2005年に都市的歴史地区として、ユネスコ世界遺産に登録された都市・シエンフエゴス。
これは4月14日の内容です。
ゲバラ霊廟がある町サンタ・クララからカリブ海に向かってドライブ。
目的地はシエンフエゴス。道中、大小様々な町を通過。集合住宅が密集したかと思ったら、
農村。廃線のように見えるが、レールの上は錆びていなく、向こうにみえる木もちょうど列車の形に合わせてカットされているので列車は運行している。
地方都市は、ハバナ市と比べて馬車が多い。
シエンフエゴスに入ることを告げるサイン。標識がとにかく少ないキューバの道路事情だが、州境には必ず目立つように大きなサインがある。これは、キューバ国民が州から州へ移動するときは申請が必要なためだ。
オープンカフェ&バーで談笑する市民。
道路を走るビンテージカー。
まるで50-60年前にタイムスリップしたような都市を通過。
日本の団地かと思うような集合住宅。
果樹園を通過。
ぶら下がる果実は、マンゴだ。
かっこいいビンテージカーを見つけた。
プレハブのような一般住居。
町のあちこちにあるキューバ革命のプロパガンダ。
地方都市でもこんなきれいなお店があることにビックリ。こんな田舎町にこのような立派なお店を作ったら、資本主義経済では資金繰りに詰まるだろう。
町の中央にある広場に、ピンク色の花をたくさんつけた美しい木がある。何の木だろうか?
観光地でもない小さな地方都市でも、こんなに立派な建物がたくさん立っている。キューバ革命前の反映ぶりは半端ではなかったのだろう。
久しぶりに見つけた道路標識。バックの壁画で非常に見にくい。
だんだんと町並みが大規模に・・・。道路沿いには、相変わらずのプロパガンダ。
そして彼のもある。
サンタ・クララを出発して1時間。無事、シエンフエゴスに到着。
一旦、ダウンタウンを通り過ぎる。
到着したのは、この建物。
横には豪華なプールがあり、プールで遊ぶ楽しそうな声が聞こえる。
プール前にあるプランターの花。まるで造花のようなフォルムだが、もちろん本物の植物。
奇怪な形そして鮮やかな色彩が美しいヘリコニアたち。
左の赤い花は、ジンジャー。東京の卸売り市場で60-100円くらいで取引される花材だ。右のヘリコニアは、80-150円くらい。これを銀座あたりでは、500-800円くらいで売る。
久しぶりに見たヨットハーバー。豪華なボートには、
フランスそしてスペインの国旗がはためく。
食堂に移動。ここで他のツアー客たちといっしょにランチをとる。
ランチメニューは、シーフードもしくはポークのみ。
おかわりはできないので、ちょっともの足りないが、味はシンプルで美味しかった。デザートのアイスクリームも美味しい。
ランチの場所から車に乗り、2-3分くらいで別の場所に到着。ここには日本の国民宿舎のようなホテルがある。これは、キューバ革命前の独裁者バティスタ大統領の実弟が経営していたホテルで、いまは国営化されている。
このホテルの前にあるのが、Palacio de Valle。
ここが入口。
この建物は、1913年に256万ドルの費用と4年の建設期間を経て建てられた。
入口の足元に小さなタイルを組み合わせたモザイクがある。AVBのアルファベットは、この建物を建てたオーストラリア人 アシスクロ・バジェ・ブランコの頭文字。
天井と壁にも細かな装飾。
ほかにもモザイクがあちこちにある。
建物内部。現在は、レストランとして営業中。
この豪華さに、しばらく圧倒された。
テーブルで食事を楽しむ人々。
天井のシャンデリアも豪華。ムーア形式を基本にイタリア、フランスそしてアラブなど世界の建築家と高価な建設資材を集めた傑作だ。
この階段から3階へ上がる。
上った先は、屋上。
ここにもドリンクコーナーがある。
ここからの眺めは、とにかく絶景!
大きな湾が一望できる。
遠いかなたの陸地に、かすかに浮かぶ大きな建物。
丸い天井を持つあの建物は、ロシアの支援を受けて建設した未完成の原子力発電所。建設中にロシアでチェルノブイリ原発事故が起こり、この計画は中止された。
花嫁がオープンカーでパレード中。
このあと、再びシエンフエゴスのダウンタウンへ移動。
車を下り、皆で散歩。立派な町並みだが、お店のほとんどが閉鎖。ガイドに景気が悪いのと聞いたら、「リノベーションの途中だよ」と返答。
リニューアルオープンするまでに10-15年かかるのも珍しくないとのことだった。
この電話は使えるのかな?
道路の交通量は、ハバナと比べるとかなり少ない。真ん中には遊歩道があり、コミカルな男性の銅像が立っていた。
彼はベニー・モレ(1919-1693)。キューバを代表する国民的歌手で、シエンフエゴスは彼が生まれた町として知られている。
YouTubeの動画を貼っておく。もちろんこの町でも彼は健在・・・・・!!!!ゲバラの看板を撮影したときに、大変な発見をした!
私達には何気ない当たり前の光景だが・・・・。 足元に注目!横断歩道だ!、、、キューバに来て5日目にして、初めてキューバの横断歩道を見た。キューバに来て数ヶ月経つ友人S氏が「横断歩道をハバナで一回しか見たことがない」と言っていたのを思い出した。
これがシエンフエゴスのダウンタウン。
ハバナニも劣らず、洗練した町並み。DHLもあった。
観光案内パネルもある。
シエンフエゴスは、大きな湾に面して広がる人口約15万人の大都市。
こんな近代的?なお店もある。
砂糖、コーヒー、タバコの貿易拠点として1819年にフランス人移民によって作られた町は、2005年にユネスコ世界遺産に登録される。
愛嬌のある公衆電話があちこちにある。
この建物には鉄製の柵。
こちらは木製の柵。木製の柵の建物は、17世紀に建設された建物。
adidasのロゴ。本物のアディダスを売っているのか疑問だが、ハバナで見たアディダスおじさんしかり、この国でアディダスは相当な人気がある。
鮮やかなコバルトブルーの建物。
ここはホテル La Union。
シエンフエゴスで一番のホテルらしい豪華なロビー。
中庭も見事だ。
さらに歩く。
建物の一角に飾られているモニュメント。
シエンフエゴスの町を作った功労者のレリーフだった。
この通りにある男性のイラストは、もちろんベニー・モレ。
まるで郵便ポストのようなデザイン性の高いゴミ箱。
ホセ・マルティ広場に到着。
これはシエンフエゴスの市庁舎。
そして教会。広場のまわりにはコロニアル建築が並んでいる。地面を指差すツアーガイド。
この広場は、シエンフエゴスの中心にあるらしい・・・が、どうでもいいことだと思った。
この広場の中心のほうが気になる。
それはそれは、すごく立派なホセ・マルティー像。
もちろんゲバラもいる。
そして、5人衆も・・・。
「この男達はだれなの?」とツアー参加者が質問。それに対し、ツアーガイドは「あとで説明する」と一言。
白亜の建物が輝いている。
この建物を見学。
入場料金はツアー料金に含まれているが、カメラ撮影に2CUCを払う必要がある。
館内は、見事な劇場だった。
天井画も美しい。
天使が指差す時計は16:30を指している。ガイドによると、この劇場を作っていた労働者の終業時間とのこと。
ステージの上の怪しいヒゲ面の男。
この男の目は空洞で、この穴から劇場オーナーが客の入り具合をチェックしていたそうだ。
観覧席はかなりレトロ。
それが雰囲気をさらによくしている。
2階に上り、憧れのボックス席を見学。
ボックス席から見るステージ。劇場入口の横にある待合室。
ここに当時の女優の写真が展示されていた。
ステージから話し声が聞こえる。
再びステージに行くと、ステージ上でミーティングをしていた。ガイドによると、左の男性は、キューバで有名なミュージシャンとのこと。
このあと、再び車でトリニダードを目指して出発。
車の中で、ツアーガイドが先ほどの質問”5人の男達”の話を始めた。
画像元:http://radiocuban5.tripod.com/
彼らは、アメリカで服役している男達で、Cuban5またはMiami5と呼ばれるメンバー。彼らは、主にアメリカで活動していた反キューバ運動の情報(キューバ人亡命者の情報)を、キューバに報告していた。アメリカ政府は、彼らを諜報活動の容疑で逮捕し、長期間にわたって収監している。
ガイド曰く、「彼らはキューバのために働いていた人たちでキューバの英雄」。そして小声で一言・・・・・「いわゆる、スパイ(苦笑)」。
車内は僕を含めたツアー客全員の苦笑に包まれる・・・・
シエンフエゴスのその他の写真>> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20130414cienfuegos
次に続く・・・・