レオナルド・ダヴィンチの傑作モナリザ。言わずと知れたフランスの国宝です。そのモナリザを原寸大でしかも間近で見られるなんて、、、。でも色合いと風合いがちょっと違う。実はタイル(陶板)なんです、コレ。
この記事は前回からの続きです。
大塚国際美術館の裏側から入場。入場料金は、かなり高めの一人3000円。
大塚国際美術館-四国・徳島県の美術館 観光施設-www.o-museum.or.jp/共有四国・徳島県の美術館、大塚国際美術館は、世界の名画1000点以上の原寸大の作品が一堂に展示されている、陶板名画美術館です。スコア: 26 / 30 - Google のクチコミ(10) - レビューを書く
日本 〒772-0053 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65−1 |
エントランスホールにあるロボット。
このロボットの顔を覗き込み2-3秒ほどじっとしていると、自分の顔に良く似た絵を探してくれます。
この女性の後に、私も試して見ました。
エントランスホールの正面に、この美術館の目玉展示・システィーナ礼拝堂の天井画(ミケランジェロ作)があります。
女優・水野真紀と自民党の代議士・後藤田正純のカップル、そして横綱・白鵬が結婚披露宴を行ったホールとしても有名です。
神が人間を創造し、命を与えている絵も忠実に表現されていました。
今日は24日クリスマスイブ。この美術館にもクリスマスツリーが飾られています。
世界中の有名な絵を陶板(タイル)で表現した美術館。
あちこちに見たことのある絵が飾られています。
絵だけでなく、壁画もそのまま立体的に模写されているのに、驚き。
フランスの聖マルタン聖堂
ギリシャの聖ニコラオルファノス聖堂
イタリア・ポンペイの秘儀の間
これもポンペイにある貝殻のヴィーナスです。この壁画は屋外に展示されていました。陶板で出来ているのっで、厳しい自然環境にも耐えるのでしょう。
続いて大きなホールでは、
ローマ時代のお風呂と現代日本のお風呂をテーマにした映画「テルマエ・ロマエ」にちなんだ展示。
床にも絵画があります。
展示はこのようにレイアウトされています。
気になったのは、この絵。
ローマ時代のパーティは、寝ながら食べるのが慣習。非常に興味深い文化です。
再び、壁画の展示室。これは北イタリアにあるスクロヴェーニ礼拝堂。
こちらは聖テオドール聖堂です。
とにかくたくさんの陶板絵画が展示。
大きくてユニークな形の陶板。これを作るには、高度な技術が必要だと思われます。
この色彩が鮮やかな陶板は、15世紀に作られたタペストリー「一角獣と貴婦人」です。
貴婦人が中に入っているテントの屋根の縁には「わが唯一の望み」の文字。それは正しく働く”自由意思”を示し、感覚ではなく、自由意志があれば正しい行為に導かれるという考えを表しています。
ちなみにカナダの国会議事堂ピースタワーの入口の左右には、一角獣とこの絵のようなライオン?の石像が飾られています。私の推測ですが、この絵を参考にしたと思われます。
下の巨大な絵は、ヴァチカンにあるアテネの学堂(ラファエロ作)。
上の絵も私が好きな絵の一つで、真ん中の赤い服の男性はプラトン。プラトンが天を指差しているのは、彼が精神世界を研究したことを意味し、右の青い服を着たアリストテレスは、科学を意味する地面を指差しています。
キリストが十字架に貼り付けられている絵なども多数展示。
こちらの絵は、そこそこ有名ですが、
こちらの絵”ヴィーナスの誕生”はかなり有名でしょう。
上の二つの絵は、形と大きさが同じで対で描かれたとされています。ヴィーナスは2人いて、上のヴィーナスは大地と人間を司り、下のヴィーナスは精神世界の天上を司るとされています。
こちらは、ロールプレイングゲームにでも出てきそうな絵・バベルの塔
この巨大な絵は、これまた有名なレオナルド・ダヴィンチ作の”最後の晩餐”。
この絵は、修復前(上)と修復後(下)の二枚がありました。右から2番目の人物がユダです。もともとこの壁画は食堂に描かれていたため、食べ物の湿気と湯気で損傷が激しく、何度も修復をされています。
この絵”アレクサンドロ大王の戦い”を見て、まず驚いたのはその精密さ。とにかく細かく描きこまれています。
こちらはアダムとエヴァ。絵もさることながら、展示方法も美しい美術館です。
十数年前にルーブル美術館で見たモナリザ。彼女の周囲は、ガラスケースに覆われて厳重警備だったことを覚えています。本物のモナリザとは、少し色合いも風合いも違いますが、十分楽しめました。
このモナリザは誰なのか?それはいつも議論されていることですが、なぜわからないのか?
それはダヴィンチがこの絵を注文主に渡さずに、ずっと自分の手元に置いていたからです。
美術館2階からもシスティーナ礼拝堂の天井絵を見ることができます。
これまた巨大な人物画の数々。これが全部タイルとは、恐れ入ります。
大法官セギエの肖像
そして印象的だったのは、この4枚の絵。ジュゼッペ・アルチンボンドが様々な素材を組み合わせて描いた肖像画です。
画像を拡大すれば、何のパーツを組み合わせたのかがわかります。
ちょっと休憩で外へ。
周囲をモネの”睡蓮”が囲みます
この池には、シーズン時に本物の睡蓮が咲く、粋な計らい。
この美術館は大塚製薬グループの75周年記念事業として1998年に開館しました。
大塚製薬の創業者の大塚武三郎が、鳴門の塩業から出る”にがり”を使って製薬材料を作り始めたのが発端。終戦後に自社で医療用注射液を製造販売し、朝鮮戦争特需で事業を拡大しましたが、朝鮮戦争が落ち着くと事業が傾き始めました。そこで大塚製薬の11番目の社員で武三郎の息子・正士氏がオロナイン軟膏を製造販売し、試行錯誤を経て、事業を拡大。のちにオロナミンCやボンカレー、ポカリスウェットなどで現在に至ります。
正士氏の肖像画と一文も展示。
再び、展示を鑑賞。
この絵は、エントランスホールのロボットが妻が似ていると紹介した絵です。
”第九の波濤”。実物を見たことがあります。
マネ作の”笛を吹く少年”。エントランスのロボットは、この絵の少年を私に似ていると紹介。正直、僕はこの少年のようにキレイな顔をしていません。あのロボット、うまくプログラミングされていると疑ってしまいます。
その他、有名な絵ばかりで楽しい。
モネのラ・ジャポネーズ。ボストン美術館で本物を見ました。
まだまだたくさんの絵(陶板)があります。
こちらはゴッホの絵特集
一目見て、クリムトとわかる絵
まるで生きているかのような絵。この女性の表情が、美しい。
まだまだあります。
ナポレオンの戴冠式
まるで写真のような絵のタイトルは”メッカへの巡礼”
この絵のタイトルは”陰謀”。ちなみにシルクハットの男性は中国人、その隣の帽子に花が飾ってある女性が花嫁。まわりの人々はとても祝福しているようには見えません。
そしてムンクの叫び
やはり私はこのような絵が好きです。
まだまだあります。
私の理解できない絵の数々
ピカソの絵は、配色は綺麗だと思いますが、どうも好きになれません。
なぜモディりアーニの絵がこの一角にあるのか?
ダリは会って当然の絵だと思いますが、、、
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モダンアート
そしてピカソのゲルニカ
彫刻もありました。右にあるのはクマの彫刻ですが、、、、、やはり何か変!
なぜか、とびっきりに可愛いすぎるんです。
この絵もユニーク。
絵ではなく、円柱の反射を見ます。
マニア受けそうな絵
この絵もちょっと怖い
人間が白骨化していく描写
このような絵もたくさん展示
美しい女性の前にあるのは、男性の首。
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そしてクリムト。こういうジャンルにあっても、不思議に思えませんでした。
エントランスホールから美しい歌声が聞こえてきました。
今日はクリスマスイブ。日本では今日が本番なので、いろいろなイベントがありました。
最後はお約束のギフトショップ。
ボンカレーも売られています。
この長いエスカレーターを下ると、
美術館の正面。とにかく大きな美術館でした。それもそのはず、日本で2番目に大きな美術館です。
大塚国際美術館のその他の写真>> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20121224ootsuka
まるで竜宮城のような建物でした。
車にもどり、再びドライブ。
鳴門市中心部に到着。見えてきたのは、競艇場。
そしてスーパー・Marunaka。
すでに13時ごろなので、まずは昼食。
今日のお昼は、徳島出身でオタワで知り合ったU氏おススメのラーメン屋・三八。
支那そば 三八 黒崎店 - 鳴門/ラーメン [食べログ]tabelog.com › ... › 徳島・鳴門グルメ › 鳴門グルメ › 鳴門駅グルメ共有 評価: 3.1 - レビュー 12 件 - 価格帯: ¥1,000~¥1,999
支那そば 三八 黒崎店/ (鳴門/ラーメン)の店舗情報は食べログでチェック!口コミや評価、写真など、ユーザーによるリアルな情報が満載です!地図や料理メニューなどの詳細情報も充実。
もうひとつ、おススメのラーメン屋さん(いのたに)を教えてもらいましたが、そこは本日お休み。
お酒が大好きなU氏のお土産は、、、奥さんを気遣って、「おみやげ 三八ラーメンセット」を購入。
まだまだ続きます、、、、