アメリカ産スポーツカーの特徴は、なんと言ってもワルそうな顔・・・・。顔が悪いのでもなく、デザインが悪いのではなく、それでも何だか”ワル”っぽい!
すでに昼過ぎのLes Suite Hotel前。ホテル前の一角は、いわゆるクラブが多いエリア。私がオタワに来た間に殺人事件も起きた。治安の良いオタワでもちょっと危険なエリアと言われているが、普段生活では全くそんなそぶりもない。
このホテルの前には、なぜか南米開放の英雄シモン・ボリバルの像が立つ。
この像も気になるが、ボリバルが見つめるこの壁画も気になる。
そして今もっとも気になるのが、この工事現場。この建物は解体されるのか?もしくはリニューアルされるのか?そして何になるのか?そして、安全なのか?
リドーセンターの下を移動して、
明るく開けると左手にある前面ガラス張りのConvention Centreがある。
さっそく中へ。今週、このホールで自動車の祭典Ottawa Gatineau International Auto Show 2013が開催中。
Ottawa Gatineau International Auto Show | CRUISING IN THE ...autoshowottawa.com/ - このページを訳す共有“CRUISING IN THE CAPITAL”. OTTAWA GATINEAU INTERNATIONAL AUTO SHOW. MARCH 21 – 24, 2013. AT THE OTTAWA CONVENTION CENTRE. BUY YOUR TICKETS TODAY!
大人一人15ドルのチケットを購入。
入口には、SUBARUの展示ブース。Subaru Canadawww.subaru.ca/ - このページを訳す共有Visit the official Subaru Canada site for photos, videos, specs and reviews on our award-winning line-up of sedans, wagons and SUVs. Find a Dealer.
スバルの車は一度も購入したことがない。
自由に運転席に座ることができ、まるで販売会場にいる雰囲気。
同じフロアーにあるのはドイツ車の両雄のひとつ、BMW。
BMW Canada – The Ultimate Driving Experience.www.bmw.ca/ - このページを訳す共有Provides detailed information on current BMW car and motorcycle model line-ups.
エンジンは一目見て、強力なのがわかる。
基本的なデザイン、とくにフロントグリルなどのデザインが何年建っても変わらないのがドイツ車の特徴。
まさにデザインよりも、質実剛健の言葉が相応しいドイツ車。
運転席は、革張りで高級感がある。
ドイツの車は、4WD車も人気ある。
一階には、スバルとBMWのみの展示。続いて、エスカレーターで2階に上がる。2階にあがると、正面にKIA。
ただ、誘導路に沿って歩くと、そのまますぐに3階に上がらなければならない。
右手から見るガラスの向こうのリドー運河。
3階に上がると正面に真っ赤なミニクーパー。
運転席を見ると、丸がデザインコンセプトなのか、極めて可愛らしい。
この赤い車のお値段は、35,377カナダドル(税抜)。現在のレートで、約327万円(2013/3/25時点)。
値段は、可愛くない。親会社がBMWなので、仕方ないか・・・・。
ボンネットのライト部分が空洞なのが、さらに可愛らしい。
エンジンは、横置きFFモデル。
ミニクーパーのスポーツタイプも展示中。
以前、ミニクーパーに試乗したことがあるが、車体があまりにも小さかった。
最近のミニクーパーには、それなりに大型化されているようだ。運転席は、こちらも丸型デザイン。
スピードメーターもデザインに凝っているが、非常に見づらいだろう。
3階のメインホールへ。たくさんの自動車が並んでいる。
まず正面にあるのがアメリカ自動車メーカーGM(ゼネラルモーターズ)のシボレーの展示ブース。
GM Canada | Cars, Trucks, SUVs, and Crossovers | General Motorswww.gm.ca/ - このページを訳す共有Welcome to General Motors Canada. Find product information across Chevrolet, Buick, Cadillac, and GMC – cars, trucks, SUVs, crossovers, and vans.GMの経営破綻が記憶に新しいが、まるで日本車のような小型車も投入し、業績が回復。
シボレーと言えば、コルベット。アメリカを代表する高級スポーツカー。この車の車両本体価格は、118,650カナダドル(約1010万円)。しかしながら、どうしても高級には見えないのが、日本車と共通。
むしろこのカマロの方が、存在感があるように見える。
そしてVOLT。
GMが社運をかけて作った電気自動車。エンジンルームは、まるで大きな電子機器のような雰囲気。
お値段は、35369カナダドル~(約327万円)。なんとなくトヨタのプリウスよりも、高級感がある。
ほかにもたくさんのGM車が展示中。
北米と言えばのピックアップトラックも数台展示中。現在では、あまり人気がないのか、数が少ない。
Ford – New Cars, Trucks, SUVs, Hybrids & Crossovers | Ford Vehicleswww.ford.ca/ - このページを訳す共有The Official Ford Site to research, learn and shop for all new Ford Vehicles. View photos, videos, specs, compare competitors, build and price, search inventory and more on Ford.ca.
環境に優しい車と言えばトヨタのプりウスが圧倒的な存在だが、ライバルたちが次々と迫っている。
しかもデザインや色もコンパクトで、
乗り易そうな車が多い。レンタカーでフォード車に乗ったことがあるが、燃費もよく申し分のない品質。
フォードと言えば、ムスタング。
いかにも伝統的なアメ車らしいエンジンルーム。アメリカの伝統と言えば、高トルクで最低の燃費。
この部分が、いかにもムスタング!
運転席も、伝統的なムスタングを踏襲。
基本的なリアデザインは、昔からまったく変わらない。色は可愛いが、やはりワルっぽい。
ちょっとGMの展示に戻り、アメリカの高級セダンの代表格 キャデラック。
エンジンルームも高級感がある。
そのライバル的な存在が、フォードのリンカーン。キャデラックと比較して流線的なデザインが特徴。
とくに後姿が、美しい。
運転席は、ドイツ車のほうが高級感がある。
更にアメリカ自動車メーカの展示。GMとFordと来れば、残るアメリカ三大自動車メーカーはクライスラーのみ・・・・。と言っても、私には、あまり強い印象がないメーカーである。
Chrysler Canada Inc. - Home - Chrysler Jeep Dodge Vehicleshttps://www.chryslercanada.ca/共有Manufacturer and wholesaler of passenger cars, trucks and automotive components. Features information about its various makes and models of vehicles.
いままで知らなかったが、こんな車を販売していたとは・・・・。デザインがいい!
なぜかフィアットも展示中。
外見もさることながら、運転席も可愛い。
それにしても、イタリア最大の企業のフィアットがなぜクライスラーの展示に・・・・と思うことなかれ、経営破たんしたクライスラーは2009年にフィアットの資本投入により、現在、経営再建中の身。
Jeepもクライスラーグループの一員だが、実質フィアット手動の経営により欧州車の雰囲気になりつつある。他の車もどんどん欧州化・・・・。
アメリカ魂なのか、ピックアップトラックも数台だけ展示中。
そしてアメリカのスポーツカーらしい車も展示。
GMのカマロ、Fordのムスタングとアメリカを代表するワルそうな車を見た後に、クライスラーは?
やはりクライスラーにもワルがいる。その名もDODGEの「チャレンジャー」。
以上、アメリカ三大メーカーの展示を見てきたが、どれもヨーロッパ的なコンパクト車そして環境にやさしい車が展示の主流。そんな中でも、アメリカらしいワルい車もカナダ人には人気がある。
一方、日本車だが、全体的なイメージとしては「低燃費、高品質、そして壊れない」。アメリカのワルに比べて、優等生が多いが日本にもかなりの”ワルづら”がいることをご存知でしょうか?
その車を紹介する前に、IT会社を経営する友人M氏からの相談を思い出す。
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M氏からの電話: 「 経営状況は問題ないのに、銀行融資がなかなか融資してくれないんだ。これからいっしょに銀行に行ってくれないか? 」
私: 「いいよ。昼過ぎにそっちに行くよ」
数時間後、M氏経営の会社にて・・・・・
M氏: 「 銀行まで遠いから、車で行こう 」
駐車上に行き、M氏の車を見る・・・・・
私: 「 マジ? これで銀行に行っていたの? 」
M氏: 「 えっ? なにか問題ある? 」
私: 「 ・・・・ (絶句) 」
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当時、彼が乗っていた車は、1994年に日本で10番目の自動車メーカーとして出発した光岡自動車の車。
その光岡自動車のキャッチコピーは「小さな工場には、夢がある・・・」。そのキャッチコピーに感化されて購入したM氏の純国産で市販されているスポーツカーを紹介。
今回の自動車ショーには、展示されていなかったのが、非常に残念。
この自動車ショーで、3大ワルっぽい車(GMカマロ、Fordムスタング、Cryslerチャレンジャー)と並んで展示してほしかった・・・・・。
エンジンは、日本車らしいスポーツカータイプ。一応、エンジンを車体中央に配置したMR。
スピードメーターは、180km/hで普通車と変わらない。
だが横から見ると、まさにスポーツカー!?? マッスル感のあるアメリカのワルと違って、線が細いのが特徴。
そして、ちょっと妖艶なヘッドランプ。
リアでは、ブレーキライトが怪しく光る。
純国産のスポーツカーは、その名も「Orochi オロチ」。アメ車のワル達との違いはあるが、かなりのワル面。
だが横から見ると、まさにスポーツカー!?? マッスル感のあるアメリカのワルと違って、線が細いのが特徴。
そして、ちょっと妖艶なヘッドランプ。
リアでは、ブレーキライトが怪しく光る。
純国産のスポーツカーは、その名も「Orochi オロチ」。アメ車のワル達との違いはあるが、かなりのワル面。
それにしても、友人M・・・・。この車で銀行に行って、融資を受けようとは・・・・・。
オロチ - 光岡自動車www.mitsuoka-motor.com/lineup/orochi/共有私たちは常にこう思って参りました。「自動車に夢(ロマン)がなくてはならない。」喜びのとき、愛する人と共に分かち合うドライブの瞬間は大きな幸福感に包まれる。だから私たちは自動車に夢(ロマン)を求め続けます。