だだっ広い新緑の丘にある遺跡がチラホラかと思ったら・・・はじめに見たお墓にスゴイと感動し、次に見た巨大な地下貯水湖に言葉も出ず、とんでもなく大きな地下ハト小屋を見て驚愕し、地下オイル工場を見て感心する。さらにジェット機能付き風呂を見て感嘆し、小さな家の地下にある巨大な空間に・・・・・そしてこの後、これらが序章にすぎないことを知る、、、とんでもない地下施設を持つ遺跡。それは「地球の歩き方イスラエル」にも掲載されていない絶対オススメの観光地、、、その名も「ゴブリン洞窟」/エルサレムで桜を観賞!地元イスラエル人に人気のSAKURAフェスティバル!桜だけでなく、若手盆栽家の情熱と作品にも感動した。 - Today→Tomorrow

▲PAGE TOP

2/23/2014

だだっ広い新緑の丘にある遺跡がチラホラかと思ったら・・・はじめに見たお墓にスゴイと感動し、次に見た巨大な地下貯水湖に言葉も出ず、とんでもなく大きな地下ハト小屋を見て驚愕し、地下オイル工場を見て感心する。さらにジェット機能付き風呂を見て感嘆し、小さな家の地下にある巨大な空間に・・・・・そしてこの後、これらが序章にすぎないことを知る、、、とんでもない地下施設を持つ遺跡。それは「地球の歩き方イスラエル」にも掲載されていない絶対オススメの観光地、、、その名も「ゴブリン洞窟」/エルサレムで桜を観賞!地元イスラエル人に人気のSAKURAフェスティバル!桜だけでなく、若手盆栽家の情熱と作品にも感動した。

エルサレムに咲く桜・・・
2014年2月22日の内容です。

今日は暑い!山の上にあるエルサレムでも暑い!
 この気持ちの悪いライオンの像が目印。
ここを右折して駐車場に車を停め、このトンネルを通過すると
 エルサレム植物園に到着。
The Jerusalem Botanical Gardensen.botanic.co.il/このページを訳すA Garden View. ... Read about these and more in the January 2014 issue of our magazine A Garden View. ... At the Jerusalem Botanical Gardens, we are constantly working to create a place of beauty, tranquility and peace in the heart of our ...
この売店で入場料金30シュケルを払い、
 園内へ。
 中東の植物園に来たのは初めて。
 カナダでも美しく咲くジャーマンアイリスと
 カナダでは絶対に咲くことのないカンガルーポ。ちなみにこの花の名前は、想像されるとおりカンガルーの足に形状が似ていることに由来する。
 カンガルーポが咲いている花壇の隣では・・・!!!
 IKEBANAの実演中。
ホワイトボードには、SHIN、SHOE、HIKAEの文字。
今日はこの公園でSAKURAフェスティバルが開催中。

Sakura Festival 2014 - The Jerusalem Botanical Gardens
www.en.botanic.co.il/Pages/Show/176このページを訳すThursday February 20, 16.00-18.00. &. Friday – Saturday February 21-22, 11.00-14.00. For the people of Japan , the blossoming of the cherry trees is far more than just a beautiful botanical phenomenon – it is a festival of national cultural ...
子供達に大人気だったのが、これ。
 子供達の名前を日本語で書いている。皆、嬉しそうな笑顔。自分の名前が書かれた紙を大事そうに抱えていた。
 こちらは日本の園芸の代名詞・BONSAI。
 こんな暑い気候で、こんな小さな植木鉢で植物を育てるのは容易なことではない。
 いろいろな形に作られた植物。
 イスラエルで盆栽に取り組む人がいるとは、想像もできなかった。
 そしてこれがイスラエルのSAKURA。
 ソメイヨシノではないが、品種名は分からない。
 半年間も雨が一滴も降らない過酷な環境でも元気に咲いていた。
 大人にも子供にも大人気。
 女の子は、
 自分の桜を作成中。
 カップルは写真撮影。
 咲いていた桜は数本だったが、イスラエルでも桜が見れて嬉しかった。
 中央にある噴水。
 これはちょっと日本とは違うが・・・。
 おじさんとおばさんが夢中になってみているのは、
 やはり盆栽。

 この温室の中にも、
 盆栽がいっぱい。
小さな植木鉢は保水量が少なく、盆栽の木は水がなくなるとすぐに枯れるので水管理が大変。
 とにかく育てるのが非常に難しい。
 オリーブの木の盆栽もある。
 これを一人ですべて管理しているのが、この若手盆栽家。彼はイタリアで盆栽を勉強して、母国で盆栽を広めている青年。
 イスラエルには2つの盆栽サークルがあるが、彼はとにかく若い。そして創造的。
 盆栽の根元には、ティーパックに入れた自家製の肥料。非常に研究熱心だ。
 こんな石碑が立っていた。
 さくらフェスティバルは以上で終了。小規模だが人が集まっていて大盛況だった。来年も楽しみ。
 公園内を散歩したが、あまり花は咲いていない。
 こんな遺跡があったが、
 よく分からない。
 あちこちで造園作業中。
 橋を渡って、右には
 大きな池。
 トロッコ列車。
 池の向こうでは、さくらフェスティバルに集まる人々。日本人がほとんどいないのが、印象的だった。
 今日は土曜日、シャバットの日(安息日)。エルサレムのお店はほとんど休業。
 園内にあるこのレストランもお休みだった。
 花壇で元気に咲いているのは、
 赤いチューリップ。
 オタワのチューリップフェスティバルが懐かしい。
 薄紫のアネモネも咲いている。
 以上でエルサレムは終了。パレスチナ自治区内を通過して、
 イスラエル内に再び入ると、のどかな田舎のど真ん中に
 巨大なアンテナ基地が見えた。
 さらに進むと、
 道の両側に駐車している車列。みなここに車を停めて、ハイキングを楽しんでいる。
 向こうからやってきたのは、
 乗馬している人たち。この時期、ハイキングと乗馬はイスラエルの週末のポピュラーな過ごし方。
 シュッと天に伸びる木々。
豊かな緑。
 なんだか田園を思い出させる光景だ。
 みな楽しそうだ。
 ここは国立公園の一つ。

Bet Guvrin-Maresha National Park-רשות הטבע והגניםold.parks.org.il/.../data_card.php?Cat...ru...このページを訳す2013/08/18 - Bet Guvrin-Maresha National Park ... Phone: 08-681-2957; 08-681-1020... fees and operation hours please contact our information center- *3639 from insideIsrael or +972-2-5006261- from abroad or email moked@npa.org.il

緑の合間の道を進むと、
 巨大な洞窟遺跡が現れる。
 これはThe Northern Cemetary of Mareshaと呼ばれるお墓の遺跡。
 紀元前2-3世紀ごろに作られたものらしい。この大きな横穴の中には、
 木が生えているが、前年ながら、すでに根元から切断されている。
 天井の穴から丘の上で育つ木々が見える。
 丘の上を散歩。
 この木の下には、
 大きめの黒い豆がたくさん落ちている。この豆の木の名は、和名でイナゴマメ
ちょっと想像できないが、これはそのまま食べれるらしい。ちょっと汚らしいので食べることはパス。
あとで自宅で食べてみると、非常に固いが干しぶどうのような味だった。

ちなみにこの豆の木の洋名は「Ceratonia」。これまた想像もできないが、この豆の木がダイヤモンドの単位「カラット」の由来と言われている。
種の大きさが均一で、この種の重さがダイヤモンドの1カラットらしい・・・・が家で実際に種を見たら、どれも大きさは不揃いだった。


丘の上にも横穴があったが、ここは立ち入り禁止。
 その横にもう一つの横穴。ここは入れるようだ。
 階段を下りて、中に入ると・・
 ヒンヤリ涼しかった。
 この形状から、ここがお墓であることがわかる。

 再び丘を上る。
 地面はところどころ赤いポツポツ・・・
 真っ赤なポピーだ。
 丘の上から眺めた景色。
 この時期、花があちこちに咲いていて楽しい。

 車に乗って公園内をドライブ。
 アーモンドの花がまだ咲いていた。先ほどエルサレム植物園で見た桜よりも日本の桜に似ている。
 車を停めて、再び徒歩。日除けテントに下には、昔、オリーブオイルを作っていた石器が展示。これはオリーブの実をすり潰す石臼。木の横棒のロープをロバに結んで、
 丸いローラで潰していた。
 隣には、絞り器。
 この部分にすり潰したオリーブを置いて、上からギューッと絞る構造。
 テントの上の丘へ移動。ここにもカップルがいた。なぜか微笑ましいカップルを見ると、写真を撮ってしまう・・・・。
 丘の上に到着。
 広い敷地にものすごい数の石が並んでいる。
 イスラエル中から集められた石柱と、
 石で作られた農機具。
 これひとつ作るのに、どれほどの労力が費やされてきたのだろう。
 菜の花と同じ品種(もしくは菜の花)が元気に咲いている。
 4月になるとこの周辺も雨が一滴も降らなくなり、沙漠のような状態になるのが信じられない。
 先ほどの石柱と石農具の丘と反対側にある丘へ上る。
 丘の中腹には、
 (2)と書かれた遺跡。
 早速階段を下る。
 かなり奥まで続いていそうだ。
 穴の中に入ると、
 かなり大きな穴であることがわかる。
 壁にはたくさんの窪み。
 そして真ん中にある柱。この穴は紀元前3-4世紀に掘られた水を貯蔵しておく貯水施設。
この柱はかなり新しく1943年の第二次世界大戦中にポーランド軍が作った支柱の根元部分だった。
 貯水施設から出て、再び丘を上る。
 次は3番。
 この遺跡の案内にかかれていた当時の様子が印象的。
 どうやら先ほどの元貯水施設内で見た壁の無数の穴は、ハトの巣として作られたらしい。
そして階段を下りる。

 ここもかなり深そうだ。先ほどの元貯水施設を見たので、期待が大きい。
 そして中に入ると、、、、、なんだこれは!!??? すごい空間が広がる。
 この穴にも無数のハトの巣穴がある。
 このハトは、宗教儀式に使われたり、食用として飼育されていた。ハトの糞は肥料として利用。
 それにしても巨大なハト飼育施設。
 これにはただただ驚くばかり。巣の数は2000個以上。
 全体の大きさは、人と比較するとわかるだろう。
 驚きと感動しながら、出口へ。

 出口の様子。
 こんな何もない草原のような場所に、
 無数の穴が掘られ、地下施設があるとは・・・・。
 再び、丘を上る。
 ポピーと黄色の小花のコントラストが美しい。
 お父さんに肩車してもらう小さな女の子。お父さんの腰には、
 拳銃がむき出し。イスラエルではいたって普通のお父さんの装備品だ。
 道端に、
 透明感のある涼やかな青い花が咲いていた。
 この時期、イスラエルは花が咲く最高の季節。イスラエルに遊びに来るのは、この時期がいいです。
 この休憩テントのそばにあるのは、
 4番の遺跡。
 人の肩幅ぎりぎりの狭い階段を下る。
 するとすぐに突き当たり。 中は人が数人入れるほどの小さなお風呂施設だった。
部屋は2つあり、ひとつはお風呂で▼この小さな腰掛けに座って、前からジェット水流のようにお湯が出てくる構造。ちなみにもう一方の部屋は奴隷がジェット水流のために働いていた。部屋を別々にするのは、奴隷と顔を合わせないためだった。
 ジェット水流風呂のすぐ下には(5)番がある。
 案内板を見ると、駐車場のそばのテントにあったオリーブオイル製造機が描かれている。
 どうやらこの下にそれがあるらしい。
 早速中に入ると、
 右には石臼。
 左には絞り器があった。秋に収穫されたオリーブの実は、2-3ヶ月後にオイルに精製された。
 紀元前3-4世紀に、こんな地下でオリーブオイルを作っているとは驚きだ。
オイルは灯りの燃料や料理オイル、栄養剤、食物貯蔵用として、さらに宗教儀式や化粧品としても幅広く活用されていた。
オリーブオイルを絞った残りカスは暖房用燃料として活用。
横には大きな竪穴。これは貯水のためなのか、オイル貯蔵のためなのかは不明。
 この公園は非常に勉強になる。
 さらに進むと、
 住居跡が見えてきた。
 案内板には、当時の住居の様子が書かれている。この周辺は非常に大きな街だったらしい。
 いまはこんなにだだっ広い丘になってしまったが、、、と思いながら、、、、住居跡に入ると、
 ここにも地下へ続く階段がある。
 屋根は当時の様子を再現。日本の土壁のような構造だ。
 早速階段を下りる。
 ここもかなり深そうだ。
 どんどん下りると、とんでもない巨大な空間が広がる。

 とにかく大きな貯水施設だ。
 こんな穴が向こう側にずっと続いている。
 階段はあちこちに分岐して、地下室が住居のメイン。
 地上では普通の家のようだが、まさか地下にこんな大きな部屋を持つ家だとは想像もできなかった。
 この公園の名前にゴブリンとあるが、
ゴブリンと聞いて想像するのは、こんな洞穴に住むヨーロッパの想像上の生物。
 ここに住んでいた人たちはもちろん人間だが、何となく地下に住んでいることからこんなイメージをもってしまう。
この公園は「地球の歩き方イスラエル」には掲載されていない場所だが、イスラエルの観光スポットしてもっともオススメできる観光スポットの一つではないだろうか。

そして公園をさらに進む。
この後、今まで感動した素晴らしい地下遺跡が、この公園の序章にすぎないことを知る・・・・。

まさかこんな地下迷宮が存在するとは・・・・・時間がないので、次回へ続く。

]]>

AD-contents[1]

Blog Archive

AD-contents-rightbar

-試験公開中-最近の記事(2013/1以降)とこれからの記事のみUP

もっと大きな地図で Today-Tomorrow を表示

Labels

sidebar-right-bottom

Sponsor

Copyright(C)0102030405 All Rights Reserved.