まるで赤絨毯!?イスラエルのお花見はこれだ!! in ネゲブ沙漠北西部周辺 / ロケット弾と迫撃砲が降る町スデロット。バス停にも公園にもあるものは、分厚い壁の・・・・/ 子供達は公園で遊び、大人たちはBBQ。重装備の兵士はベンチでタバコを吸い、観光客は緑地の向こうに見える特別な景色を眺める・・・これが世界中で注目されるガザ地区にもっとも近いイスラエルです/美味しくてボリュームがあって、お気軽なお値段のカジュアルレストランCup 'O' Joeは、オススメ!です - Today→Tomorrow

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2/15/2014

まるで赤絨毯!?イスラエルのお花見はこれだ!! in ネゲブ沙漠北西部周辺 / ロケット弾と迫撃砲が降る町スデロット。バス停にも公園にもあるものは、分厚い壁の・・・・/ 子供達は公園で遊び、大人たちはBBQ。重装備の兵士はベンチでタバコを吸い、観光客は緑地の向こうに見える特別な景色を眺める・・・これが世界中で注目されるガザ地区にもっとも近いイスラエルです/美味しくてボリュームがあって、お気軽なお値段のカジュアルレストランCup 'O' Joeは、オススメ!です

これは美しい!
今日は朝3時台に起床。
起きた頃は夜空にピカピカ光る稲妻で雷雨。それから5時間ほど仕事しているうちに、青空へ。

雨でさっぱりと始まった土曜日は、やはりドライブ。高速4号線を南下。
 アシュケロンから東へ移動し、テル・アビブから40分ちょっとで人口24000人ほどの町スデロットに到着。
街の入り口にあるゲートを通過して、街の中心部へ。
 一見、普通のイスラエル郊外の小さな街だが、
 バス停を見て、ここが普通の街でないことを認識。
 どのバス停もコンクリート製で立派にできている。ちょっと公衆トイレのようにも見えるが、
 これは公園も同じようなコンクリート製の建物。
 街の中を走るとどこにでも見ることができるこのコンクリート製は、、、、
 ロケット弾から市民を守るバンカーだった。
 交差点サークルの真ん中にあるのは、
 一瞬、鳥居かと思った・・・・オブジェ。
 ダウンタウンから少し離れた
 バス停にもバンカーがある。この街はパレスチナのガザ地区に最も近いイスラエルの街で、1-2kmの至近距離。そのためガザから一番の攻撃目標とされている。
 2007年6月中旬から2008年2月の間に飛んできたロケット弾は実際に爆発した数だけでも771発それに857発の迫撃砲で攻撃された。現在でも2007-2008年ほどの数ではないが、たびたび攻撃されている。
ちなみに昨日(2月14日)は、郊外で2発爆発している。あまりにも数が多いので、この程度では大したニュースにもならないのがイスラエルらしい。

参考までにロケット弾と迫撃砲の違いは以下のとおり。
参照元:http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q116491551
 ロケット弾は、躯体のなかに推進剤が仕込まれており、それの燃焼ガスを、後方に噴射しながら、加速して目標物に打ち込むものです。迫撃砲は、砲弾の尾部に付けられた火薬の爆発エネルギーで、弾頭を放物線を描くように飛ばして、攻撃するものです。兵器としてそれぞれ一長一短あります。
再びドライブ。
 スデロットから車で5分位の場所へ。
 赤い文字で注意書きのような看板?ヘブライ語なので読めないが、イスラエルではこのような看板があるときは先に行かないようにするのが賢明。
 近くに公園があり、今日は土曜日なのでかなりの人が来ていた。
場所はここ。

大きな地図で見る

 公園から子供たちの楽しそうな声が聞こえる。
 この公園の奥にはモニュメントがあった。
 きちんと整備されたこのモニュメント。
 このようなモニュメントは、ほとんどが軍関係のもの。
 これがモニュメントの端。イスラエル建国後の間もない頃、この周辺はガザ地区を拠点とするテロリストによる破壊工作と市民の虐殺事件が多発していた。
そのためイスラエル軍は1955年2月28日に「Black Arrow作戦」を実行。当時、ガザ地区にあったエジプト軍基地を攻撃し、38名のエジプト軍兵士を殺害した(イスラエル軍兵士8名死亡)。
 モニュメントには、緑地の向こうの街並みを紹介するパネルが設置されていた。
 すぐそこにある陸続きの街なのに、遠くから眺めることしかできないし、一般のイスラエル人にとって訪問はほぼ100%無理な場所。
 それが向こうに見えるパレスチナ・ガザ地区だ。


 遠目では想像していたよりもずっと発展した街に見えるが、実際に行ったことがある人の話では、同じパレスチナでも西岸地区(West Bank)とはまったく違う雰囲気らしい。
 イスラエル国旗のすぐそこにあるこの地区は、先週もイスラエル軍戦闘機によって空爆されている。
 ロシア系のバスツアー観光客。ツアーガイドが石碑の前で戦闘の様子を説明中。
イスラエル軍兵士は公園のベンチでタバコ休憩中
 子供達は公園で遊び中。
 大人たちはテーブルベンチでBBQ中。のどかな最前線だ。
ドライブ再開。
再開して間もなく、また気になるものを発見。
それがこれ。
らくだに乗る少年がいた場所では、ちょっとしたイベントが開催中。
車の中にも美味しそうなBBQの匂いがしてくる。
この先にある交差点
サークル状の交差点だが、
右の道に進むと、ガザ地区へ通じていた。
ガザ地区からイスラエルの東部エリアはこの時期だけ緑が豊か。4月からは気温40°以上、しかも10月まで雨が一滴も降らないので、いまが最高の季節だ。
路上駐車の車が数台。なんだか向こうが赤い。
数名の人たちが赤い場所にいる。
赤い絨毯のようだ。
写真を撮る人達がいれば、
ピックニックを楽しむグループもいる。
皆が夢中になっている、、
赤いものの正体は、
真っ赤なポピー。
鮮やかで美しいポピーが群生して咲いていた。
ドライブ再開。
そしてまたたくさんの車。機関銃をもった女性警官が巡回中。
この公園 Ra'im Picnic Site and Wall でもちょっと寄り道。
大きな井戸があった。
土曜日はどこも賑やかで楽しい。
アジア人の僕がすごく珍しいらしい。
お店も数件出ていた。
この場所でも皆が夢中なのは、
これ、
赤いポピーだ。
とにかくたくさんの人が公園に集う。
この公園でもあちこちでBBQの匂い。
散歩道を歩き、
丘を上る。
注意看板には人が落ちる姿
柵の外側の地面に亀裂が入っている。
手を伸ばして真上から撮影。大したことがなさそうに見えるが、
非常に危険だ。
ここにも赤いポピーがたくさん咲いていた。

崖を下りる家族や
ポピーを鑑賞する家族。
お父さんとお母さんだろうか、、、、いい娘さんたちだ
土ぼこりをまき散らすバギーも登場。
ポピーが踏み潰されていないか心配。
本当にいい季節だ。
赤いポピーといえば、カナダで経験したリメンバランス・デー(11月11日)を思い浮かべる。
フランスのノルマンディーには行ったことがないが、
ポピーが咲く頃に一度行ってみたい。
再びドライブ。
カナダでのドライブのような景色が広がる。
この辺りはカナダのようにとにかくだだっ広い。
しかし、ここがイスラエルだと思わせるのは、
カナダにはこんな大きなサボテンがないことと、、、、
「ラクダ注意」の標識があること。
ちなみにカナダの場合は、これだ!(ムース注意)  ※ムース=ヘラジカ
あちこち寄り道してしまったが、ここが今回のドライブの目的地。
ここでも沿道に車を停めて、
みなピクニックを楽しんでいる。
ここは Nahal Besor国立公園。料金所で年間パスポートを見せて、入場。
この公園は車に乗ってあちこち見て回る公園のようだ。
駐車場の脇に咲いていた黄色の花。
この公園には湧き水ポイントがある。
大きな池があり、
近づくと水が流れる音が聞こえてくる。
地面の亀裂から流れる湧き水。
あちこちから湧いていた。
その水が集まって出来ていた池で、
遊ぶ子供達。
水はすごく透明で、池のそこがハッキリと見えるほど。
沙漠地帯に住む子供達は
非常に楽しそうだ。
池には小さな魚も見える。彼女は何を見つけたのだろうか?
池から流れる小川。
この川は人工的に作られた川だった。
向こうで大人たちがBBQを楽しんでいるのが見える。
夏の暑さが想像できる公園のベンチテーブルベンチ。
この公園は湧き水ポイントだけが見どころだった。
再びドライブ。232号線から222号線を通過中。
しばらく進むと見晴らし台が登場。車を停める。
地図を見ると、緑地の最下部(赤いポイント)にいるらしい。
見晴台の上から見えるのは、
こんな景色。

緑地を形成しているのは、この川のおかげらしい。
見晴台から未舗装道路を通過。途中、ものすごい勢いで野原をバイクが通過。
川の向こうでは、サイクリングを楽しむカップルも見える。
駐車場が見えてきたので、駐車。
ここにも大勢の人たちが集まっているようだ。
オレンジを売る人たちがいたり、
アイスクリームを売るお店がある。
なぜこんな場所に人が集まっているかというと・・・・原因はこれ!
吊り橋だ。
場所はここ。

大きな地図で見る


みんな、この吊橋を渡りに集まった人たち。
さっそく僕も渡る。
吊り橋の幅は狭い。
吊り橋から眺める左側の景色と
右側の景色。
足元はこんな感じ。床はすこし隙間が開いているが、
子供でも十分歩けるほどの狭い間隔。
吊り橋で川の向こう岸に到着。
丘の上にモニュメントが見えるので、あそこを目指す。
周囲はこんな景色。
そしてモニュメント。単なるアートだった。
吊り橋と駐車場方向の景色。
そして再び吊り橋へ。
この吊橋は、高さもそんなに高くない。
自転車は禁止と書いてあったが、吊り橋の監視スタッフも特に注意はしていないようだ。
そんなに長い吊り橋でなく、
足元も隙間があまり開いていないので怖くはないが、イスラエルは結構いい加減なところが多いので、ワイヤーが切れるのではないかと思ってしまう。
吊り橋から見た駐車場側の景色。
なかなか楽しい吊り橋だった。
駐車場のそばには、大きなプランテーションがある。
作っているのは、オレンジだ。
クルマに乗ると、雨がポツポツと降りだした。
車のまえに大きな水たまり?「雨が少しでも降るとこうなるのだろうか?」と思ったら、
ただの水たまりではない、、、、水が流れている・・・・
右手から流れる水は左側へ。地図で確認したら、先ほど吊り橋で渡った川のど真ん中だった。吊り橋を作っても、道路の橋は作らないのか・・・・。
道路の両側には、黄色が鮮やかな菜の花も咲いている。
しばらくドライブして、再び公園に到着。
この時期、ポピーイベントがあちこちで開催されているようだ。ヘブライ語なので読めない。
「OYOTA オヨタ」?
この急な坂の向こうにも、
ポピーが咲いている。
ポピーは可愛い花だが、
別名は「ケシの花」。この花の実は麻薬の原料になることでも知られている。
この公園はキブツの中にある。周りは畑だ。
ここはまた別の公園。
かなり広大な公園で緑だらけかと思ったら、
ここにもポピーが少し咲いていた。
でもここで目についたのは、白い景色。


この小さな白い花が群生。名前はわからない。
イスラエルは土曜の夕方から道路が混み始める。日曜日が平日のためだ。
騎馬警察の馬を運搬している車。
行きでも通過した交差点の角(4号線と34号線の交差点 Yad mordekhay近く)でたくさんの車が停まっているお店を発見。
このレストラン Cup 'O' Joe の入り口には行列ができている。
店内もご覧のとおり、大盛況。
値段もお気軽でボリュームたっぷりの料理。
これはシャクシューカにブリトーが入った料理。チーズがたっぷりでトマトソースとの相性が抜群。
これもパスタにチーズがたっぷりかかった料理。これまためちゃめちゃ美味しい。両者ともチーズが入っているので、肉はなし。このレストランはコーシャ料理レストランなので、ユダヤ教で禁じられた肉と乳製品を同時に出すことはない。ベジタリアンレストランのような料理だが、大満足!
料理にはサラダが無料でついてくるが、このサラダのドレッシングも美味しかった。
デザートもボリュームたっぷりのアップルパイで、名前は「アメリカン・アップルパイ」。
アメリカのアップルパイのように甘すぎず、メープルシロップがかかっているので「カナディアン・アップルパイ」にしたほうがいいのでは!?

非常に満足のカジュアルレストランだった。

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