アメリカ側にある要塞は初めて!RomeにあるFort Stanwix/要塞の一室を見て家畜小屋かと思ったら、一般兵士が寝るワラのベットでした/ビジネスと軍事、現代と過去でも通ずる重要な要素はやはり物流です!当時の毛皮交易に重要な水運ルートには必ず要塞があります - Today→Tomorrow

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10/23/2012

アメリカ側にある要塞は初めて!RomeにあるFort Stanwix/要塞の一室を見て家畜小屋かと思ったら、一般兵士が寝るワラのベットでした/ビジネスと軍事、現代と過去でも通ずる重要な要素はやはり物流です!当時の毛皮交易に重要な水運ルートには必ず要塞があります

この記事は前回の続きです。>>前回の記事はこちら

初めて訪れたアメリカ側の要塞は、Fort Stanwix。カナダにある要塞よりも、防衛が充実。外塀は鋭い突起物が無数ある異様な形状。中に入る門は狭く、すぐに閉ざすことのできる機能付き。中にあるベットは限られた人がきちんとした毛布のベットで、それ以外の人はワラのベット。囚人は鎖につながれ、警備員室にそのまま放置。これらもカナダでは見られないものです、、、それは現代にも通ずる、、、、、、、。今日の一枚はコレ。




この町に来たのは、町名がRomeだからという理由だけではありません。この町にはかつてのイギリス軍そして後には米国にとって大変重要な軍事拠点でもあったからです。
何気ない町の中心部に位置するのは、、、、
 Fort Stanwix。

Fort Stanwix - Wikipedia, the free encyclopediaen.wikipedia.org/wiki/Fort_Stanwix - このページを訳す
Fort Stanwix was a colonial fort whose construction commenced on August 26, 1758, under the direction of British General John Stanwix, at the location of present-day Rome, New York, but was not completed until about 1762. The star fort was ...
要塞の横に近代的な展示施設があります。さっそく中へ。
 イギリス人とインディアンが毛皮を取引しているマネキンが入口に飾られていました。
この取引を安全に行う目的が、この要塞が存在する理由です。
 受付の上にある地図には、オンタリオ湖とセントローレンス川、そしてそれらに流れ込む支流が表示されています。
 そしてセントローレンス川からの支流(左側)とNY洲のハドソン川からの支流(右側)ともっとも接近する地点にあるのが、このFort Stanwix。当時の物流は船が重要な物流網で、このFort Stanwix付近は陸揚げされた荷物を再び船に乗せる物流戦略的に大変重要な場所でありました。つまりここを押さえると毛皮輸送の輸送拠点を握れるとともに、軍事物資の輸送にも優位に立てることができます。
 当時の歴史をモダンな展示でわかりやすく説明してくれます。
まずは入植してきた英国軍によってこの要塞が築かれ、英仏戦争で利用。その後、独立戦争のパトリオット軍の軍事拠点として再建。そして1970年代になって、展示用に復元。この要塞は3度もリノベーションされています。
 印象的だったのは、上の女性の言葉。親族間でもロイヤリストとパトリオットに別れ、英国に忠誠を誓う親族はカナダへ移動。親族がバラバラになったことを証言しています。
 映写でも、わかりやすく説明してくれます。聞き取りにくい単語は、下に字幕がでるのでそれを見るとわかります。もちろん英語字幕のみですが、、、。
 発掘された大砲の弾と鉄砲の弾。
 そして当時の軍服が展示されています。
 展示会場から、要塞へ移動。ありがたいことにこの展示会場も要塞も入場料無料でした。
 入口の看板を過ぎて、
 要塞の入口へ
 銃器の持ち込み禁止の案内がありました。この標識はカナダでは目にすることがないので、ここがアメリカであることを、再確認させます。
 要塞の入口の堀にある進入防止柵。
 一方では、テントが張られていました。
 入口の開閉装置は、今まで見た中で一番近代的でした。
 この丸いのはオモリです。このオモリによって、速やかに入口を閉めることができます。
 要塞の内部。私たち以外の観光客はいませんでした。
 要塞の各部屋も自由に見ることができます。
 ここは家畜小屋かとおもったら、
 部屋の中心にカマドがあり、ここが人が暮らす住居部屋であることがわかります。このワラの上で寝ていたようです。
 要塞内部には星条旗が掲げられています。
 大小さまざまな部屋があり、入口にはわかりやすく説明するパネルがあります。
 ここは毛皮や日用品を売る商店の部屋。アライグマやオオカミ、クマ、そして最高級のビーバーの毛皮がありました。
 この部屋は上級兵士の部屋。相部屋です。
 ここは兵士の家族が住む部屋。家族連れで勤務していた兵士もいたようです。
 ベットは、もちろんワラのベット。上に敷布を引いて、寝ていたようです。ちょっと触ってみましたが、ゴワゴワでチクチクしました。
 こちらは幹部の部屋。当然、一人部屋です。
 現存する要塞は復元されたもので、当時のオリジナルの暖炉は、大切にショーケースに入れられて保存をされていました。
 この部屋は、他の部屋と違いずいぶんと洗練されている部屋だと思いましたが、囚人達と警備員の部屋。ベットはもちろん警備員が利用し、囚人は鎖につながれて、床にゴロ寝です。
 要塞の全容模型がありました。
 気になったのは、下に突き出た高台の小屋。下に小川が流れています。展示スタッフに聞いたら、この小屋はトイレだったそうです。一応、これでも水洗というのでしょうか?
以上で、要塞見学は終了。無料では、申し訳ないほど充実した展示内容でした。


再び、ドライブ。高速90号を東へ移動。
この高速は、珍しく一部有料道路です。

さらに続きます、、、、。


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