これが現在のテル・アビブ市内。世界中で話題のシリアに真っ先に攻撃される可能性がある街だ。
シリアの化学兵器関連施設への空爆は、イスラエルに住んでいる人ならだれでも気になる。なぜならシリア政府もイラン政府も公式に「シリアが攻撃されれば、テルアビブが燃えるだろう」と発言。
そのテルアビブに私は先月から滞在中。毎日、ニュースは付けっ放し、いつどのような状況になるかわからないからだ。
すると、CNNから突然、日本語が聞こえてきた。
画面を見ると、Jリーグ・ベガルタ仙台のサッカー選手梁勇基の特集CMだ。
胸には北朝鮮国旗。大阪出身で北朝鮮国籍の彼の姿を放映していた。スポーツを通して様々な事柄に良い影響を与え続けてほしいと思う。自宅から眺めるテルアビブの街。この街が攻撃にさらされていることは、いまに始まったことではない。1980-1990年代の自爆テロ、そして湾岸戦争でのスカッドミサイル着弾など・・・。ただし今回シリアに攻撃される可能性があるのは、かなりの脅威だ。湾岸戦争よりも軍事技術が発展していることはもちろん、シリアはロシアの比較的新しい兵器を多数持っているから。
ただし街で緊張感を感じることは、いまのところない。
テル・アビブ市民は、いつもどおりの生活を続けている。
来月9月はユダヤ教の新年にあたる月なので、新年ムードがさらに街を賑やかにする。
毎週決まった曜日に地元アーティストが自分の作品を持ち寄り、直売するイベントもスケジュールどおり。
ニュース番組はやはりシリアの状況を刻一刻と伝えているが、CNNでは日本がインフレ基調になってきたことも伝えている。
ディゼンゴフ広場の噴水もいつもどおり。
そしてい広場の下で開催されるアンティーク市も通常通りオープン。
今日もたくさんの人が来場している。
ディゼンゴフ通りの人通りも多い。
バスカーがバイオリンを演奏中。何ともいえないいい雰囲気だ。
人気のジューススタンドもいつもどおり。
このジューススタンドは、自爆テロで数名の犠牲者を出した場所のすぐそばだ。
この自爆テロは元々コーヒースタンドがあった場所。その場所から20-30mくらいの場所にも人気のコーヒースタンドがある。
今日は金曜日なので、テル・アビブ市庁舎はお休み。
ラビン広場の睡蓮の池には、
今日も美しい睡蓮が咲いている。
この広場、市庁舎の下には、ラビン首相が暗殺された場所もある。
市庁舎から自転車でハ・ヤルコン川に到着。
ここではビーチバレーのイベント会場がある。
いつ行われるのだろうか。シリアからの攻撃を懸念してイベントが中止された訳ではないだろう。
釣り人。いつもどおりの光景。
テル・アビブ港のオープンカフェも活況。
大好きなカフェチェーン店AROMAも賑わっている。
そしてビーチは・・・・
大盛況だ!!
ヨット遊びをする人たちや、
日光浴をする人たち。
皆、楽しそうにビーチを楽しんでいる。
いつの間にか、木が植えられていた。これも何かのイベントだろう。
どこのビーチでも皆、楽しそうだ。
ビーチからカラメル市場へ。ここでいつもどおりの買い物をする。
柿が売っていた。
ここも大盛況。
この街の光景を見ていると、マッハ2の速度で飛んでくるシリアの超高速ミサイルの標的に成っている街とは思えない。
通常のロケットミサイル(スカッドミサイルなど)はテル・アビブで防空警報がなってから一分くらいで着弾、その間に市民は自宅のシェルター(法律で設置義務がある)やビルの地下にあるシェルターに避難する。このマッハ2で飛んでくるミサイルは、とても避難する余裕などなさそうだ。
しかもシリアだけでなく、イランもイスラエルに攻撃を加えると報道。テル・アビブには、イスラエルの国防省があるのでイスラエル軍が必死に守るだろうが、イスラエルのミサイル防衛システム”アイアン・ドーム”は大丈夫だろうか?
道路でこんな車??・・・・イスラエルの技術力の高さは世界トップクラスだが、こんな車を見つけるとなんだか不安が増してくる。