メープルシーズンと言えば、紅葉を思い浮かべる人が多いと思いますが、ちょうどこの三月初旬もメープルシーズン。今日の一枚は、このご馳走!
友人宅で9:30に待ち合わせ。そこから車2台で移動。
417号線を東へ。Casselmanを通り抜け、138号線をCornwall方面に右折。そしてわき道に入る。
オタワから車で1時間ほどで、Sand Road Maple Farmに到着。
Sand Road Maple Farmwww.sandroadsugarcamp.com/ - このページを訳す共有Sand Road Maple Farm delights with a 75 acre mature forest, a majestic large pine lodge, and pure Canadian Heritage experiences. We are located on the fringe of Ottawa, Ontario, Canada, just a short drive from Parliament Hill. Our sugar ...
まわりは林と畑のみ。広大な敷地にあるログハウスが、メインハウス。
小さな小屋も数軒建つ。
看板の向こうには、ひとだかり。「セレモニーをやっているから、参加して」と誘われたので、
訳もわからずに参加。
手に鳥の羽を持つモホーク族の男性の儀式が続く。
彼の足元には、焚き木が燃える。
そしてバケツ。
長い話のあと、男性はプラスチック容器を持つ。その中には、タバコの木のウッドチップが入っている。
希望者数名が、ウッドチップを燃える焚き木中へ・・・・。
このあと、参加者の自己紹介。「日本から来た」と言うと参加者から「Welcome!」と即座に言われ、オタワに住んでいることを言い逃す。
このあと、ここから選出された議員さんも、ウッドチップを釜に入れ、
穴を開ける場所を教えてもらい、
ドリルでメープルツリーに穴を開ける。
開けた穴に、樹液が垂れるようにタップを取り付け、
メープルシロップの原液を貯めるバケツをセットして終了。
このセレモニーは毎回行っているものではなく、地域のメープルシロップ関係者が集って行うまるで「山開き」のような行事でした。
この模様は、動画でも撮影。
少し団らんしていると、また林の向こうから爆音が聞こえ、スノーモービルが通過。
メープルシロップの原液は、このバケツに貯まる。
ゴミが入らないように、フタが付いている。
セレモニー終了後、お腹が空いたのでメインハウスの中へ。
思ったよりも、広い室内。
参加費を払うため、カウンターに並ぶ。
レジの横にあったメープルキャンディー。
まるでモミジ饅頭のようなメープルシロップでできたキャンディー。ムースの頭の形をしたものもある。
ここで料理を受け取る。
メープル農場のご馳走はコレ。パンケーキにたっぷりとメープルシロップをかけて、いただきます。
添えのご馳走は、ご覧のとおり。豆料理、カリカリのベーコン、ハム、ソーセージ、スクランブルエッグそしてポテト。だいたいどこのメープル農場も同じような食事。ちなみにお代わりは自由です。飲み物は、コーヒーもしくは紅茶。ギフトコーナー。
メープルシロップがメインだが、
メープルバター購入・・・ではなく、友人が買ってくれました。
キャラメルのような香りのするメープルバター。パンにつけて食べると美味しい。食事後、散歩。友人家族2組で子供は3人兄弟と4人兄弟で総勢7名。賑やかで楽しい。
メープル林を見ると、青いチューブが張り巡る。
一本一本に青いチューブが装着。
チューブの先は、
刺さっている。
2-3箇所の刺し口から、一本のチューブにジョイント。
他の木も同様。
まるで点滴のように、刺さっている。
このチューブは、メープルツリーからこのシーズンだけ大量に出る樹液を吸い集める設備。
メープルツリーの新芽が出る前には、採集を終了するそうです。
まるでSFホラー映画のような樹液の集め方にちょっと気が引ける・・・・。
チューブや吸い取りポンプがない時代は、メープルシロップの採集はもっぱらバケツでした。
生きている木のこと考えるとこのやり方のほうが、ほのぼのとしている。
スノーモービルが駐車。
その前にあるこの小屋。
小屋内で、農場のおじさんがメープルシロップの作り方を説明。
集められたメープルシロップの原液が貯まっている大きな白いタンク(右上)が二つ。原液は、このボイラで温められ、水分が蒸発し、濃縮される。
熱源は、昔ながらの薪です。
濃縮された原液は、どんどん前に移動し、
この水槽に貯まって濃縮終了し、メープルシロップになる。
左にある大きなグレーのプラスティック容器一杯の原液で、1リットルのメープルシロップに濃縮。メープルシロップの濃さにもよるが、原液を40倍濃縮すれば完成とのこと。この話を聞いて、メープルシロップが高価なのに納得する。
2010年と2011年、2012年の一日辺りのメープルシロップ生産量。2012年は天候不順でさんざんだったそうです。
メープルシロップの工程を紹介するビデオがあったので、リンクを貼る。
停車中のスノーモービルが増えている。
この時期、田舎をドライブするとバイクのように雪原を走る彼らをよく目にする。
可愛らしい小屋の中へ。
中はギフトショップ。
このお店で、キャンドルを2つ購入。
ひとつはレモンセージ。もうひとつは、なんとキャンプファイヤーの香りがするキャンドル。フタを開けただけでも、キャンプファイヤー独特の木の焼け焦げた匂いがする。
Muskoka Candle Co. Soy Bean Wax Candles - Rosseau, Ontario ...www.muskokacandleco.com/ - このページを訳す共有Muskoka Candle Co., manufacturers of 100% Soy Bean Wax Candles. Located in Rosseau, Muskoka, Ontario, Canada.
裏口には、ちょっとしたキッチンがある。
このオーブンは薪のオーブンで、実際に中では薪が燃えていた。
暖められて更に濃縮された水あめのようなメープルシロップを雪の上にかけて、
木のスティックで、くるくると巻く。
メープルタフィーの出来上がり。
子供達が皆で自分のメープルタフィーを作る。
冷たい水あめのような食感。味はもちろんメープルシロップです。
How to make maple syrup taffy pops - Canadian Livingwww.canadianliving.com/.../how_to_make_... - このページを訳す共有Maple syrup taffy pops - a fun sweet treat for grown-ups and kids to make together.
春のメープルシーズンを存分に楽しみ、再び友人宅へ。
友人宅から庭を眺める。庭にも大きなメープルツリーがある。なんという贅沢な暮らし。日本、とりわけ東京ではありえない自宅からの景色。
ちかくの公園に犬の散歩に行くとのことで、お子さん達に交ざって付いて行く。
後姿が、いかにもカナダで育つ子供らしい。
ちょっと小高い丘の上にあがる子供達。
ソリ遊びが始まる。
丘の上へ。ソリが勢いよく滑走。思ったよりも速いスピードに驚く。
私も2度ほど、挑戦。非常に楽しい。
丘の上から転がる二人。
犬が楽しそうに一緒に遊ぶ。
滑るソリを追いかける犬。
カナダに来て、もう4回目の冬。初めてカナダでの子供の遊び方を知る。
Other photos >> https://picasaweb.google.com/109343164122809862992/20130302