11月下旬になって、ようやく雪がうっすらですが積もりました。気温は、マイナス-7℃。体感気温は-13℃です。オタワは世界で二番目に寒い首都とされていますが、湿気がないのでこの時期はあまり雪が降りません。今シーズン初めての積雪で、さっそくMajors Hill Parkへ。今日の一枚はコレ!
夜が明けると、あたり一面、雪でした。
ベランダも2-3センチくらいの雪でしょうか、真っ白になっています。
風邪気味ですが、ちょっと散歩。
気温が低いので、さらさらの粉雪です。すでに歩きやすいように、歩道は除雪されています。
Byward Market前もしっかりと除雪されていました。こういうところが雪国のいいところ、雪が積もっても特に不便は感じません。
売店では、メキシコ系の人が厚手のコートを売っていました。
ちょうと除雪の車が停まっていたので、撮影。
荷台に乗っている白いものは、雪ではありません。融雪をするための塩化カルシウムです。塩化カルシウムは、水と反応すると融解熱を発生し、その熱が雪や氷を溶かします。また塩化カルシウムが溶けた水溶液は、凍結温度が下がるため、0℃以下でも凍らなくなります。
では塩化カルシウムを製造しているのは、どこでしょうか?
これはあまり知られていないのではないでしょうか? 答えは、ガラス工場です。ガラスを製造する過程で、大量の塩化カルシウムが発生し処分に困っていたガラス製造業者は、これを融雪剤として利用することを思いつきました。厄介な塩化カルシウムの処分費用を、売り上げに変えたアイデアです。
寒い中、大変な芸だと思いますが、あまりお金は集まらないようです。
クリスマスリース屋さんは、すでに先週から出店していました。
直径50cmくらいのリースが15-20ドルくらいで売っています。
そしてついに、クリスマスツリー屋さんもオープンしました。場所はYork St.の駐車場の一角です。
高さ2mを超えるものから、60センチくらいの小さなものまで。もちろん全部、本物のモミの木です。
日本では、人工ツリーが一般的ですが、こちらではやはり本物のモミの木を使う家が多いです。
家にモミの木を飾ると、自然の独特の香りが部屋中に広がります。まだ売り始めたばかりなので、たくさんのツリーがありました。
アメリカ大使館の周りの歩道は、まだ除雪されていませんでした。警備が厳重なため、除雪車も杭に妨げられて歩道に入れないようです。
ちょうど歩道を除雪する作業者が、杭が下がるのを待っていました。前に大きな回転ブラシ、そして後ろに塩化カルシウムをばら撒く、かごのような機器がついています。
National Gallery of Canadaの前も、除雪はまだのようです。
車道を除雪する作業者が通り過ぎました。この車にも、塩化カルシウムをばら撒く機器が付いています。一晩で雪が数十センチ積もることもありますが、朝には除雪がきちんとされているので、歩行もドライブも快適です。
Majors Hill Parkの芝生は、雪に覆われていて真っ白でした。
これくらいの雪は、日常生活に何の支障もありません。お母さんとバギーに乗った赤ちゃんが散歩中。
空を見上げると、雲ひとつありません。
美しい光景です。
リドー運河もごらんのとおり、うっすら雪化粧です。
帰り道で、もう一軒、別の場所でクリスマスツリーを売っている売店を見つけました。これもYork St.上ですが、場所はHard Rock Cafeの前です。
このお店では、薪も売っています。
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