ。
どこを見ても、手を抜いていない庭園。
階段を上ると、
見事!!
ワシのガーデンインテリア。
そしてホワイトコンクリート製のプランター。
この場所の見学できるエリアはここまで。
上段は、車で上に移動してまた見学できる。
この紋章が、日本の天皇家の菊の紋章に見えるのは気のせいか。
柵の向こうの景色。
完璧なメンテナンス。
入り口へ戻る。
ため息が出るほどの美しさ。上の階もかなり期待できる。
ウォークツアーもあるので、次回はこれに参加したい。
この美しい本部は、ユネスコ世界遺産にも登録されている。ユダヤ教の信念の元に建国されたイスラエルが、他宗教をユネスコ世界遺産に登録させるとは・・・。イスラエルの他宗教への理解の一面を見た感じがした。美しい庭園の横は一般の住居が並ぶ
今日は土曜日の安息日、しかも午前中なので車は少ないようだ。庭園前の駐車スポットに車を停めることができた。
道の向こうには、
滅多に見ない中華料理レストラン。しかも台湾料理だ。
車で移動。丘の上に向けてどんどん上る。
丘の頂上付近に到着。
ここから皆が見ていた景色は、
これだ!!
ハイファ港に停泊しているのは、地中海クルーズ船。カリブクルーズよりも小ぶりだが非常に気になる船だ。
ハイファ港の沖合には、貨物船が多数停泊中。
湾にそって向こうに見えるのがアッコーだ。
再びバハイ教の施設へ。ここが最頂部。
ここでも荷物チェック&ボディーチェックを受ける。
そして眺める景色が、
これだ!!!
真ん中にある霊廟をアップ。
ここから眺める丘のぞいの町並み。
階段を下りる。
このゲートから下は公開されていない。
後ろを振り返ると、真ん中の木の左右に置かれたプランター。
これが左側のプランター。
これは右側。まったく同じデザイン。
照明灯も豪華。
プランターも・・。
上を見る。
そして下を見る。ここの芝生の管理も完璧だ。
ヤシの木の管理も徹底されている。
再び階段を上り、入り口へ。
上から先ほどの左右並んだプランターを見ると、これが左側。
こちらは右側。これはバハイ教の原則である男女平等の鉄則を表現して完全に同じように左右対称となっている。
プランターの配置も左右対称。
庭園を上から見ると、すべてが左右対称となっている。
車に戻る途中で見たのは、
UNと書かれた白いバス。国連の自動車だ。バスのドアには、停戦監視団を示す表示。今日は休暇で観光を楽しんでいるのだろう。シリアとの国境付近では、平和維持活動中の国連監視団が誘拐された事件もあった。危険を顧みず平和維持に取り組む皆さんに感謝。
車で庭園の真ん中付近に到着。
この陸橋の上がバハイ庭園。
陸橋の下から庭園を見る。ここももちろん左右対称。
上に見えるギリシャ神殿のような建物は、バハイの重要文献が収められている建物。一般公開はされていません。
この入口で荷物チェック&ボディーチェック。
最下段と最上段と違う雰囲気。この場所は朝9時から正午までの午前中のみ一般開放されている区域。
しかも8月4日から9月7日までメンテナンスのため一時閉園するらしい。今日は8月3日。ぎりぎりセーフだ。
ゲートに入る。
右には、庭園が広がる。
右の庭園を散歩。
ここの管理ももちろん徹底されている。
サボテンガーデンだ。
まるでひとつの大きな花のようなサボテン。
美しい!
白い砂がサボテンの緑を一層映えさせる。
庭園の奥には、警備員がいる。
この建物は一般公開されていない。
ここからさきに進むには、
特に女性は注意が必要だ。ノースリーブ(もしかしてTシャツも含む?)だけの女性は入場できない。中東の宗教施設を見学する際には女性は服装に気をつける必要がある。長袖とは言わないが、ノースリーブの上に羽織るもの、そして長ズボンの着用が望ましい。
ゲートから中へ。
色とりどりの花が咲いている。
ハワイのレイでお馴染みのプルメリアが咲いている。
女性の服装は見ての通り、長めのスカートを着用。
庭に飾られている備品も美しい。
一瞬、蓮の花に見えた。
木の間にも、
ガーデンインテリアが飾られている。
ここから眺める景色も素晴らしい。
いよいよバーブ廟へ。バーブ(本名、セイエド・アリ・モハメッド 1819-1850)はペルシャで商売を営む商人だったが1844年に自分が神から送られた使者(神への門”バーブ”)であると宣言。
新しい時代への到来と自分より偉大な使者の出現のため、人類を準備するとしてバーブ教を現在のイランで創設しました。
バーブは民衆に精神的、倫理的再生を呼びかけその運動が「バーブ教徒の乱」となり、イラン当局に逮捕されます。逮捕後、1850年に公開処刑され殉死。その後、バブの遺体は60年間隠された。
イスラム教の名残からか、ドアに星と月の紋章がある。
その後、バーブの信徒であり、バハイ教の創始者となったバハオラ(本名ミルザ・ホセイン・アリ 1817-1892)はイランから追放されバクダットに移り、そこでバハイ教を起こす。その後、逮捕されトルコから現在のイスラエルの都市アッコーで生涯を終えた。そのためバハイ教の創始者バハオラの廟はここハイファではなく、アッコーにある。
ドアには、イスラム教のような紋章が並ぶ。
話は戻り、この廟はバーブ教の創始者バーブのお墓。バーブの息子アブドル・バハーが60年間隠されていたバーブの遺体をこの廟に埋葬した。ここから先は、撮影禁止。
そして靴を脱ぐ。奥には、神聖で小さなバーブ教創始者のバーブが埋葬されている部屋があった。
祭壇には、中国風の器が置いてあったのでスタッフに聞くと、単に模様が綺麗だから置いてあるらしく、とくに中国との関係はないとのこと。
このバーブ廟の上部の列柱と黄金のドームは1953年に完成。設計者はカナダ人建築家ウィリアム・サザーランド・マックスウェル氏。この廟は東洋と西洋の建築様式を調和して作られました。
バーブ廟は祈り瞑想をする場だが、儀式や礼拝式は一切無く、装飾品や置物に宗教的な意味はないとのこと。ただ単に美を取り入れるためだけに置かれているそうです。
バーブ廟に通じる道は全部で18段のテラスで区切られ、丘の下から上まで1km。標高は225mで、庭園全体の幅は狭い場所で60m、広い場所は400mに及びます。
強い日当たりに適した植物を植え、風景に溶け込むように設計したのもカナダ人の建築家(ファリポーズ・サーバ氏)。
非常に見応えあるバハイ教の世界本部だった。
The Bahá'í Faith - The international website of the Bahá'ís of the worldwww.bahai.org/
このページを訳すThe official presence of the Baha'i Faith on the Web. A body of authentic material presented by the Baha'i International Community. Available in English, Spanish, French, Portuguese, and some others.
バハイ共同体 【Japan Baha'i Network】www.bahaijp.org/
親愛なるみなさま、日本バハイ共同体のホームページへようこそいらっしゃいました。日本では、私 ... 1852年、バビ教徒としての活動のためテヘランで投獄されている時、 バブが説いていた次なる神の使者としての使命を知る最初の経験をしました。牢獄から解 ...
バハイ教世界本部を見学した後は、再び丘の頂上へ移動。
ここから見るハイファの景色も格別だ。案内にjapanese Artsとあるので、矢印の方へ進む。
途中、竹林を進む。ここは中東。まさかこの地で竹を見れるとは・・・・。竹は水がなくなるとあっという間に枯れる植物。給水にかなり気を使う必要がある。
そしてこれが日本美術専門の美術館・Tikotin Japanese Art Museum。
Tikotin Museum of Japanese Artwww.tmja.org.il/
このページを訳すמוזיאון טיקוטין לאמנות יפנית השוכן בחיפה מוקדש כולו לשימורם והצגתם של חפצי אמנות יפניים והוא יחיד מסוגו במזרח התיכון. בזכות מגוון רב של תערוכות ופעילות ...Google のクチコミ(4) · レビューを書く
שדרות הנשיא 89 חיפה, イスラエル |
まずはギフトショップを覗く。
オシャレな和雑貨がたくさん並んでいた。どれもデザイン性の高い和の一品。
この博物館のコレクションの高い品性を感じる品々。
これらはニューヨーク・メトロポリタン美術館やフランス・ルーブル美術館にも作品が収められている日本の工業デザイナー・柳宗理がデザインした和雑貨だった。
これは柳氏がデザインしたものではないが、面白かったので紹介。たい焼きの形をした石鹸だ。
美術館の展示物は撮影禁止。中には、日本文化に造詣が深かったティコティン氏のコレクションを元にした美術品が並んでいる。着物や印籠をはじめ、浮世絵などの種類は多数。どれも見応えあるコレクションだった。展示方法も素晴らしいので、ぜひ訪れてみてほしい。
美しい和を見た後は、ハイファのダウンダウンでランチ。
巨大な貨物船用クレーンを見て、
ドバイにある有名ホテルようなビルを過ぎ、
オバマと知らない男性のツーショット写真を右折して、
ヘンテコなアートも右折したら、
人がまったくいないハイファのニュースポットに到着。土曜日の安息日らしい光景だ。
そしてここでランチ。
営業しているのか、疑わしいが営業していた。
Hanamal 24hanamal24.rest.co.il/
このページを訳すהנמל 24 הפנינה הקולינארית של חיפה והצפון. המסעדה ממוקמת ברחוב הנמל - מתחם הבילוי ההולך ומתפתח בעיר התחתית בחיפה. גיא אביטל, מבעלי המסעדה, האיש שעמד ...4.8Google のクチコミ(16) · レビューを書く
הנמל 24 חיפה, イスラエル |
店名はhanamalだが、これはこの店の前の道の名前。日本とは全く関係ない。
店内はまるでお台場のヴィーナスフォートを彷彿とさせる雰囲気。
ただし値段は高い。メイン料理は3000-5000円。
デザートでも1500円くらいする。これにドリンクが付いたら、1人当たりの予算は5000円では到底ムリ。
テルアビブ以外の都市でもこの価格なのに驚いた。地方都市の外食なら安いと思ったのに・・・・。
ただし味は絶品!添えのパンだけでも満足の一品だ。
牛肉のタタキのようなアペタイザー。
エビの濃厚なスープ。ユダヤ教はエビを食べることは禁じているのだが・・・
魚料理も非常に美味しい。ただしこの一皿で3000円
ポークと書いてあったが、非常に高級なハムだった。ポークはユダヤ教とイスラム教の両方に禁じられている食材。
このニョッキは、いままで食べたニョッキの中でも最高峰の出来栄えだった。
かなり高価なランチの後は、再び車で移動。
右の丘にはハイファの住宅地
非常に整然と集合住宅が並んでいる。
そして高速道路を内陸部へ移動。
目指すは、ナザレ・・・・・。聖母マリアが受胎告知を受けた地だ!
次回へ続く。