インディアンへの布教活動の拠点 Sainte-Marie among the Huronsはイロコイ族の襲撃により10年で撤退/命がけで布教活動をした殉教者8名を祭った教会Martyrs' Shrineはvery インディアン/クマの危険に怯えながら楽しむアート?Tree Museum/やはり運河は美しい - Today→Tomorrow

▲PAGE TOP

9/29/2012

インディアンへの布教活動の拠点 Sainte-Marie among the Huronsはイロコイ族の襲撃により10年で撤退/命がけで布教活動をした殉教者8名を祭った教会Martyrs' Shrineはvery インディアン/クマの危険に怯えながら楽しむアート?Tree Museum/やはり運河は美しい

前回の続きです。前回の記事はこちらへ


Millandに来たのは、お城のアトラクションだけではありません。これからが本番。
まずは Sainte-Marie among the Hurons へ。

ここがエントランス。

Sainte-Marie Among The Hurons

www.saintemarieamongthehurons.on.ca/ - このページを訳す共有
Basket Making Activities at Sainte-Marie among the Hurons Activité de fabrication de panier à Sainte-Marie-au-pays-des- Visitors on Deck of HMS Tecumseth at Discovery Harbour Visiteurs sur le pond du HMS Tecumseth au havre de la ...
Google のクチコミ(2) - レビューを書く
#16164 Highway 12  Midland, ON L4R 4K8 カナダ
(705) 526-7838

こちらの受付カウンターで入場料金を払い、ガイド音声が聞けるガイドホンを受け取ります。
 そしてコレが、入り口。1639年~1648年まで使われていたフランスのイエズス会の布教拠点を再現したものです。オンタリオ州初のヨーロッパ系移民のコミュニティーのあったことでも有名なこの場所に、66名のフランス系移住者が暮らしていました。
 この小さな入り口から中へ
 屋内は煙で燻された匂いが充満していました。中には毛皮やとうもろこしが干されていました。
 敷地は背の高い壁で覆われていて、塀の中はご覧のとおり。
 こちらは兵舎と要塞です。
 ウェンダット族(ヒューロン族)と交易をしていたフランス系移民の拠点でもありました。当時、ウェンダット族はイロコイ族との激しい争いを繰り広げ、そのためこの砦が築かれました。

 この建物は、穀物貯蔵庫です。

 穀物貯蔵庫の隣には、畑があります。フランス人はとうもろこしを主食とすることに慣れていなかったため、この畑でニンジンやビーツ、カブや豆を栽培していました。

 こちらは見張り台
 階段を上ると、そこはご覧のような光景です。
 これはニワトリ小屋。
 Houdan Chickenが遊んでいました。このニワトリはフランス原産のニワトリで、カナダの気候に耐えられる種類です。

Houdan (chicken) - Wikipedia, the free encyclopedia

en.wikipedia.org/wiki/Houdan_(chicken) - このページを訳す共有
Houdan (chicken). From Wikipedia, the free encyclopedia. Jump to: navigation, search. An illustration of a Mottled Houdan male in the American Standard of Perfection. The Houdan is a breed of chicken native to France. Named after the city of ...


 こちらは豚小屋
 ここに豚が飼われていました。
 豚小屋の隣は、宣教師の住居
 あちこちに十字架が掲げられています。
 こちらは個室
 二階に上がると
 相部屋です。
 この建物は横長の形状で、
 食堂と
 礼拝堂がくっついています。

 礼拝堂の前には、Cookhouse。 
 ここで食事を作っていました。
 かまどには実際に火が点いていました。
 その隣には、家畜小屋。

 2階は農民の住居です。
 その隣は、この砦内の建物の建築技師Donne Charles Boivinの部屋。
建築に必要な道具が置いてありました。 

 すぐ近くには、大工小屋

 大工小屋に隣接して、鍛冶屋があります。
 金属製の補強具が展示。
 大きな送風機もあります。
 この柵の中には、発掘されたオリジナルの建物の土台がありました。
 この背の低い塀の中は、
 水路。この水路がある理由は、未だ議論され、単なる新鮮な水をくみ上げるための水路という説と幅が狭いボートを運ぶ運河であったという説があります。もし運河であったならば、北米で最初の運河となります。
 水路が川に続いています。

 この建物は、この砦で最初に作られた建造物と言われています。

 屋根が印象的でした。木の表皮を広げて、屋根として利用しています。
 靴と洋服の仕立て屋さんもあります。
 中には動物の毛皮も並べられていました。
 この建物は、倉庫。

 これは、木材を切断するためのノコギリ台です。
 塀の扉は、このようになっていました。
 ひときわ大きな子の建物は、セント・ジョセフ教会です。
 中はもちろん礼拝所。
 その一部にお墓があります。イロコイ族に捕らえられ、拷問され殺された宣教師の遺体を取り返し、ここに埋葬されました。
 このお墓には20人のウェンダット族と一人のフランス人が埋葬されています。
 教会の向こうは、このような光景です。
 キリスト教に改宗したウェンダット族が生活していた住居です。
 建物内部
木の表皮をまるでテントのようにして建てられています。
 ハーブの貯蔵庫
 貯蔵庫の前にあるハーブ園
 貯蔵庫の中には、ハーブを乾燥させていました。
 こちらは病院です。
 中には病人用ベットが並べられ、
 先ほどのハーブを調合して薬を作っていました。
 こちらはシラカバの表皮で作られたテント。


 この小さなテントのある辺りは、キリスト教徒ではないウェンダット族のためのエリアです。
 木の表皮かと思いきや、復元されたテントには、表皮を精巧にまねたゴム製のカバーでした。

こちらは豚小屋。これもキリスト教徒でない人たちのためのものでしょう。

 牛もいます。
 この道具は、木の枝を折るための道具です。
内塀と外塀の間に建てられたこの建物は、キリスト教徒ではないウェンダット族が住んでいました。
 キリスト教徒とキリスト教徒ではないウェンダット族の住居にはまったく差はありませんが、建てられている場所に差があります。キリスト教徒ではないウェンダット族の住居は内塀の外に建てられていますが、、キリスト教徒のウェンダット族の住居は内堀の中に立てられ、厳重に守られています。
 屋内もキリスト教徒のウェンダット族の住居との差はありません。
 こちらは見晴台
 2階の小さな窓のから、
 外の様子が見えます。
 以上で、当時を復元した砦は終了。
 再び、受付の建物へ移動。
 中にはヨハネ・パウロ2世が訪問されたときの写真が展示されていました。
 この建物の中は、博物館になっています。

 この天体観測器は、ケプラーが使っていたものと同じです。ちなみにケプラーはドイツ人です。

ヨハネス・ケプラー - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/ヨハネス・ケプラー共有
ヨハネス・ケプラー(Johannes Kepler、1571年12月27日 - 1630年11月15日)は、ドイツの天文学者。天体の運行法則に関する「ケプラーの法則」を唱えたことでよく知られている。理論的に天体の運動を解明したという点において、天体物理学者の先駆的存在 ...

いかにもフランス人らしい帽子
 博物館の真ん中

 これは医療用具。ちょっと恐ろしい器具が展示中。
 これは発掘されたリング。
 インディアンが使っていた陶器も発掘されました。
 もちろん神具も発掘されています。
この砦は建造から10年後の1648年7月にイロコイ族の激しい攻撃にあい、翌年の1649年にもイロコイ族の攻撃により、数百人もの犠牲者が出ました。そしてとうとう1650年にこの砦を引き払いました。引き払う際にこの砦は、焼き捨てられました。この砦にいたフランス人とウェンダット族は、現在のChristian Islandに逃れましたが、厳しい冬で餓死寸前となり、島も離れてオタワ川を下り、ケベック州まで逃亡します。

Sainte-Marie among the Hurons のその他の写真>> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20120929saintemarie


車に乗り、Sainte-Marie among the Huronsからすぐの場所に、殉教した宣教師を祭った教会 Martyrs' Shrine があります。


The MartyrsShrine

www.martyrs-shrine.com/ - このページを訳す共有
In Ontario, Canada, just east of Midland, on Highway 12, twin spires rising above the treeline welcome visitors to historic MartyrsShrine. The Shrine honours the eight Jesuit saints who lived, worked and died here some 380 years ago.


MartyrsShrine - Wikipedia, the free encyclopedia

en.wikipedia.org/wiki/Martyrs'_Shrine - このページを訳す共有
The MartyrsShrine is a Roman Catholic church in Midland, Ontario, Canada, which is consecrated to the memory of the Canadian Martyrs, six Jesuit Martyrs and two lay persons from the mission of Sainte-Marie among the Hurons. It is one of ...


この教会の至る所に殉教した宣教師たちの像が飾られています。
 教会内はご覧のとおり。
 キリストの歴史を描いた絵が飾られ、
 宣教師のステンドグラスがあります。
 いたって見慣れた教会だと思いきや、
 よく見ると改宗したインディアンの女性のステンドグラスや
 宣教師を案内するインディアンの男性のもの
 そして十字架を掲げたインディアンの女性の像がありました。
 その像の下の美しい箱の中には、、、、

 この8名が、この地でイロコイ族によって殺された司祭6名と俗人2名です。この8人は、ウェンダット族と激しく争っていたイロコイ族に”ウェンダット族の同盟者”として殺害されました。
この教会内には、もう一つ日本人なら気になる人物のステンドグラスが飾られていました。
 右の宣教師の後ろには、いかにもアジアの人たちがいます。彼の下に書いてある名前を見ると、Francis Xavier。1549年に日本で初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルです。


フランシスコ・ザビエル - Wikipedia

ja.wikipedia.org/wiki/フランシスコ・ザビエル共有
フランシスコ・ザビエル肖像(詳細は下記参照) ... 5.1 『フランシスコ・ザビエル肖像』(重要文化財); 5.2 その他日本国内; 5.3 日本国外 ..... 臨終の聖フランシスコ=ザビエル、『聖ザビエル日本布教図』(日本画、1949年長谷川路可作) 鹿児島カテドラル 聖 ...


教会の敷地内には、他にも様々なモニュメントがありました。



 とにかく広い敷地です。
 奥には、見晴台もあります。
 森の向こうに見えるのは、
 ヒューロン湖のジョージア湾です。
 この見晴台には、この地から800マイル離れたケベックまでの道のりを記したパネルがありました。
オタワ川を下り、オタワを経由して約20-30日間の旅。それは想像を超える厳しい旅だったでしょう。

Martyrs' Shrineのその他の写真>> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20120929martyrsshrine

車に乗り、Midland から 12号線でOrilliaへ移動。
 すでに15時の遅めのランチは、Orilliaで人気のレストラン era67で、、、。

Era 67

era67.com/ - このページを訳す共有
Era 67 is proud to offer; Bring Your Own Wine! Contact Era 67 for more details. Our team is proud to present Era 67 Restaurant & Lounge, nestled in the heritage district of downtown Orillia, Ontario. We are located at 64 Mississauga Street ...
Google のクチコミ(5) - レビューを書く
64 Mississaga Street West  Orillia, ON L3V 3A8 カナダ
(705) 259-1867


店内の雰囲気は、かなり落ち着いています
 本日のスープは、西洋カボチャのスープ
 ハンバーガーはフライドオニオンと肉厚のハンバーグそして炭火焼の鶏肉をパンで挟んでいます。
 ロブスターの尻尾が入ったクラムチャウダースープ。写真では伝えにくいですが、2品ともかなりのボリュームがあります。
しかも全部で35ドルというお値段。味もさすがに人気ナンバー1だけはあります。かなりおススメのレストランでした。

ちょっとOrilliaの町をドライブ。 大きくもなく小さくもない町です。

  1. Orillia - Wikipedia, the free encyclopedia

    en.wikipedia.org/wiki/Orillia - このページを訳す共有
    Ontario Provincial Police Headquarters に移動‎: As part of an initiative to decentralise its services, the provincial government relocated the headquarters of the Ontario Provincial Police to Orillia. The office was initially located in the ...
    12/09/27 にこのページにアクセスしました。
  2. Home - City of Orillia

    www.orillia.ca/ - このページを訳す
    Live, work and play on the shores of Lakes Simcoe and Couchiching. Orillia is North of Ordinary; it is home to heritage, vision, education, events, tourism and so much more.

 Simcoe湖に面した町なので、灯台もあります。下はパブでした。
 こちらは、Leacock Museum

Stephen Leacock Museum

leacockmuseum.com/ - このページを訳す共有
The Leacock House is a perfect location for weddings and corporate functions. ... For guided and unguided museum tours the Leacock Museum offers programs for Birthdays, Camp, Elementary ... International Festival of Authors – ORILLIA ...

マッギル大学で学部長を勤めた政治学者 Stephen Leacockの私邸を博物館として公開しています。

 土日は博物館は閉館。結婚式が行われていました。
再び車に乗り、 11号線を北上中。
 途中、列車を利用したレストランがありました。
 こちらでハンバーガーが販売中。かなりのお客様で込み合っています。

Webers Hamburgers

www.webers.com/ - このページを訳す共有
Login · contact · Calendar · home · Highway 11 · The Webers Hamburger · The Bucket of Burgers · Frozen Patties. Content on this page requires a newer version of Adobe Flash Player. Get Adobe Flash player. loading. watch now · Lean More ...

 しかも高速道路をまたぐ、歩道橋も併設
 高速道路の逆車線のお客様を誘導する歩道橋まで設置してしまうとは、とんでもないハンバーガーショップです。
待ち客の長蛇の列と食事を済ませたばかりだったため、購入はしませんでした。

Orilliaから車で30分。Gravenhurstに到着。

 この町はMusukoka湖のほとりにあります。
 すでに土曜日の17時すぎのため、お店はどこも閉店中。
 この波止場から、蒸気船が出航します。残念ながら、蒸気船を見ることは出来ませんでした。

Steamships Cruises in Muskoka on the RMS Segwun and Wenonah ...

segwun.com/ - このページを訳す共有
Have you joined us this year for a cruise or visited Muskoka Boat & Heritage Centre? ...The remarkable Muskoka Boat & Heritage Centre is open year-round and showcases the rich history of the steamship, boat-building and resort era and life ...

水上飛行機が浮かんでいました。
蒸気船の波止場から車で15分くらい。辺りはだんだんと薄暗くなりはじめした。

やっと駐車場に到着。この先に森の中の美術館 Tree Museumがあります。

The Tree Museum, an outdoor art gallery for sculptural installations ...

www.thetreemuseum.ca/ - このページを訳す共有
An Outdoor Art Gallery of Site Specific Installations.

駐車場に車を停め、展示会場までは、
 この道をひたすら
 2kmも歩きます。
 キレイな森の道ですが、やはり2kmは遠い。
 途中、右手に湖が見えてくると
 やっと到着です。あたりには人はだれもいません。
 これが美術品です。
 次のアートは、、、、????
 まさか、、、、、!!!、、、、でした。
 この大きな岩盤の上にも、、、
 ????
 そしてもっともアートらしいと思った作品もあります。
 だれもいない森の奥深くに突然現れる巨大な写真パネル。とても不思議、、、、なのでしょうか?
 そして岩盤の上に置いてあるのは、、、
 この状態で良いのか、もしくは倒れてしまっているのか、、、私にはどちらなのかこのアートの分別はつきません。
以上が、森の奥深くにある美術館 Tree Museumでした。

Tree Museum のその他の写真>> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20120929treemuseum

次はたまたま見つけた運河のLock。
 紅葉した木が美しい森の中にあるLockです。
 リドー運河のLockと違い、かなりの高低差があります。

 そして何よりも異なるのが、
 このLockは油圧式でした。リドー運河は手動式です。
 遅めのランチのため、今晩は夕食抜き。夕方にPriceline.comで予約したモーテルが今日の宿泊先です。
 Huntsvilleやその周辺の町にあるモーテルはどこも割高で、すでに満室状態が多いので、
Huntsvilleから車で1時間ほどの場所にあるOrilliaで本日は終了。

Other photos >> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20120929


]]>

AD-contents[1]

Blog Archive

AD-contents-rightbar

-試験公開中-最近の記事(2013/1以降)とこれからの記事のみUP

もっと大きな地図で Today-Tomorrow を表示

Labels

sidebar-right-bottom

Sponsor

Copyright(C)0102030405 All Rights Reserved.