ロンドンを散歩しているとあちこちで楽しい車を見つける。超高級スポーツカーもよく見るが、個人的にはこの車が一番良かった。
この記事は5月30日の内容です。
今日も曇り。ホテルのそばにあるレンタル自転車コーナーで24時間2ポンドで自転車を借りる。
ロンドンのダウンタウンは小さいので、自転車での移動が便利。
ただし車道を走らなければならないので、慣れていないと相当怖いと思う。
特に横を2階建てバスが通過したときは、慣れていても怖い。
Oxford Streetをひたすら東に進み、最初の目的地はすぐそこだ。
そしてセント・ポール大聖堂に到着。とにかく大きい。高さ約111m、幅約74m、奥行き約157mの大建築。1666年のロンドン大火災で当時木造だったこの大盛堂は消失。その後、35年の工期を経て、現在の大聖堂がある。
大聖堂の横にあるのは、観光案内所。
あまりの大きさにドームの上部が見えない。
これは1939年から1945年に殉職した消防士たちの慰霊碑。第二次世界大戦時にナチス・ドイツの空襲で多数の消防士が亡くなった。
大聖堂からテムズ川方向へ進む。
左にあるモダンな全面ガラス張りの建物は、The Salvation Armyの本部。「救世軍」と和訳されていることにちょっと違和感を感じる。この団体は、社会福祉事業、教育事業、医療事業を世界120カ国以上で推進するキリスト教の一宗派団体。オタワでは、ホームレスの支援をしていることでおなじみ。
The Salvation Army本部の横を通り過ぎ、テムズ川が見えてきた。
ここに歩行者専用橋がある。
この橋がミレニアムブリッジ。
2000年6月に完成した橋。完成3日後に大きな横揺れ振動のため閉鎖。そして2年後の2002年2月22日に再開通した。
テムズ川下流方向を見る。前にあるのはサザーク橋、奥にタワー・ブリッジも見える。
こちらは上流方向。鉄道が通る橋が見える。
ミレニアムブリッジの橋は、
ガラス張りのスロープになっている。
あえてここに行く必要はないと思うが、橋の手すりがないので眺望が良かった。
橋を渡った場所には現代アートの美術館Tate Modernがある。
美術館の前に白樺が育ったいる。美しい。
テムズ川とミレニアムブリッジを見る。
向こうに見える逆三角柱の形をしたビルが面白い。
テムズ川を上流に向かった進む。
右は鉄道橋、左はブラックフライアーズ橋。
テムズ川には大きな艦船が停泊し、バーやレストランに生まれ変わって営業中。
これはその一つ・HMSプレジデント号。
歴史ある建物と川の間を通ったり、
新緑美しい公園を通ったり・・・。
このコンクリート打ち放しのモダンな建物は、ナショナル・シアター。複数の芝居を日替わりで上演している。
広場でも、モダンなガーデニングを楽しめる。クワズイモ系の観葉植物を天井から逆さまに植えていた。
ハンガーフォード橋を超えると、
木の間から大きな観覧車が見える。
これがロンドン・アイだ。直径135mの大きさは世界で二番目の規模。ちなみに世界最大の観覧車はシンガポールにあるシンガポールフライヤー(直径150m)。
一周30分かけて、ロンドンの眺望を楽しめる。
一つのカプセルに最大25名搭乗可能。
1999年12月31日にトニー・ブレア首相(当時)も参加して華々しいオープニングセレモニーが行われたが、技術的問題が見つかり一般開放されたのは2000年3月。先ほどのミレニアムブリッジ同様、革新的なデザインを完成させるのは、かなり高度でデリケートな技術が必要なのだろう。
ロンドン・アイのとなりには、ロンドン水族館がある。この建物は以前はロンドン市庁舎として使われていた。
ここにOZUという日本食レストランがあった。
テムズ川の向こうに、ビッグベンが見える。
ウェストミンスター橋とビックベン
対岸から見る景色は圧巻だ。
テムズ川は相変わらず多くの艦艇が行き来して忙しい。
Garden Museumが見える。
車道をサイクリングして、
モダンな建物が見えてきた。ただしビジネスビルでは内容だ。なぜなら、
屋上には、たくさんのパラボナアンテナが設置され、
建物の出入り口は厳重警備。
ガラスも特殊加工されているのか、中が全く見えない。
ヴォクソール橋のすぐそばにあるこの特殊な建物が、007でもおなじみのイギリス諜報機関・秘密情報部SIS(通称、MI6)の本部ビルだ。
ヴォクソール橋を渡っていると、また変な漢字を見つけた。「SUPER DRYJPN」の英語の下に漢字で「極度乾燥」???
テムズ川を渡り、ロンドンのダウンタウン中心部へ。
各国大使館が軒を並べるエリアを通りぬける。
建物を見るのも楽しいが、
やはりプランターを見るのは、もっと楽しい。
こちらはヘアーサロンの入り口。
黒い壁に白いアジサイがよく映える。
植裁の技術は世界最先端。ミレニアムブリッジとロンドン・アイでコケても、この技術力は世界を圧倒させるものがある。
かなり頻繁にメンテナンスがされているのだろう。
サイネリアも人気のガーデニング素材。
Sloane St.に到着。
この通りは世界的な高級ブランドが密集する高級ショッピングエリア。ブランドに全く興味のない私でも知っているブランドショップばかり。
ちょっと脇道に入ると、
小さくて個性的なお店もたくさんある。
親近感のあるGAPもあった。
Brompton Rd.を通ると、非常に豪華な特大店舗がある。
これが1894年創業のロンドン最大の高級デパート・ハロッズだ。
ショッピングウィンドウだけみても、以下にこの店が高級店なのか推測できる。
さらにサイクリング。
ケンジントン・ガーデンズに到着。西方に進むと
街路樹の間から大きなモニュメントが見えた。
これがアルバート公記念碑だ。
とにかく豪華な記念碑。
屋根の装飾も豪華だが、何と言っても
金ピカなアルバート公が目に付く。ヴィクトリア女王が夫のアルバート公の死を悼み、築いた記念碑。
財源は万博の余剰金。この記念碑とともに作ったのが、記念碑の前にあるロイヤル・アルバート・ホールだ。
上から見ると83m×72mの楕円形をした劇場。最大収容人数は7000人の大ホール。世界最大のクラシックの祭典BBCプロムスが行われる会場として有名なホールで、テニスなどのスポーツ・イベントも行われる。1991年にはこのホールで大相撲イギリス巡業が行われた。
このホールのそばの路上。
なんとイタリアの高級スポーツカー・アヴェンタドールの路上駐車を見つけた。
この車が路上駐車されているだけに、このあたりは高級な雰囲気がする。
また興味深い車を発見。先ほどのアヴェンタドールもいいが、個人的にはこのほうが好きだ。日本では全くスポーツカーに乗る気はしないが、日本以外でも暮らすようになりスポーツカーに再び惹かれるようになってきた。
朝からのサイクリングを続けて、すでに時間は朝10時近く。次の目的地・Victoria & Albert Museumはすぐそこだ。