この記事は5月30日の内容です。
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ヴィクトリア時代の建物の外見はそれだけで他を圧倒するが、部屋数145、通路の総距離数13kmとその大きさにも驚く。さすが女王夫婦の名を冠した博物館。それがヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)だ。
入館料は無料。入り口のエントランスホールの上には、モントリオール美術館前でも見た同様なアートが吊り下げられている。
1852年に若手デザイナーと芸術家を支援する目的で工芸品、装飾品を集めた博物館としてオープン。
1899年に現在の名称に改名された博物館。まずは中世ルネッサンスの美術品の展示。
コメントを入れると時間が必要なので、以下、割愛する。
NYCのクロイスターズ美術館では足元に犬がいたが、この博物館にあるものは女性がいる。
続いて韓国の展示。過去50年間に脈絡のない6つの建築計画が混在して増床された建物には、建物同様に展示物も多種多様。
続いて、中国の展示コーナーだが・・・。なんと著作権の理由で写真撮影は禁止。中国が著作権に敏感とは驚いた。自国に甘く、他国に厳しいらしい・・・・。
さらに続いて日本。
ここで紹介している日本美術工芸品のコレクションはヨーロッパ最大の規模を誇る。
シンプルで美しい和がある。
精密に模写した模型?もある。
特にこのエビのクオリティーが素晴らしかった。モダンでもあり、伝統的でもある。
外国人に人気のKATANAと、
印籠。
そして印籠のストラップもある。
次はイスラム文化の展示。
独特の青い色彩がいかにもイスラム、、、、ペルシアらしい配色だ。
アラビックと言えばの絨毯(じゅうたん)も多数展示中。
隣の部屋は南アジア。
見るだけで、涼し気な感じがする。
通路の展示は、東南アジア。
次はラファエロ。
レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロと並ぶ盛期ルネサンスの三大巨匠の一人ラファエロの作品が並ぶ。
ラファエロの隣は、ファッションのコーナー。
17世紀のファッションから現代までのファッションの流れを紹介している。
1900年台は着物が登場。
いわゆるジャポネスク的なファッション文化が流行した年だ。
紹介文も掲載しておく。
ファッションエリアの裏は、彫刻エリア。
小部屋にはモダンな家具もある。まるで雑貨ストアのような巨大な博物館だ。
窓越しに
中庭を見る。モダンなフロアの奥には、こんな豪華な階段。とにかく文化の統一感もなく、なんの脈絡もない雑多な館内。
階段を登ると、
銀製品が無数に並んでいる。
銀製品の次は、絵画とプリントの展示。
絵画の奥には、タペストリーコーナがある。
空調が効いた特別の部屋で大切そうに展示されていた。
写真コーナー
そしてブローチもある。
手のひらにすっぽり収まるサイズに、ご覧のとおりの繊細な絵が描かれていた。
続いて、宝石コーナー。このエリアだけは写真撮影禁止。ロシア皇帝やフランス皇室の宝石。そしてスペインの無敵艦隊から得たものなどが展示されている。
可愛らしい絵もある。
なんでもある展示は、まるで大きなデパートに来ているようだ。
サイもいる。
家具もある。
インテリアもあり、
調度品もある。
2階の展示をひと通り見たあとは階段で下に降りる。そこにあるジュースコーナーが面白かった。
階段を上から下に見ると、オレンジが螺旋状に並んでいる。
下では、オレンジをその場で絞った生ジュースのジューススタンドだった。
この博物館で現在、デビッドボウイの特別展が開催中。この展示のみ有料。
展示物を見ながら通路を進むと、
カフェがある。
モダンなカフェだが、有名なカフェルームはここではない。
セルフカフェ形式のレジの裏にあるのが、
この博物館を有名にしているカフェルームだ。
上の部屋が陶の内装の部屋「ギャンブルルーム」、下がモスグリーン色の壁が落ち着く「モリス・ルーム」。ともに1800年台に活躍した「モダンデザインの父」と呼ばれるウィリアム・モリスがデザインした部屋だ。
このカフェは中庭にテラス席もある。博物館自体が無料なので、ここでお茶だけを楽しむ人も多い。
引き続き、展示を見る。シェークスピアの「十二夜」にも搭乗した「 Great Bed of Ware ウェアの大ベット」。イギリスの傑作芸術作品として有名なベットだ。横幅が3mもある。ちなみに他のイギリス傑作芸術作品は、イギリス傑作ゲイジ術作品トップ5で紹介されている。
まるで家具のような?ピアノのような?楽器もある。
先ほどとは違う棟の2階へ移動。
ここでは真鍮製のガーデン雑貨が多数展示中。
その奥にはガラスケースがあり、
中にはおもちゃや、
機械じかけの箱を見ることができる。
アナログ機械好きにはたまらない小箱だ。
再びガーデングッズが並び、
左右吹き抜けの通路になる。
右の吹き抜けの部屋は現在、展示準備中。
左の吹き抜けの部屋には!!! 特大の柱が二本立っていた。人間の大きさと比較すれば、その巨大さが分かるだろう。
圧巻の展示だ。
博物館内で図書室を発見。中を覗くと・・・・!!
こんな図書室に通って、パソコン作業がしたい!
1階に戻り、有名な展示物を見忘れたので探す。南アジアの展示コーナーにそれを見つけた。
全長178センチのこのトラの置物・ティップーのトラだ。
ティップーとは、1700年台に南インドにあったマイソール王国の王の名前。18世紀にイギリスがインドを侵攻する中、反英攻撃の先頭を切っていた国王で、その闘争の勇敢さから「マイソールのトラ」と畏怖されていた。トラの胴体にあるハンドルを回すとトラの鳴き声とともにトラに襲われているイギリス将校の悲鳴を音楽で奏でてくれる。
以上でV&Aは終了。
V&Aのその他の写真はこちらで>> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20130530vam
まるで雑貨屋さんのような博物館を見たあと、地下鉄に乗って
Leicester Square駅へ。駅を降りて、中華街方向に進む。V&Aのその他の写真はこちらで>> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20130530vam
まるで雑貨屋さんのような博物館を見たあと、地下鉄に乗って
途中、World Winning Gay Barと自賛しているゲイバーKuの前を通り、
日本食定食屋さんTOKYO DINERの前も通り過ぎ、
中華街の中心エリアに到着。
お昼前でお店の前で売られていたものは、
おでん!!日本にある”おでん”そのものだ。
となりでは”たこ焼き”も販売中。みな中国人が経営している。
中華街も通り過ぎ、ミュージカル劇場の前を通りぬけ、
楽器店が軒を連ねるCharing Cross Rd.を歩く。
ロック発祥の地らしいマニアックな楽器店を多数見かけた。
ちょっと細い横道を発見。そして左のレンガの壁に
こんなものも発見。1978年に株式会社タイトーが開発し、アーケードゲームとして大ヒットした「スペースインベーダ-(通称・インベーダゲーム)」のインベーダーだ。それにしてもなぜこんな場所にあるのか?
再び狭い路地を通過。この通路の上にも
インベーダーがいる!なぜなのか疑問だ。
ランチの時間までまだ時間があるので、散歩を継続。ここはSOHO SQUARE付近。
フジフィルムの事務所を見つけた。
すぐそばには、The Body Shopと
ロンドンに展開する惣菜チェーンEAT.もある。日本で言えば、「ほっかほっか亭」、「HOT MOT」のような惣菜&弁当屋だ。
さらに歩く。
目の前の背の高いタワーは、ブリティッシュ・テレコムの電波塔・BTタワー(高さ189m)だ。
さらに路地を進む。
こんな細い路地もある。この路地を通り、
また細い路地。
オシャレな花屋さん CHIVERS を見つけた。
このカフェレストランの角を曲がった場所が目的地。
今日のランチはこのレストランFINO。
Fino Restaurantfinorestaurant.com/· Google のクチコミ(239) · レビューを書く
このページを訳すEstablished in 2003 by brothers Sam & Eddie Hart, Fino was one of the first contemporary Spanish restaurants to open in London. Located in the heart of Fitzrovia,Fino's kitchen, run by Executive Head Chef, Nieves Barragán Mohacho...Zagat: 25 / 30
33 Charlotte St London W1T 1RR イギリス |
ちょうどお昼12時に到着。このレストランで義妹MっちゃんとMっちゃんの友人2名の計4名でランチをする予定だが、誰もいない。
20分くらい待ったあと、Mっちゃんとその友人2名が到着。このお店は友人が予約をしてくれたスペイン料理レストラン。Mっちゃん達が到着した頃は、すでにお店は満員。まずはタコ料理が登場。歯ごたえプリプリのタコだが、身は柔らかかった。
続いてコロッケ?内容は忘れた。
料理の内容は忘れたが、非常に美味しかった。
やはりロンドンに行ったら、地元に住む方のオススメが必要だと痛感。
ロンドンでこんなに美味しいレストランにチェックもなく入れることは非常に稀だと思う。
楽しい会話と美味しい料理を楽しんだあと、義妹とその友人たちは買い物へ。私はこの食事で義妹としばらくのお別れ。彼女は今晩、知人と夕食をとり、明日朝に日本に帰国する。
「Mっちゃん、ひとりで平気かなぁ」と思いながら、道を歩いているとまたインベーダーを発見。それにしても、なぜあちこちにインベーダーがいるのだろう。
あとでネットでチェックしたら、このインベーダーを書いている団体?のサイトを発見。行なっている行為の意味は理解できないが、興味は少しあるのでリンクを貼っておく。
Space Invaderwww.space-invaders.com/
このページを訳すThe space invaders are in Paris and the rest of the world.
変な日本語を見つけるのも楽しい。このお店のウェブサイトはこちら。
大好きな鉄道に乗って、ロンドン東部の郊外を目指す。
ロンドンは海に面した都市でもないのに、なんとなく港湾都市のような光景をあちこちで見る。