イスラエルの国際観光展でも、日本は大人気!? 日本酒と梅酒だけでなく、美しい観光スポット満載のパンフレットが大人気!!/イスラエル建国前に活動していた最も強硬派の武装組織エツェル。その活動にひたすら驚く。ミルク缶に仕込んだ爆弾で高級ホテルも吹き飛ばす - Today→Tomorrow

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2/12/2014

イスラエルの国際観光展でも、日本は大人気!? 日本酒と梅酒だけでなく、美しい観光スポット満載のパンフレットが大人気!!/イスラエル建国前に活動していた最も強硬派の武装組織エツェル。その活動にひたすら驚く。ミルク缶に仕込んだ爆弾で高級ホテルも吹き飛ばす

がんばれ、日本!

今日はイスラエルの自宅そばにあるETZEL Museumへ行った。
入り口には男性のセキュリティーと可愛らしい女性兵士。
  1. Etzel Museum @ ilMuseums.comwww.ilmuseums.com/museum_eng.asp?id=62このページを訳す... and its exhibitions. Special update system brings the information directly from the Israeli museum to you. ... Etzel Museum. Region: Tel-Aviv and surroundings Category: Historical Museums ... 38 King George St., Tel-Aviv; Phone 972-3-  ...
Etzel(エツェル 英語Irgun)とは現在のイスラエル軍の前身のひとつだったユダヤ人の武装組織。
そのためここは拳銃や爆弾など戦闘に纏わる話がもりだくさんの博物館だ。
 イスラエル建国前の19世紀後半にヨーロッパのシオニズム高まりにより、すでにエルサレムにはユダヤ人が多数派を占めるほどの人数が住んでいた。
 そのころの現在のイスラエルの国土は、アラブ人が住むイギリス委任統治領パレスチナ。ユダヤ人移民が増加するにつれ、アラブ人との衝突が増加していた。
 度重なる衝突からユダヤ人らは1920年に民兵組織ハガナーを組織。戦闘訓練をする学校も作った。
 これが戦闘訓練学校の初代卒業生。女性も7名いる。
 持ち歩きできるチェスも展示中。
 そして無線装置もある。
 1930年台になるとナチス政権の台頭で欧州を脱出するユダヤ人が増加し、パレスチナへの移民も激増。統治者イギリスは地域安定のため、ユダヤ人ではなくアラブ人よりの政策を行ったため、それに反発したユダヤ人らは反英武装組織として2グループを結成する(1937年にエツェル、1940年にレヒ)。
下はエツェルの旗。
 反英工作に使うために作られた爆弾も展示
 様々な形状の爆弾。時計は起爆装置。
 これは高性能爆弾。
 エツェルのメンバーは度々イギリス軍に逮捕され、ケニアなどに収監される。
 エツェルのメンバーを監視していたイギリス軍兵士が使っていたライフル銃とムチ。
 ユダヤ人の武力組織(ハガナー、レヒ、エツェル)らはイギリス軍の厳しい取り締まりにあいながらも次第に勢力を増していく。テル・アビブに集結した戦車部隊。
 エツェルの将校が女性兵士を視察。
 現在でもアラブ人が多く住むヤッフォの光景。
 兵士を訓練して、どんどん戦地に送り込むユダヤ人武力組織。
 武装組織のキャンプでの一コマ。年齢の若さに驚く。
 続いて地下の展示コーナーへ移動。
 世界大戦の最中(1939-1948年)、エツェルはアメリカで軍事行動の資金を増強。
 政治的にも「Hebrew Committee for National Liberation」を設立して、ユダヤ人移民を厳しく取り締まるイギリスに圧力をかける。▼下、Hebrew Committee for National Liverationの豪華な建物。さすがユダヤ人、資金は潤沢だ。
 一方、イギリス軍に関連した場所を爆破するなどだんだんと過激な活動を始める。
 ウィーンにあるThe Park Hotelの写真。ここにはイギリス軍の British Officer's Clubがあったが、
 1948年3月19日にエツェルの工作員によって爆破。
 世界各地でエツェルの工作員たちは訓練されていた。▼下は1938年にポーランドで軍事訓練を受けているエツェルの兵士たち。
 ここでも女性兵士が訓練を受けている。
 彼女らは逮捕された受刑者。この中には外国人抑留者も含まれている。
 世界に散らばるユダヤ人は世界中で活動をしていた。
 これはテル・アビブ近郊のラトルンにあった収容所。
 地下にトンネルを掘り、6名が脱走に成功した。
イギリス軍は、次々とユダヤ人武装活動家に逮捕状を出す。
 それでもユダヤ人武装組織による破壊活動は収まらない。
トラックに積み込まれたドラム缶のような爆弾は、柵を超えて転がり、、、
 ハイファの情報局もある警察署を爆破(1947年9月29日)。
 イギリス軍の重要な補給経路である線路も橋を狙って爆破していた。
 ラジオ局も攻撃。
 そして飛行場も破壊する。
 飛行場を破壊するときに使用した攻撃の合図を吹くラッパ。
 次々に攻撃を仕掛けるので資金はすぐに枯渇。そのため現金輸送車を襲って、現金を調達することもあった(1946年1月12日)。
 エルサレムでエツェルの広報ポスターを貼る若者。
 そしてポスターをはがすイギリス軍兵士。
 最初はこんな反英活動が最後には、ホテルでの大規模爆破工作。
 1946年7月22日、パレスチナのイギリス行政本部がある高級ホテル・キングデービットを爆破。この爆破で91名が死亡し、46名が負傷。イギリス統治下の被害でもっとも大きなものだった。

この大規模な爆破事件に使われたのは、この牛乳タンク。
 タンク内には時限爆弾を制御するタイマーと
 起爆装置そして爆薬で満載。
納品業者に変装したエツェル工作員がレストラン地下にこのタンクを置き、起爆装置を作動させた。

イスラエル建国前のユダヤ人武装組織はハガナとレヒ、そしてエツェル。やがてその3つのグループはイスラエル軍IDFになる。エツェルは他の2つの武装組織より格段に強硬派と言われているが、知れば知るほど手段を選ばないその手法に驚いた。

博物館を出て自宅へ戻る。
 途中で見かけたのは、キル・ビルのコスチュームを着たマネキン。
 そしてアニメ「マッハGOGO」に出てきそうなバイク。しかもBMWだ。
 自宅から車にのってハヤルコン川付近へ。駐車場に車を停め、歩道橋を歩く。
 今月、大きなマラソン大会 テル・アビブ マラソンが開催。ここがスタート地点のようだ。
 入り口でボディーチェックを受けて、
 敷地内に入るとキャンピングカーが展示中。カナダのものとくらべて小型のモーターホーム。
 これがカナダでは小型の部類。
 イスラエルでは、こんな小さなものまであった。まるで日本のようだ。
 カプセルホテルのような寝室とトランク部分が小さなキッチンになっている。
 ここは初めて訪れたテル・アビブにある見本市会場。
 昨日と今日、ここで年に一回の旅行イベントIMTMが開催されている。
Welcome to the 20th edition of IMTMwww.imtm-telaviv.com/このページを訳すIMTM features exhibitors representing just about every aspect of Israel's tourism market - incoming tourism, domestic tourism and outgoing tourism, alongside a significant number of exhibitors from overseas. The fair is highlighted by ...
入場は無料。さっそく中へ。
 入口正面の一番いい場所には、来月オープンのイスラエルの格安航空会社UPのブース。
  1. Cheap flights to Israel - low cost flights | UPwww.flyup.com/en/israel/Pages/HomePage.aspxこのページを訳すUP operates as an EL AL low cost brand, offering cheap flights from Israel. Details about the our low cost flights and FAQ are now available on our website.
イスラエルにいると周辺諸国は敵国、もしくはアルカイダがいるのでヨルダン以外は陸路で海外に行くことができない。この航空会社は本当に楽しみだ。これでやっと格安で海外旅行に行ける。

これはクルーズ船のブース。地中海クルーズも一回は試してみたいバカンスだが、アメリカのカリブクルーズとは客層が違うらしい。一概には言えないが、「お金はあるけど、、、、ちょっと?」という人が多いと友人が言っていた。
 平日の昼間なのに、結構人が多かった。
 イスラエル国内のワイナリーやキブツも出店している。
 こんなゆるキャラもいた。写真を撮っていると女性の声で一緒に撮りましょうか?と声をかけてきた。さすがにかなり恥ずかしかった。やはりゆるキャラは喋らないほうがいい。
 ネゲブ沙漠にあるTimna Parkのブースもあった。
 イスラエル国内だけでなく世界中の観光案内ブースもある。これはポーランド。
 ルーマニア。
 そして韓国。韓国のナショナルフラッグキャリア・Korean Airの直行便があるのでイスラエルから行くのは楽だろう。
 つづいてエクアドルのブース。カナダの友人がエクアドルに家を持っているので自分のことではないが親しみを感じる。
 そしてインドのブース。
 これはよくわからない。
 これはイスラエルのワイナリーのぶーす。
 そしてユダヤ教正統派が運営するキブツのブースもあった。
 スパゲティが原料のスイーツが美味しかった。当然ながら土曜日は安息日のためお休みらしい。
 そしてナザレにある昔の生活を再現したアトラクション ナザレビレッジのブースもあった。
 これはネパール。
 そして思っていたよりも小さくて地味な中国ブース。
 そしてフィリピンのブース。
 ドミニカ共和国のブースもある。カナダのときに仲良くしていたドミニカの友人は元気だろうか?
 そして・・・・日本。会場中心部にあり、おそらく一番人が集まっていたと思うブース。
 理由は、お酒?ビールと日本酒、そして梅酒を無料配布中。これにはみな大喜び!
 日本の人気は、かなり高いのがわかる。観光パンフレットを探しながら、熱心に日本について尋ねる人も多い。
 日本大使館が主催の観光キャンペーン。ブースも目立って、すごく良かった。

パンフレットの中で一番目立つ場所においてあったのが、このチラシ。
日本のコーラ(350ml)缶は約4シュケル、ミネラルウォーター500mlも約4シュケル、カップコーヒーは約6.7シュケルでマクドナルドのハンバーガーは約3シュケル。これらはすべてイスラエルの半額以下の値段。
日本の物価がいかに安いかをアピールしているチラシだった。

日本以外の友人からよく「日本は物価が高いのだろう?」と言われるが、実際はかなり安い。
とくにヨーロッパや北米、そしてイスラエルに住んでいる人にとってチップもない日本の物価はめちゃめちゃ安く感じると思う。

これから日本は、「商品とサービスの質が世界最高水準ということ」だけでなく、「安い」ということももっとアピールしたほうがいいと思う。

先進国に住む人のほとんどが、日本は物価が高いと勘違いしている・・・・

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