iPhoneの歴史は、この木製ケースのパソコンから始まる・・・
この記事は6月1日の内容です。
この記事は前回の続きです。
引き続き、バタシーパーク内を歩く。
ロンドン中心部には、どうしてこんなにも大きな公園がいくつもあるのだろう。東京も、参考にして欲しかった。
芝生では、なにやら見たことのないスポーツ。
実際にプレイしているクリケットを初めて見た。
しばらく見ていたが、ルールが全くわからない。
公園を出て、再びサイクリング。
テムズ川を渡って、
チェリシー地区に到着。
1970年後半の「パンク」の時代の発祥地でもあるチェルシー地区。いまは高級住宅地としてお坊ちゃまの町になった。路上には、高級車が目立つ。
アストンマーチンのオープンカーと高級そうなお店。
ポルシェ911もよく似合う町並み。空冷式のポルシェは、エンジンを吹かした時の感触、そして腰を直角のように曲げてハンドルを握るドライブ姿勢も良かった・・・・、水冷式にはない魅力があった。
アパートメントの一角に、青いプレートを見つけた。イギリス人作家ジョージ・ギッシング(1857-1903)が1882年から二年間住んでいた場所。秀才として文才の頭角を表したが、ある女性を助けるため窃盗を行い逮捕。学生生活を棒に振った。その後、初婚の相手がアルコール依存症で結婚に失敗し、二回目の結婚もうまくいかなかった。
労働者階級の悲惨さを描いた初期の作品は売れずに経済的に苦労する。その自分の半生をモデルに描いた売れない作家の物語『三文文士』が皮肉なことに文壇の注意を引くことになる。
これは結婚式の車だろう。見ているだけで、微笑ましい。
これはいい!クラシックベンツのオープンカーだ。
すごい迫力、そして存在感。北米には似合うが、イギリスにはちょっと・・・・。大きすぎるし、派手すぎる。
可愛いバスがいると思ったら、結婚式用の貸切バスだった。
まもなく、新郎新婦が登場。自然と笑が溢れる。
いろいろな車そしてドラマを見ているようで楽しい町歩きだ。
芝生に咲く野花を摘むカップル。
公園の片隅には、
1939-1945年の第二次世界大戦でチェルシー地区に住む457名の住民が亡くなったことを伝えるプレート。わずか70年足らずで、こんな幸せな現代になったことを犠牲者はどう思うのだろうか。
更に歩く。
街角の花屋さん。もう一度、花屋を自分一人で立ち上げるなら、小さなお店を一人でやりたい。私の20代のころは規模の追求に専念して、気がついたら仕事に追われる毎日だった。初めてお花を売ったお客様・仕事帰りの50歳くらいの女性を今でも思い出す。赤いSPバラ・リトルマーベルを3本売ったのが私の花屋人生の始まりだ。
花屋の裏には、園芸屋さんがある。
一瞬、見逃してしまいそうな車が停まっていた。これは最高にいい!
さりげないフェラーリのエンブレムが付いたビンテージオープンカー。やはりヨーロッパには、こんな車が似合う。
青い小花・忘れな草とマーガレット、そしてダスティ・ミラーを組み合わせたプランター。
公園があったので、中へ。青々とした芝生。広さがない分、非常に落ち着いた雰囲気。
この公園の角にも、
墓石があった。墓地を公園にしたのだろう。
公園のとなりに大きな教会がある。
公園を散策していると、
ガーデナーが庭造りをしていた。
この公園の植裁技術も素晴らしい。
トイレの壁は緑化され、
屋根も緑化されている。
フジの花が屋上まで続いている。
世界で最も有名なフラワーショーのひとつ、チェルシー・フラワー・ショーが行われるチェルシー王立病院。
この病院は年金生活を送る退役軍人が住んでいる。
鮮やかな朱色の制服を着たガードが警備中。高級ブランドがひしめくショッピングストリートを見て歩く。
この公衆電話は無料WiFiが付いていた。
広場で大勢の市民と観光客が休憩中。
この場所に最新の現代アートの美術館Saatchi Galleryがある。
美術館の前の広場でも市場が開いていた。
Sushiの看板に目を向けると、
Roll Sushiを売っていた。おそらくhome made Sushiの名前から日本人経営ではないだろう。
大きなイヌツゲのプランター
屋根までフジで覆われている。フジは生命力が強く、成長が早いのでしっかり管理しないとこうなる。
South Kensington駅に到着。
この駅前にも花屋さんが出ていた。釣具専門店もある。
日本食レストランもあったが、メニューを見ると中華料理とのハイブリットだった。
この尊厳な建物は自然史博物館。
Natural History Museumwww.nhm.ac.uk/
このページを訳す(There is a charge for temporary exhibitions.) Open Monday to Sunday from 10:00-17:50. Last admission 17:30. Open every day except 24-26 December. Natural History Museum Cromwell Road, London SW7 5BD, UK. Tel: +44 (0)20 7942 ...Zagat: 26 / 30
Cromwell Rd London SW7 5BD イギリス |
早速館内へ。入場料は無料なので、気軽に入れる。
エントランスホールには、巨大な恐竜の化石。他の化石もある。
動物だけでなく、木の化石。
ポケットモンスターのキャラクターのような化石も・・。
巨大な鹿の角
そしてシーラカンス。
やはり人気は恐竜の化石コーナーらしい。
トリケラトプスの化石。ステゴサウルスの化石。
階段から空中通路を歩く。列に並んで見学。
この暗闇の向こうから、恐竜の大きな鳴き声が聞こえる。
早速中に入ると・・・・。慌てて動画を撮影した。
初めて見た恐竜の足の筋肉の見本。
循環器の説明もある。子供もわかりやすく楽しめるように工夫が凝らしている。
恐竜を題材にした映画の紹介と、
恐竜を題材にしたおもちゃも展示。一番目立つところに置かれていたのは、日本の玩具メーカー・タカラトミーのゾイド。
他にもいろいろな展示がある。時間がないので、サラッと紹介。
哺乳類の展示コーナーの隣のカフェ。
そこにパンダの剥製があった。
続いて、爬虫類と両生類の展示コーナー。ここもサラッと紹介。
続いて魚類をメインにした水中の動物たち。ここもサラッと・・・。
特に面白かったのが、深海魚の展示。
小学生のころよく行った江ノ島水族館を彷彿とさせる巻貝の展示。
セミエビ
廊下にもたくさんの展示物が並べられている。
続いて、鳥類。
日本の国鳥・キジもいた。
続いて、昆虫。
このエリアは、子供向けの展示。
家の中の虫の展示コーナー。
あまり見たくないものだらけだった。
つづいて、天体と地球の展示コーナー
入り口は、ファンタジーの世界。
なぜか宇宙飛行士。
エスカレーターも趣向が凝らしてある。
ここもサラッと・・・
大好きな鉱物の展示コーナーもあった。
自然史博物館のその他の写真>>https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20130601natural
自然史博物館の後は、隣接する科学博物館を見た。
Science Museumwww.sciencemuseum.org.uk/· Google のクチコミ(221) · レビューを書く
このページを訳すVisiting the Science Museum. View our location on google maps. Exhibition Road, South Kensington, London, SW7 2DD. How to get here. Latest travel update for South Kensington tube station: Circle Line Good Service. District Line Part ...Zagat: 26 / 30
Exhibition Rd London, Greater London SW7 2DD イギリス |
館内の様子。この博物館も時間の関係上、サラッと紹介する。
産業革命発祥の地、その原点は蒸気機関だ。
宇宙ロケットもある。
月面着陸船
そして、
月の石。
カエルのようなずんぐりむっくりした赤い車は、
BMW。
1969年のアポロ10号
1970年にBBCで使われていたタイムサービスの機器。
1976年のスーパーコンピューター。
中の配線がスゴイ。
1958年の自動心肺装置
1958年のビデオレコーダー。
なぜかNINTENDOのファミリーコンピュータとGAMEBOYも展示中。
日本のノコギリとカンナ、そしてノミもある。
日本の産業力の主力とも言えるNC旋盤も展示。もちろんファナック製だ。
1955年のセシウム原子時計。
他にも進化してきた産業製品が数多く展示。
いまは世界一の自動車メーカーのTOYOTA。その全身は、この織物機製造会社だった。1924年製の自動織物機。
1857年製のこの機械。作っているのは、
ライフルのもち手の部分。車が重なっている。
一番下の車は1965年のHINO製。ナンバープレートはご覧のとおり。
このライカのカメラで、
AP通信の報道カメラマンNicks Utは世界に衝撃を与える写真を撮っていた。
この木製コンピューター。
キーボードカバーもシンプルでオシャレ。
極めてシンプルな外見は今も変わらないAppleが1976年に初めて作ったホームコンピュータだ。
近代的な展示コーナー。
第二次世界大戦でイギリスを恐怖に陥れた
ナチス・ドイツ軍の世界初の液体燃料ロケットV-2。
移動式の発射台から発射されたミサイルは、迎撃されることもなくロンドンを誰にも気づかれないまま火の海に変える攻撃力を持っていた。
世界で初めて宇宙空間を飛来した人口物でもあった。V-2ロケットの部品。
1950年のコンピューター。
1939年の計算機。
ナチスドイツ軍の暗号機・エニグマ。
1950年のピル。
1950年のペットロボット。
農業機械も展示。
天体観測機器。
かなり大きく取り上げていたのは、時計。
砂時計
日時計
懐中時計
1800年代の日本で使われていた家庭用置き時計
これも日本の時計
日本の時計が数点展示。
イギリス大航海時代に活躍したクロノグラフ。
腕時計。
1954年に郵便局で使われていた話す時計。
1990年のポータブル・セシウム原子時計
そしてSONYエリクソン製の携帯電話。
つづいて電話器。
アナログからダイヤル回線に切り替わったことを記念するセレモニーには、なんと女王陛下が参加。
こんな大きな電話回線切り替えスイッチが、
現代ではこんな小さくなった。
サイズが小さくなった分、精密になっている。
ここでもSONY製の機器がある。厚さ3mmの受信機が展示されていた。
続いて解析装置(コンピューター)の歴史。古いものから新しいものへ。
アナログ解析装置から
1956年のデジタル解析装置ERNIE1の時代へ。
こんなに大きな解析装置(コンピューター)でもCPUのクロック数は333kHz、メモリーは200kbitsしかない。現在の家庭用ノートパソコンのCPUは3GHzで、CPUのクロック数だけを比較するとこのヴィンテージコンピューターの1万倍の速さがある。
1965年に発表されたPDP-8ミニコンピューター。現在のマイクロコンピューターが出現するまで、このコンピューターが世界で一番出荷されたコンピューターだった。
解析装置の歴史は、このような歯車がたくさんあるものから始まった。見た目の美しさは、現在のコンピュータよりも上に感じる。
日本のそろばんも展示されていた。真円から楕円形を精確に描くことができる装置。
この歯車を回すと、精確に
このような図表を書くことができる。
それは地図に応用され、
設計図面にも使われてきた。
そしてどんどん巨大化し、デジタル化を迎えて、現代のiPhoneまで縮小した。
科学博物館のその他の写真>>https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20130601science
6月1日のその他の写真>>https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20130601